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「日本海軍 駆逐艦 初春 1941 プラモデル (アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.457 )」です●「日本海軍 駆逐艦 初春 1941」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット●「特型」に続く、帝国海軍の2番目の近代的駆逐艦である「初春型駆逐艦」のネームシップである「初春」を再現したキットで、1941年の太平洋戦争開戦時の状態が表現されています ●同社スーパーディテール版「日本海軍駆逐艦 初春 1941 (エッチングパーツ付)」に付属しているエッチングパーツを省いた通常製品版となります 【 駆逐艦「初春」について 】●1928年に竣工した「特型(吹雪型)」駆逐艦は、主力艦の保有制限が決められたワシントン軍縮会議により、制限外である駆逐艦に重武装を持たせる近代的な重武装艦として誕生しました ・ その前の駆逐艦は「睦月型」であり、艦形の変化から、その設計思想の違いが明確に分かります ●1930年のロンドン軍縮会議では駆逐艦を含む補助艦艇の保有制限も決められ、このために「特型」の次型の駆逐艦である「初春型」は、排水量が1700tの「特型」に対し、1400tと小型となりました ●しかし、当時の海軍は攻撃力の低下を嫌い、「特型」と同様な武装を搭載することを要求、更には魚雷に次発装填機能を持たすという、より強力な攻撃力を持たしました ●これにより、「初春型」は、小型の船体に「12.7cm連装砲」2基、「12.7cm単装砲」1基、3連装魚雷発射管3基を搭載、魚雷に次発装填装置を持つという武装が満載された艦形となりました ・ 小さなスペースに多くの武装を積むために単装砲と魚雷発射管1基は雛壇式に搭載されています ●また、艦橋もその武装に合わせて2段式となり、羅針艦橋の上に、射撃指揮所、発射指揮所などを持った艦橋が設けられました ●ところが、このように船体上部に武装を多く搭載したために重心が高くなってしまい、「初春」は公試試験の際に傾斜時の復元力不足が問題視され、急遽船体側面にバルジを増設して安定性を向上させました ●1934年3月、駆逐艦「友鶴」が演習中に転覆してしまうという「友鶴事件」が発生、これにより帝国海軍の攻撃力重視思想による復元力の不足が明白となり、海軍全体規模で艦の武装の見直しが行なわれました ●「初春型」の排水量に割合における重武装性は明らかで、竣工していた「初春」、「子日」は改装を受け、竣工に至っていない各艦もそれに準じた変更が行なわれました ●この改装により、艦橋が1段化、3番魚雷発射管は撤去、艦橋前の雛壇に装備されていた単装主砲塔は艦尾に移設され、全体の武装関係も低位置に変更されています ●これにより、艦の安定性が向上し、艦形も落ち着いたものとなりました ●太平洋戦争の開戦時、「初春」は第1水雷戦隊第21駆逐隊に所属、日本近海での対潜水艦任務に従事、1942年1月には、輸送船団護衛の任を受け、フィリピンのダバオに入港します ●しかし、ダバオからの出港後、軽巡洋艦「長良」と衝突、再びダバオに戻り応急修理が行なわれました ●1942年5月には北方部隊に編入され、アッツ攻略部隊作戦など千島方面で活動、10月にはキスカ島への輸送任務中に敵航空機の攻撃を受けて被弾、航行不能に陥り、舞鶴に曳航されて修理を受けることとなります ●修理後の1943年後半からは南方、そして千島方面への輸送任務などの護衛として行動、1944年10月にはレイテ島への逆上陸作戦の護衛として作戦を成功させます ●しかし、同月の「レイテ沖海戦」において連合艦隊はアメリカ軍に敗北、フィリピンの制海権を握ったアメリカ艦隊の空母機動部隊は、その大部隊を持って11月に日本軍の補給拠点であったマニラ湾を空襲します ●当時のマニラ湾には20隻程度の日本の艦艇及び商船が存在しており、この空襲により重巡「那智」を始めとする多数の艦艇が損害受け、「初春」も被弾して沈没し撃沈されてしまい、その一生を閉じました 【 「日本海軍 駆逐艦 初春 1941」のキット内容について 】●この「駆逐艦 初春」を再現したプラスチックモデル組み立てキットです ●シャープなモールドにより「初春」を再現、スッキリとした艦形となった改装後の姿が表現されています ●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです ●「初春」は、上甲板及び船体部の上下分割のパーツで構成されています ・ 艦体部は一体成型のパーツで構成され、喫水線部分までが再現されています ・ 側面の鋼板継ぎの部分が繊細なモールドで再現 ・ 艦体側部の舷窓が再現、上部の雨樋も表現されています ・ 