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「日本海軍 睦月型駆逐艦 如月 プラモデル (ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ No.SPW041 )」です●太平洋戦争時における日本海軍の駆逐艦「睦月型」の2番艦「如月」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●イギリス海軍の駆逐艦の模倣から脱却し、艦隊型駆逐艦「峯風型」の最終発展型となる「睦月型」の2番艦「如月を再現、艦橋前に一段凹んだウェルデッキを備え、艦首形状を「ダブルカーブ・バウ」にした独特の姿を再現した内容となっています ●「如月」の同型艦となる「睦月」「弥生」「菊月」の艦名表示のデカールも付属、選択して作製することができます ●ピットロード社製「日本海軍 睦月型駆逐艦 睦月」をベースとしたパッケージ替えバリエーションキットとなります ・ フルハルモデル用の船底パーツ、ディスプレイスタンド、特殊潜航艇「甲標的」が付属 ・ フルハルモデルと洋上モデルとを選択できるコンバーチブルキットです 【 「日本海軍 睦月型駆逐艦 如月」のキット内容について 】●日本海軍の駆逐艦「睦月型」の2番艦「如月」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●ピットロード社が長年培ってきた小型艦を中心とした艦船モデル技術を反映させて駆逐艦「如月」を再現、「峯風型」を受け継いだ独特の船体形状、改修型の「睦月型」の特徴となる円形の艦橋や「ダブルカーブ・バウ」など、全体のシルエットを捉えながら、同社らしいシャープでメリハリのある彫刻で駆逐艦「如月」のディテールを再現した内容となっています ●「睦月型」は、1930年代後半に艦橋部分を変更するなどの性能改善工事が行われており、キットでは1930年工事後の姿を再現しています ●喫水線以下の部分も再現したフルハルモデルと、喫水線までを再現した洋上モデルとを選択して作製することができます ●「如月」の同型艦となる「睦月」「弥生」「菊月」の艦名表記を再現したデカールが付属、4艦を選択して作製することができます ・ この表示は、太平洋戦争時には秘匿のために消されていました ・ 「如月」は、1930年代後半から太平洋戦争開戦時の姿を再現、「睦月」「弥生」「菊月」の各年代の状態を再現するための、「機銃」「機銃座」「電探」などのパーツが付属しています ●「如月」は、「船体」「上甲板」「艦橋などの構造物」「主砲を含めた艤装類」の各ブロックに分割した構成となっています ●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、構造物と艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます ●船体は、上甲板と船体部とを一体成型化したパーツで再現、船首楼甲板部分は別パーツ化しています ・ 船体側面の舷窓をモールドで再現 ・ 船底部は、 洋上モデルとしての船体下を塞ぐ平らな船底パーツと、フルハルモデル用の船底を再現したパーツの2種をセット、作製したい状態に合わせて選択して使用します ・ フルハルモデル用のビルジキール、推進軸(2軸)、スクリュー、舵を別パーツ化して再現しています ●甲板上には、煙突基部、主砲台座、などの基本構造の他、リノリウム押さえ、滑り止め、魚雷運搬用レール、ボラード、アンカーチェーン、爆雷投下軌条などのディテールをモールドで再現しています 「如月」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています ●艦橋 ・ 「艦橋」は3層で構成、トップの「2m測距儀」は別パーツとなっています ・ 「艦橋窓枠」は、窓の部分を一段凹んだ状態で再現、立体感を演出しています ・ 「艦橋」に装備する、「25mm単装機銃」(×2)を別パーツ化 ●メインマスト、後檣 ・ 「メインマスト」と「後檣」は単檣型となっており、それぞれ一体成型のパーツで再現 ● 第1煙突・第2煙突 ・ 「煙突」の本体部分は左右に分割したパーツで再現、トップ部は別パーツ化しています ・ 「副管」は別パーツ化して再現 ●魚雷格納庫 ・ 両舷の「魚雷格納庫」はそれぞれ一体成型のパーツで再現 ●中央構造物 ・ 前後の「中央構造物」は左右に分割したパーツで再現、天板部分は別パーツです ・ 前方の両舷部の支柱を別パーツ化 ・ 「中央構造物」に装備する、「45口径 3年式 12cm単装砲」(×1)、「探照灯」(×1)、「方位測定器」(×1)を別パーツ化 ●後部構造物 ・ 「後部構造物」は左右に分割したパーツで再現、天板部分は別パーツとなっています ・ 両舷部の前後の支柱を別パーツ化 ・ 4番砲を機銃へと変更した状態とすることもできます(機銃座は1パーツで再現) ・ 後部構造物に装備する、「45口径 3年式 12cm単装砲」(×2)、「25mm連装機銃」もしくは「25mm3連装機銃」(×各2)(選択パーツ)を別パーツ化して再現 ●主砲塔部 「45口径 3年式 12cm単装砲 (G砲)」 ×4 ・ 砲塔は砲身及び砲架と、シールド部との2パーツで構成 ●魚雷発射管 「12年式 61cm 3連装魚雷発射管」 ×2 ・ 魚雷発射管は一体成型のパーツで再現 ●対空機銃 「25mm3連装機銃」 ×3もしくは「25mm連装機銃」×3、「25mm単装機銃」 ×2、「7.7mm単装機銃」 ×2 ・ 連装及び3連装機銃は、連装状もしくは3連装状に一体成型となった銃身部と機銃架の2パーツで構成 ・ 単装機銃は一体成型のパーツで再現 ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 7mカッター ×2 ・ 7.5m内火艇 ×1 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 錨 ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ リール ・ 爆雷用ダビット ・ 爆雷発射機 などをセットしています ●フルハルモデル用のディスプレイスタンドが付属しています ●艦尾の軍艦旗、艦首の日章旗、駆逐隊番号、煙突の白線、舷側部の艦名表示(「睦月」「如月」「弥生」「菊月」)などを再現したデカールが付属 【 甲標的 】 ●特殊潜航艇「甲標的」(×1)が付属しています ・ 「甲標的」は左右に分割したパーツで再現、プロペラガードは別パーツ化しています ・ 「甲標的」用のディスプレイスタンドが付属 【 「日本海軍 睦月型駆逐艦 如月」のパッケージ内容 】・ 駆逐艦 如月 ×1 (同型艦「睦月」「弥生」「菊月」を製作可能) ・ ディスプレイスタンド ×1 ・ 特殊潜航艇 甲標的 ×1 ・ 甲標的用ディスプレイスタンド ×1 ・ デカールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ●2015年 スポット生産品 【 「駆逐艦 睦月型」について 】●日本海軍では永らくイギリス海軍の駆逐艦を模倣した駆逐艦を建造、整備していましたが、1920年に日本独自に設計した駆逐艦として「峯風型」を設計・建造します ●この「峯風型」は、従来の駆逐艦と比べて重武装、高速性を備え、さらに日本海軍は次なる活動の地を太平洋と捉えた上で、航続距離の長い艦隊型駆逐艦として設計されました ●この「峯風型」は日本海軍の駆逐艦のスタンダードとなり、この設計をベースに小改造型の「神風型」、小型化した2等駆逐艦「樅型」「若竹型」を建造します ●駆逐艦「睦月型」は、この「峯風型」の拡大型で、「峯風型」が排水量1200tクラスなのに対して「睦月型」では1300tへと増加しています ・ 「睦月型」の最大の特徴は、魚雷兵装を増強したことで、従来の「連装式魚雷発射管」2基から「3連装魚雷発射管」2基へと強化、魚雷発射管自体も「53cm」型から「61cm」型へと大型化しています ・ これにより、「睦月型」の雷撃力は大幅に向上、61cm型の魚雷発射管には新兵器「酸素魚雷」も装填することができ、このことは太平洋戦争において「睦月型」を第1線に投入する要因となっています ●しかし、この「睦月型」を建造している時期に日本海軍は画期的な駆逐艦「特型」を開発、この「特型」は「睦月型」よりも砲撃力、雷撃力ともに1.5倍の能力を持ち、以後の駆逐艦はこの「特型」がベースとなります ●「睦月型」は、1926年から1927年にかけて12隻を竣工、上記のように「峯風型」のデザインを踏襲し、短めの船首楼と魚雷発射管部分が一段下がったウェルデッキ、艦首の形状が2段のカーブで形成される「ダブルカーブ・バウ」となっているのが外観上の特徴となります ●ところが、1934年に「友鶴事件」、1935年には「第4艦隊事件」が発生、これは日本海軍の艦艇が攻撃力を重視した結果、全般的にトップヘビーとなって波浪性が低下したことが原因であり、日本海軍は全ての艦艇の仕様を再検討し、改修が行われます ●「睦月型」は「第4艦隊事件」にその2隻が遭遇、艦橋部分が圧壊してしまい、この教訓により全艦が従来の角型の艦橋から、円形の金属屋根付きタイプへと変更しています ・ 他にも、魚雷発射管にはシールドを装備するようになりました ●太平洋戦争開戦後、「睦月型」は旧式艦ながらも最前線に投入、特にソロモン海域ではアメリカ艦隊との死闘を繰り広げ、5隻が戦没しています ・ もっとも、「睦月型」はガダルカナル島への輸送物資運搬用として使用される場合が多かったようです ●その後、残存艦は輸送船団の護衛任務に従事しますが、航空攻撃や潜水艦により次々と損害が発生、「睦月型」は太平洋戦争において全艦が失われています 【 「駆逐艦 如月」について 】●駆逐艦「如月」は「睦月型」の2番艦として1925年6月に竣工しました ●竣工後「如月」は、「第1次上海事変」や「第2次上海事変」の勃発により中国沿岸部に展開、主に空母機動部隊の直衛艦として従事します ●太平洋戦争開戦を受けて、日本海軍では西太平洋地域におけるアメリカ軍の拠点、「グアム島」と「ウェーク島」の攻略作戦を発動しました ●アメリカ軍はこの「グアム島」と「ウェーク島」に、日米関係の悪化から兵力の増強を行っており、攻略作戦に参加する日本海軍の戦力は十分とは言えない状態で作戦が始まります ●上陸部隊の護衛として作戦に参加していた駆逐艦「如月」は、「ウェーク島」に配備されていたアメリカ海兵隊の戦闘機「F4F」の攻撃を受けて機銃掃射の他に小型爆弾を1発被弾、これにより搭載魚雷が誘爆し、「如月」はその身を波間に消したのでした ●この第1次の「ウェーキ島攻略作戦」では他に駆逐艦「疾風」も戦没して作戦は中止、日本海軍は増援を行った上で再び攻略作戦を実施し、「ウェーク島」の占領に成功したのです
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