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「日本海軍 給糧艦 伊良湖 最終時 エッチング・木製甲板 付属 プラモデル (ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ No.SPW075DX )」です●太平洋戦争時における日本海軍の「給糧艦 伊良湖」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●日本海軍の2隻目の給糧艦として太平洋戦争開戦直前に竣工した「給糧艦 伊良湖」を再現、商船を設計ベースに据え、前後にマストと高角砲を配置した、軍艦らしからぬシルエットを再現した内容になっています。 ●対空兵装を増強した1944年の最終時の姿を再現しています ◆同社「日本海軍 給糧艦 伊良湖 最終時」に「日本海軍 給糧艦 伊良湖用 (木製甲板付)」をそのままセットしたスペシャルバージョンになります。 ・ 1/700スケールのプラスチック製パーツでは再現しにくい箇所をエッチングで再現、またキットパーツに合わせてあらかじめカット加工された木製甲板パーツもセットされ、このワンパッケージで「給糧艦 伊良湖」にフルディテールアップすることが可能な内容になっています。 日本海軍 給糧艦 伊良湖 最終時 エッチング・木製甲板 付属 (ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ SPW075DX) パッケージ内容■ 給糧艦 伊良湖 ・ 給糧艦 伊良湖 (最終時) ×1 ・ デカールシート ×1 ・ ディスプレイスタンド ×1 ・ 組立説明書 ×1 ・ 塗装・マーキングガイド ×1 ■ エッチング・木製甲板 ・ エッチングシート (真鍮製) ×1 ・ 木甲板シート ×2 ・ 取付説明書 日本海軍 給糧艦 伊良湖 最終時 エッチング・木製甲板 付属 (ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ SPW075DX) プラモデルの内容●日本海軍の給糧艦「伊良湖」を再現したプラスチックモデル組立キットです。 ●ピットロード社が長年培ってきた小型艦を中心とした艦船モデル技術を反映させ、給糧艦「伊良湖」を再現、同社らしいメリハリのあるシャープなモールドと造型で、「伊良湖」独特のフォルムとディテールを再現した内容になっています。 ●給糧艦「伊良湖」は1944年に対空兵装を増強しており、本キットではその対空兵装増強時の姿(最終時)を再現しています。 ・ 舷外電路を装備した最終時の姿を再現するため、船体パーツは「日本海軍 給糧艦 伊良湖 就役時」と異なるパーツをセットしています。 ●艦体喫水線以下も再現したフルハルモデルと、喫水線から上の部分を再現した洋上モデルとを選択することができます ■ 給糧艦 伊良湖 全体構造 ●「伊良湖」は、「船体」「上甲板」「シェルター甲板」「艦橋などの上部構造物」「高角砲などの艤装類」のをそれぞれブロック化して分割した構成になっています。 ●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、シェルター甲板と艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます。 ●船体部は、喫水線のラインで上下に分割しています。 ・ 船体上部は左右に分割したパーツで再現、シェルター甲板の支柱部分を一体化して再現しています。 ・ 船体上部の底部はフラットな形状となっており、船底パーツの取り付けを選択することで、フルハルモデルと洋上モデルとを作り分けることができます。 ・ 船体には、「舷窓」「ホースパイプ」「塵捨て管」「舷外電路」などのディテールをモールドで再現、鋼板の継ぎ目を凹ラインのモールドで再現しています。 ・ フルハルモデル用の「ビルジキール」、「スクリュー」(×2)、「舵」(×1)などを別パーツ化して再現しています。 ●上甲板部は、船首楼甲板と上甲板の2パーツで構成。 ・ 甲板には「木甲板表現」のほか、「船倉ハッチ」「上部構造物の一部」「ボラード」「ボート架台」「ウインチ」「リール」などのディテールをメリハリある凹凸を交えたモールドで再現しています。 ●シェルター甲板は2層のパーツで再現。 ・ 甲板表面には「木甲板表現」の他、「ボート架台」「船倉ハッチ」「機銃ブルワーク」などのディテールを繊細な凹凸あるモールドで再現しています。 ■ 給糧艦 伊良湖 の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています ■ 艦橋 ●艦橋は2層のパーツで再現、艦橋前面はシェルターデッキ前面パネルに一体成型化して再現しています。 ●「艦橋窓枠」は、窓ガラスの部分を一段凹んだ状態で再現し、立体感を演出しています。 ●艦橋下部の「扉」「窓」などは繊細なモールドで再現しています。 ●艦橋に装備する、「25mm連装機銃」(×2)、「測距儀」(×1)、「探照灯」(×1)などを別パーツ化して再現。 ■ 煙突 ●煙突は左右に分割したパーツ構成、煙突トップは別パーツ化しています。 ■ マスト ●メインマストは前後に分割したパーツ構成、フラットは別パーツ化して再現しています。 ●前後のマストは、上下に分割したパーツ構成になっています。 ■ クレーン ●クレーンは、基部とアーム部を分割して再現、クレーン基部は左右に分割したパーツになっています。 ●クレーン基部にはトラス状の形状をモールド化して再現しています。 ■ 対空兵装 ●高角砲 : 「12cm連装高角砲」 ×2 ・ 砲身は連装状に一体成化したパーツ、シールドは別パーツ化した2パーツで再現。 ・ 高角砲の「ブルワーク」も別パーツ化して再現しています。 ●対空機銃 : 「25mm 3連装機銃」 ×2、「25mm連装機銃」 ×2 ・ 各機銃は、銃身と銃架の2パーツに分割して再現しています。 ■ 艦載艇 ・ 9m内火艇 ×1 ・ 12m糧食配給艇 ×3 ・ 6m真水配給艇 ×1 ・ 9mカッター ×3 ・ 8m通船 ×2 ・ 6m通船 ×2 ■ その他艤装 ・ 錨 ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 通気筒 ・ 方位測定器 などを個別に別パーツ化して再現しています。 日本海軍 給糧艦 伊良湖 最終時 エッチング・木製甲板 付属 (ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ SPW075DX) ディテールアップパーツの内容●「給糧艦 伊良湖」用の手摺り、ラッタル、クレーン、舷外電路など、プラスチックパーツでは再現が難しい船体上の細かなディテール類を表現したエッチングパーツと、上甲板やシェルター甲板の木甲板部を再現した木甲板シートをセットしたディテールアップセット、「給糧艦 伊羅湖」のキットにこれらのパーツを付加することで、密度感を増した解像度の高いディテールを施すことが可能なパーツセットになっています。 ■ エッチング ●エッチングで再現しているディテールアップパーツの内容は ・ 船体や上部構造物の手摺り (脚無しタイプ、一部弛み表現付き) ・ 錨見台 ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 舷外電路 ・ アンカーチェーン ・ アンカーチェーン導板 ・ 昇降口 ・ ラッタル ・ リール ・ 梯子 ・ 防水扉 ・ ダビッド ・ マストのクロスツリー ・ 方位測定器 ・ 主砲のシールド ・ 煙突の雨水カバー金網 ・ 煙突の整風板 ・ 煙突の手摺り兼足掛け ・ ボート架台 ・ ボートダビッド ・ 上部構造物の各デッキの側面 ・ クレーン本体 ・ クレーンのアーム部 ・ クレーンの滑車及びワイヤー など、となっています ■ 木製甲板 ●「給糧艦 伊良湖」の木甲板部を再現した木甲板シートが付属しています。 ・ レーザーカッターで表面を加工して木製甲板のラインを再現、不規則な木調で着色した木甲板シートで、塗装では表現の難しい細かなラインの入った木甲板の模様をリアルに再現することが可能です。 ・ 「木甲板シート」は極薄仕上げで糊付き、裏紙を剥がせばそのまま「給糧艦 伊良湖」のパーツへと貼り付けることができます ・ 「木甲板シート」は、キットのパーツに合わせた5枚のシートで構成、ボラードやボート架台などの甲板上の凸モールドに合わせてあらかじめカッティング加工されています。 ●エッチング及び木製甲板パーツは「日本海軍 給糧艦 伊良湖 就役時」のキットにも使用することができます。 ■ 給糧艦 伊良湖 のディスプレイ ●完成後に見栄え良く飾ることができるディスプレイ台をセット、完成した「給糧艦 伊良湖」をそのまま載せてディスプレイすることができます。 ・ 飾り台はプラスチック製のパーツ、横長の台座部分に大きく広がった凹型の飾り脚2本を取り付けるパーツ構成になっています。 