舷外電路、塞がれた舷窓も彫刻されています ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、オモリとなるバラストも付属しています ●上甲板は船首楼甲板と後部甲板とに分割されています ・ 甲板上には、リノリウム押さえ、滑り止め、魚雷運搬用レール、リール、ボラード、アンカーチェーンなどがモールドで再現 ・ 主砲台座が甲板上に表現されています ●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「魚雷発射管」「煙突部」「中央構造物」「後部構造物」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「初春」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋の主要部分は、6パーツで構成、トップの方位盤、測距儀などは別パーツとなっています ・ 艦橋の窓の部分は、クリアーパーツです ・ 探照灯、方位測定器、は別パーツ化され、探照灯はクリアーパーツとなっています ・ 艦橋下部の舷窓、扉などのディテールがモールドで再現されています ●メインマスト、後檣 ・ メインマストと後檣は三脚檣型となっています ・ メインマストの見張り台も再現されています ● 第1煙突・第2煙突 ・ 煙突トップ部は別パーツ化され、本体部分は左右2分割式です ・ 蒸気捨管、缶通風筒、排気筒は別パーツ化されています ・ 煙突の梯子がモールドで再現 ●機銃台座 ・ 第2煙突前部の機銃台座は一体成型となっており、滑り止めパターンが彫刻されています ・ 「40mm単装機銃」 ×2 ●中央構造物 ・ 中央構造物は、予備魚雷格納庫、魚雷発射管台座などが一体成型されています ・ 側面の扉部分は別パーツとなっています ・ 探照灯台座は別パーツにて再現 ・ 「60cm探照灯」 ×1(クリアーパーツ) ●後部構造物 ・ 予備魚雷格納庫と魚雷発射管台座などが一体成型された本体に右側面パーツを取り付ける構成となっています ・ 側面パーツには舷窓、扉などがシャープに再現されています ・ 「3m測距儀」 ×1 ●主砲塔部「50口径3年式 12.7cm連装砲B型改2」 ×2、「50口径3年式 12.7cm単装砲A型(改装後タイプ)」 ×1 ・ 砲塔は本体部分と砲身部分との分割式で、砲身部分は1本ずつに分割成型されています ・ 砲塔本体部は、スライド式金型により側面の手摺り、窓などが再現されています ・ 砲身部分には防水カバーが表現 ●3連装魚雷発射管 「90式61cm3連装魚雷発射管」 ×3 ・ 魚雷発射管は、本体部分とシールド部分とに分割されています ・ シールド側面の扉、梯子などが再現されています ●爆雷投射器、爆雷装填台 ●前部・後部スキッドビーム ●内火艇、カッター及びボートダビッド(一部は「小型艇兵装セット」ランナー) ●各種ダビッド ●艦首、艦尾旗竿 ●錨(「小型艇兵装セット」ランナー) など ●艦名表記を再現したデカールが付属しています ●艦尾の海軍旗(直線タイプと、なびいているタイプの2種)再現したシールが付属 ●ウォーターラインシリーズ「小型艇兵装セット(No.518)」のランナー1枚分が付属しており、内火艇やボートダビッドなどの一部のパーツを使用します <セット内容> ・ 89式12.7cm連装高角砲 ×1 ・ 3年式12.7cm単装砲 ×1 ・ 3年式12.7cm連装砲B型 ×3 ・ 3年式12.7cm連装砲C/D型 ×3 ・ 14cm単装砲(潜水艦用) ×2 ・ 10cm高角砲(潜水艦用) ×2 ・ 8センチ高角砲 ×2 ・ 96式25mm3連装機銃 ×5 ・ 96式25mm連装機銃 ×3 ・ 92式4連装魚雷発射管 ×2 ・ 90式3連装魚雷発射管 ×2 ・ 12年式3連装魚雷発射管 ×3 ・ 70cm探照灯 ×1 ・ 94式爆雷投射器 ×2 ・ パラベーン ×2 ・ 10m特型運貨船 ×1 ・ 7m内火艇 ×2 ・ 7mカッター ×2 ・ 13号電探(A) ×1 ・ 13号電探(B) ×1 ・ 22号電探 ×1 ・ 方位探知機アンテナ ×1 ・ 2式水上戦闘機 ×1 ・ 零式小型水上偵察機 ×1 ・ 水上戦闘機 強風 ×1 ・ 特殊攻撃機 晴嵐 ×1 ・ ラジアルダビッド ×4 ・ クォートラントダビッド ×8 ・ アンカー(小) ×2 ・ 小煙突 ×1 ・ 水上偵察機など用の日の丸デカールが付属 ●2011年 通常版アイテム ・ 2010年発売の「初春型駆逐艦」の完全新金型版に準拠したバリエーションキット
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
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