ART OF TACTIC T-60 ソビエト軽戦車 Zvezda (ズベズダ)

「T-60 ソビエト軽戦車 プラモデル (ズベズダ ART OF TACTIC  No.6258 )」です

●第2次世界大戦時におけるソ連軍の軽戦車「T-60」を1/100スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●水陸両用戦車から発展し、戦車不足から中戦車の代わりとして第一線に投入された軽戦車「T-60」を再現、小型の1人用砲塔を搭載しながらも傾斜装甲を多用した、独特のスタイルを再現した内容となっています

【 「T-60 軽戦車」について 】

●ソ連軍は、河川や湖、湿地帯が多いソビエト国内の事情を反映して、1920年代後半より水陸両用戦車の開発を始めます

●しかし、当時のソ連軍は十分な戦車技術を確立しておらず、イギリスから水陸両用戦車「カーデンロイド D-12」を輸入、これをコピーすることで「水陸両用戦車」を補います

●この「カーデンロイド D-12」をベースとした水陸両用戦車は、最初は小型でしたが、その後の改良により徐々に大型化、1939年に誕生した「T-40」になると水陸両用戦車の完成形へと到達します

●独ソ戦が開戦すると、ソ連軍はその緒戦で大部分の戦車戦力を喪失、「T-40」も生産性を重視して水陸両用機能を廃止した「T-40S」に生産が移行します

●続いて、「T-40」をベースとして、設計段階から水陸両用機能を省いた軽戦車「T-60」も登場し、生産コストの低さから大量に生産が行われました

●この「T-60」は、装甲の薄い2人乗りの小型戦車でしたが、戦車不足の折から、通常の戦車と同様に最前線に投入、多くの損害を出してしまいます

●しかし、「T-60」の犠牲は、ソ連軍に貴重な時間を与え、その後の反攻体制を整えることへと繋がったのでした

【 「T-60 ソビエト軽戦車」のキット内容について 】

●このソ連軍の軽戦車「T-60」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●1/100スケールのサイズに沿って、適度な強弱をつけたディテールで「T-60」を再現
　・ できるだけ一体成型化を進めてパーツ数を抑えながらも、実車のフォルムやディテール、そしてポイントをしっかりと捉えたキットとなっています

●「T-60」を構成するパーツは12点で、20分程度で組み立てを完了することが可能
　・ 気軽に戦車模型を楽しみたい人、塗装の練習を行ないたい人、もしくはコレクションとして数を揃えたい人などに最適なキットです
　・ AFVモデルは、実車の構造を反映して足周りを構成するパーツが多く、これを苦手にする人や、戦車模型初心者の人への入門キットとしてお薦めします

●接着剤不要のスナップキットとなっています


●「T-60」は、「砲塔」「車体」の2ブロックで構成しています

【 砲 塔 】
●砲塔は、「砲身」「防盾」を含めた一体成型のパーツで再現
　・ 「車長ハッチ」はモールドにて再現

【 車 体 】
●各パネルごとに分割したパーツ構成で車体形状を再現、表面のリベット、ハッチなどのディテールを軽戦車らしさを反映した繊細なモールドで再現しています

●車体は、内部の桁のパーツに外面パネルを貼り付けて作製します
　・ 「フェンダー」は別パーツ化しています
　・ 足周りのパーツは「転輪」「履帯」を一体成型化して再現
　・ 「履帯」は、スケールに沿ってディテールを省略していますが、裏側のセンターガイドをクッキリとしたモールドで再現しています


●「ART OF TACTIC（ウォーゲーム）」時に使用する旗のパーツが付属しています

●「T60 ソビエト軽戦車」の完成時のサイズ
　・ 全長 ： 4.1cm

【 「T-60 ソビエト軽戦車」のパッケージ内容 】

　・ T-60 軽戦車 ×1
　・ 旗 ×1


●2016年 完全新金型


------------------------------------------------------

【 「ズベズダ ART OF TACTIC」シリーズについて 】

●同社が展開する第2大戦のボードゲーム（ウォーゲーム）「ART OF TACTIC」の駒（ユニット）として開発されたシリーズ
　・ スケールモデル専門メーカーとして様々なキットを開発してきたズベズダ社のノウハウを、小さな「駒」にギュっと凝縮、パーツ数を抑えた手軽に作れるスケールモデルとしてプラモデルの楽しみを味わう事ができます
　・ ボードゲームの駒として利用されることを前提としているため、戦車や歩兵、飛行機などでスケールが一貫していないから利用価値がないと思うのは大間違い、シンプルなパーツ構成でありながらミニスケールモデルとしての完成度は十二分にあり、難しく複雑に考えることばかりがスケールモデルじゃないと、手にしたとき目から鱗が落ちる思いで気がつくことでしょう
　・ また、パーツ数を抑えながらも、実車のポイントをしっかりと押さえ、強弱を付けたモールドは立体感あるディテール再現に反映されており、約4cmという小さなサイズの「T-60」を手にした時、ミニスケールモデルの様々な楽しみ方を連想させてくれるキットと言えるでしょう