日本海軍 給糧艦 伊良湖 最終時 エッチング・木製甲板 付属 (ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ SPW075DX) 塗装とマーキング●カラープリントの「塗装・マーキングガイド」が付属。 ・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー/水性ホビーカラー)。 ●上記マーキング例に応じたデカールが付属しています。 ・ 艦尾旗竿に掲げる軍艦旗、艦首旗竿に掲げられる日章旗、艦名表示をデカールシートにプリントしています。 日本海軍 給糧艦 伊良湖 最終時 エッチング・木製甲板 付属 (ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ SPW075DX) 製品仕様●プラスチックモデル組立キット ・ 各パーツ類はランナー状に成型していますので、パーツを切り離すのに「ニッパー」などの切断工具が必要になります(別売り)。 ・ パーツの固定には「プラモデル用接着剤」などの接着剤をご利用下さい(別売り)。 ●製品素材 : PS ●パーツ成型色 : ライトグレー ●対象年齢 15歳以上 (ピットロード基準) ●「給糧艦 伊良湖 最終時」完成時のサイズ ・ 全長 : 217mm ●日本製 ●2021年 シリーズ再編、価格改定 ●2013年 完全新金型 日本海軍 給糧艦 伊良湖 について●日本海軍は、第1次世界大戦後にその活動域を太平洋に定め、大規模な増艦計画「八八艦隊」を推し進めます。 ●この「八八艦隊」構想は当時の日本の国力を無視したものでしたが、その後の「ワシントン軍縮会議」により主力艦の建造は中止になるも、補助艦艇は計画のまま建造を進め、日本海軍初の「給糧艦 間宮」が1924年に竣工しました。 ●給糧艦とは、動く食料製造工場とも言うべき艦で、「間宮」では18000人が3週間生活できるだけの食料を積載できる他に、食肉加工やアイスクリームを製造する設備も備えていました。 ●また「間宮」が製造する「羊羹」は日本海軍将兵からの人気が高く、長期間外洋で行動を行う艦船の乗組員にとって特別な存在となりました。 ●その後、日本海軍の規模が徐々に拡大するようになると艦隊に随伴できる給糧艦が「間宮」1隻では不足気味になり、さらに日米開戦が現実味を帯びてくると、広大な太平洋での活動を支えるための給糧艦が「間宮」一隻では足りないことは明らかでした。 ●そこで、日本海軍は1938年に新たな給糧艦の建造を決定、「間宮」よりも一回り小振な「給糧艦 伊良湖」の建造を開始します。 ●「伊良湖」は、肉や野菜専用の冷蔵庫、貯糧庫、味噌庫、冷凍庫に製氷設備を有するだけでなく、艦内には「最中」「羊羹」などの菓子・甘味に加え、「ラムネ」や「アイスクリーム」「豆腐」「コンニャク」を製造可能な設備を備えていました。 ●さらに、洗濯、アイロン室も備えており、艦隊の生活を支えるための機能も併せ持っていました。 ●「伊良湖」は当初はディーゼルエンジンを搭載する予定でしたが、将来の重油不足を見越して石炭を使用するボイラー方式へと変更、このため「間宮」と比べ煙突が高くなっているのが特徴です。 ●「伊良湖」は1941年12月に竣工、以後、給糧艦としての能力から「間宮」と同様に将兵から絶大な人気を獲得、将兵の士気の維持に大きく貢献することになります。 ●1942年1月、「伊良湖」は南方へと進出し、食料の補給任務に従事、特に日米の戦いの焦点がソロモン海域へと移った後は、南方の拠点トラック島と内地との往復を繰り返します。 ●戦争中期以降、アメリカ潜水艦が跳梁する中でも「伊良湖」の食料輸送任務は続きましたが、1944年1月、トラック島沖においてアメリカ潜水艦の攻撃によって魚雷を被雷、僚艦の救援により沈没は免れることができました。 ●1944年8月、内地において修理を完了した「伊良湖」はフィリピン方面へ出港し、マニラに到着しました。 ●1944年9月、「伊良湖」はマニラにおいて空襲を受けて損傷、西方のコロン湾に退避します。 ●しかし、コロン湾に退避した「伊良湖」は再びアメリカ軍の艦載機による空襲を受けて大破、着底してしまいます。 ●アメリカ軍の制空圏下における「伊良湖」の復旧は絶望的であり、艦を放棄することを決定、「伊良湖」はその生涯を閉じたのでした。
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