「日本海軍 特型駆逐艦 磯波 プラモデル (ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ No.SPW048 )」です●日本海軍の特型駆逐艦の9番艦「磯波」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●ピットロード社製「日本海軍 特型駆逐艦 1型 吹雪」に、同社「新WW2 日本海軍艦船装備セット (7)」をセットしたスペシャルバージョンです ・ 「新WW2 日本海軍艦船装備セット (7)」は、吹雪型駆逐艦(特1~3型)にターゲットを絞った装備セットで、主砲、魚雷発射管、機銃、カッター類、電探などを新金型で再現しています ●「磯波」の同型艦となる「薄雲」「白雲」「浦波」の艦名表示のデカールも付属、選択して作製することができます 【 「日本海軍 特型駆逐艦 磯波」のキット内容について 】●特型駆逐艦の9番艦「磯波(特1型)」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●ピットロード社が長年培ってきた小艦艇を中心とした艦船モデルの造型技術を反映して、駆逐艦「磯波」をシャープかつ表情豊かに再現、新金型で造形した「新WW2 日本海軍艦船装備セット (7)」のパーツに置き換えることで、より細かなディテールが表現可能な内容となっています ・ 組立説明書内には「磯波」の船体へ「新パーツ」を取り付ける指示が記載されています ●船体中央の機銃座に「13mm連装機銃」を装備した、駆逐艦「磯波」の太平洋戦争開戦時の姿を再現しています ●艦体喫水線までを再現した洋上モデルと、喫水線以下の部分も再現したフルハルモデルとを選択して組立てる事が可能です ●「磯波」は、「船体」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「主砲などの艤装類」の各ブロックごとに分割した構成となっています ●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、構造物と艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます ●船体は、喫水線のラインで上下に分割したパーツ構成となっています ・ 船体には、「舷窓」などのディテールを凹凸あるモールドで再現 ・ 船体の鋼板継ぎ目を繊細なラインで再現しています ・ 船体には、 洋上モデル用の平らな状態の船底部分を一体成型化しており、フルハルモデルとして製作する場合には、船体下部に船底パーツを取り付けます ・ フルハルモデル用の、「ビルジキール」(×2)、「舵」(×1)、「推進軸」(×2)、「プロペラ(スクリュー)」(×2)を別パーツ化しています ●上甲板は、船首楼甲板と後部甲板との2パーツで構成 ・ 甲板上には、中央構造物、後部構造物、主砲塔台座、魚雷発射管台座などの基本構造の他、「リノリウム押さえ」「滑り止め」「魚雷運搬用軌条」「ボラード」「アンカーチェーン」などのディテールをモールドで再現しています 「磯波」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています ●艦橋 ・ 艦橋の主要部分は上下に分割したブロックで構成、上部は2層のパーツ、下部は各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します ・ 艦橋トップの「測距儀」は別パーツ化して再現しています ・ 「艦橋窓枠」は、窓の部分を一段凹んだ状態で再現し、立体感を演出しています ・ 艦橋下部の「窓」「扉」などのディテールは繊細な凹凸あるモールドで再現 ●メインマスト、後檣 ・ メインマストは三脚檣型、後檣は単檣型で、メインマストは前後に分割したパーツ、後檣は一体成型となったパーツで再現しています ・メインマストの「見張台」は別パーツ化 ●第1煙突・第2煙突 ・ 煙突は左右に分割したパーツで構成で、トップ部は別パーツ化して再現しています ・ 「蒸気捨管」「缶通風筒」は煙突パーツとは別パーツ化して再現しています ●探照灯台 ・ 「探照灯台」はブルワーク部と台座部分とに分割したパーツで再現、台座の支柱は別パーツとなっています ・ 「探照灯台」に装備する、「90cm探照灯」(×1)、「方位測定器」(×1)を別パーツ化 ●機銃座 ・ 艦中央部の機銃用のスポンソンは一体成型のパーツで再現 ・ 機銃座に装備する、「13mm連装機銃」(×2)を別パーツ化しています ●後部構造物 ・ 後部構造物は、甲板に一体成型化した下層と上部甲板とで構成され、左舷側の支柱は別パーツ化しています ●主砲塔部 「50口径 3年式 12.7cm連装砲 A型」 ×3 ・ 砲塔は本体部分と砲身部分とに分割したパーツ構成、砲身部は1本ずつ独立したパーツで再現しています ・ 砲身パーツには防水カバーを彫刻で再現 ・ 砲塔本体部分はスライド金型を使用して「フレーム」「窓」「通風孔」「照準口」などのディテールを細かく再現しています ●3連装魚雷発射管 「12年式 61cm 3連装魚雷発射管」 ×3 ・ 魚雷発射管は、発射管本体とシールドの2パーツで構成、シールドは装着の有無を選択できます ・ 魚雷本体は別パーツ化して再現、3本を連ねた一体成型のパーツで再現 ・ シールド部にはスライド金型を使用して「フレーム」「窓」「通風孔」「手摺り兼足掛け」などのディテールを細かく再現しています ●対空機銃 「13mm連装機銃」 ×2 ・ 機銃は一体成型のパーツで再現しています ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 7.5m内火艇 ×1 ・ 6.5m内火艇 ×1 ・ 7mカッター ×2 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 錨 ・ ダビット ・ 艦尾、艦首旗竿 ・ スキッドビーム などをセットしています ●付属の新装備セット主要パーツ内容 (「新WW2 日本海軍艦船装備セット (7)」) ・ 3年式 12.7cm連装砲 A型 ×4 ・ 3年式 12.7cm連装砲 B型改 ×4 ・ 92式(留式) 7.7mm単装機銃 ×2 ・ 93式 13mm単装機銃 ×6 ・ 96式 25mm 3連装機銃 ×4 ・ 96式 25mm 連装機銃 ×2 ・ 96式 25mm 単装機銃 ×8 ・ 12年式 3連装発射管 ×4 ・ 81式 爆雷投射機 ×4 ・ 3式1号 電波探信儀 3型 (13号電探) ×2 ・ 仮称2号 電波探信儀 2型 (22号電探) ×2 ・ 方位測定儀(ループアンテナ) ×2 ・ 2m測距儀 ×2 ・ 30cm 信号灯 ×2 ・ 90cm探照灯 ×2 ・ ラジアル型 ボートダビット ×4 ・ ラフィング型 ボートダビット ×4 ・ 汎用ダビット ×4 ・ 7.5m内火艇 ×2 ・ 7mカッター ×2 ・ 6.5m内火艇 ×2 ・ 6m通船 ×2 ・ アンカー ×2 ・ 弾薬箱(大) ×4 ・ 弾薬箱(小) ×4 などが含まれています ●フルハルモデル用のディスプレイスタンドが付属しています ●艦尾の軍艦旗、艦首の日章旗、駆逐隊番号、煙突の白線、舷側部の艦名表示(「イソナミ」「ウスグモ」「シラクモ」「ウラナミ」)などを再現したデカールが付属 【 「日本海軍 特型駆逐艦 磯波」のパッケージ内容 】・ 駆逐艦 磯波 (「薄雲」「白雲」「浦波」も製作可能) ×1 ・ 「新WW2 日本海軍艦船装備セット (7)」 ×1 ・ デカールシート ×1 ・ ディスプレイスタンド ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ●スポット生産品 【 「特型駆逐艦」について 】●元来、魚雷を主武装とする小型艦を「水雷艇」と呼び、その「水雷艇」を砲火力で「駆逐」する役割を持ったのが「駆逐艦」です ●小型の「水雷艇」では航海能力に劣り、搭載する魚雷の本数も少なかったので、魚雷を装備した「水雷駆逐艦」が「水雷艇」に取って代わることとなり、以後、この「水雷駆逐艦」という形式が「駆逐艦」の標準スタイルとして定着しました ●日本海軍の駆逐艦は、当初は排水量300tクラスの小型艦として建造が行われましたが、このような小型艦は航洋性に欠けるために、第1次世界大戦時からその大戦後にかけて1000tのクラスである1等駆逐艦と、800tクラスの2等駆逐艦と種別を分けて建造することになります ●この1等駆逐艦は、将来の対米開戦をにらみ徐々に大型化、1300tクラスの「神風型」に続いて若干大型化した「睦月型」を建造、そして1928年に誕生したのが1600tクラスの「特型駆逐艦」(第1番艦の名称から「吹雪型駆逐艦」とも言われます)です ●この「特型駆逐艦」は、従来の1等駆逐艦の排水量が1000tクラスだったのに対し、1.5倍程の1680tの排水量を有し、武装も「12.7cm 連装砲」を3基、「3連装魚雷発射管」を3基と、従来の駆逐艦の倍以上の火力を装備した極めて強力な艦でした ●この「特型駆逐艦」は、1932年までに24隻を建造、この艦の就役により日本海軍の水雷戦隊の攻撃力は飛躍的に向上し、後に建造される日本駆逐艦の基本的スタイルを確立した艦となりました ・ ただし、この「特型駆逐艦」の建造以後は軍縮条約による制限を受け駆逐艦は小型化を余儀なくされ、それにも関わらず「特型駆逐艦」と同等な攻撃力を装備することを目指していました ●「特型駆逐艦」は、「陽炎型」や「夕雲型」などの新鋭駆逐艦が誕生すると、太平洋戦争開戦時には旧式化しつつありましたが、常にその姿は最前線にあって活躍、その分損失艦も多く、24隻の中で生き延びたのは「潮」と「響」の2艦のみでした ●なお、「特型駆逐艦」は、主砲のタイプや、艦橋、煙突の変化により「1型」「2型」「3型」と大別されており(他に「改1型」「2型A」があります)、4番艦「深雪」は基本となる「1型」の4番艦となります ・ 「1型」は幅の狭い「3年式 12.7cm連装砲 A型」を装備しているのが最大の特徴で、艦橋構造物は後の「2型」よりも小型になっています 【 「駆逐艦 磯波」について 】●駆逐艦「磯波」は、特型駆逐艦の9番艦として1928年6月に竣工しました ●「日中戦争」が開戦すると、「磯波」は中国沿岸部へと進出して各上陸作戦を支援しました ●「太平洋戦争」の開戦後、「磯波」は南方方面の攻略作戦の支援任務に従事、1942年6月の「ミッドウェー海戦」では主力部隊の護衛として参加しました ●その後の日米のソロモン海域での戦闘や輸送任務にも参加しましたが、「磯波」は無事に生還し、日本軍がガダルカナル島から撤退するとニューギニア方面の輸送任務や護衛任務に従事しています ●1943年4月、アンボン島への輸送船団を護衛中にアメリカ潜水艦の攻撃を受け、魚雷を被雷、その生涯を閉じています
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