ドイツ 2号戦車 (プラモデル)タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.009 スケール:1/35
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「ドイツ 2号戦車 プラモデル (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.009 )」です●「ドイツ 2号戦車」です●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の軽戦車「Sd.Kfz.121 2号戦車F型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット、アフリカ戦線の戦車兵1体と歩兵4体のフィギュアが付属した内容となっています ●ドイツ軍は、第1次大戦の休戦条約「ベルサイユ条約」により、戦車の保有を認められなくなりましたが、「ヒットラー」政権による条約破棄の再軍備化により戦車の開発計画が建てられます ●そこで考えられたのが4つの車種で、「1号戦車」は訓練用、「2号戦車」は偵察及び主力戦車の補助、「3号戦車」は主力戦車、「4号戦車」は支援用の戦車と体系的に区別されました ●「2号戦車」は、1935年10月に試作車が完成、この試作車は一定数生産され、各種テストが繰り返されました ●最初の量産型である「2号戦車 A型」は、1937年7月に生産が開始、改良(主な改良点は車内装備)が施された「B型」、「C型」が順次登場、「2号戦車」の「初期型」とされるこの「A~C型」は、1940年4月までに各型合計1088両が作られました ●「2号戦車」の「A~C型」は、「20mm戦車砲 KwK30」を装備、重量は8.9tで最高時速40km/hを発揮し、最大装甲厚は15mm程度でした ●「2号戦車 A~C型」は、主力戦車とされた「3号戦車」の生産の遅延に伴い、大戦初期においては実質的にドイツ戦車部隊の主力となり、「ポーランド戦」に参加、次いで「フランス戦」や「バルカン戦」などで活躍、当時の同車は戦車の性能としては非力さが否めませんでしたが、作戦の妙と、諸兵連合、そして通信能力の高さなどから、緒戦の勝利をもぎ取ったのでした ●ただし、「2号戦車」を始めとするドイツ戦車は装甲の脆弱さを露呈、対戦車砲などで多くが撃破され、「2号戦車」も前面を中心に20mmの追加装甲が付けられました ●「2号戦車」は1941年3月から発展型の「F型」が生産(「D型」、「E型」も作られましたが両車共に快速性を重視した別車体)、前面装甲は基本装甲と追加装甲分を合わせた厚みの1枚板となり、実質的には防御力が強化されています ●しかし、この頃には「2号戦車」の性能では完全に旧式化が目立ちましたが、これは戦車部隊の増設により主力戦車「3号戦車」、支援戦車「4号戦車」の車両数が足りず、これを補完するために採られた処置でした ●結局、「2号戦車 F型」は1942年12月までに524両が生産され、「3号戦車」、「4号戦車」の補助戦車として活用、北アフリカ戦や独ソ戦初期において活躍しました ●「2号戦車」は、「3号戦車」や「4号戦車」の生産の伸びに伴い、戦線から徐々に姿を消して行きますが、「マーダー 2」や「ヴェスペ」などの自走砲型への改造や、戦車部隊の偵察、連絡用車両、もしくは対パルチザンの後方部隊用として大戦終了時まで使用されています ●このドイツ軍「Sd.Kfz.121 2号戦車 F型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ・ パッケージ上の表記は「2号戦車 F/G型」となっており、砲塔後部の雑具箱(ゲベックカステン)の装着により「G型」となるような指示がありますが、これはキットの開発時に乏しい資料の元での判断であり、現在では雑具箱を装備した車両も「F型」とされ、「G型」は存在していないとされています ●この「ドイツ 2号戦車」は1971年製のものですが、タミヤらしいシャープなモールドが施され、溶接跡なども再現、基本形はしっかりと捉えられており、パーツ数は現在の戦車キットと比べて極めて少なく、気軽に「2号戦車」の姿を楽しむ事ができます ●また、工具などの小物類を他から流用するなど、ディテールアップを楽しむのも面白いでしょう ●砲塔部は上下2分割式となっており、これに防盾部分をはめ込むように取り付ける構成となっています ・ 側面のクラッペは別パーツ化されています ・ 砲身部分は完成後も上下可動式 ・ 車長キューポラの下部は砲塔パーツと一体成型され、これに別パーツとなっている上部パーツを取り付ける構成となっています ・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 砲塔部は左右旋回可能です ・ 砲塔後部の雑具箱は上下分割式です ●車体上部は、フェンダーも含めて一体成型され、これに戦闘室前面パネルを取り付ける構成となっています ・ 側後部のクラッペは別パーツ ・ アンテナケースは別パーツで、アンテナ基部も一体成型され、ケース内部にはアンテナがモールドされています ・ シャベル、ハンマー、ジャッキの工具類、予備転輪、前照灯、ノテックライトは別パーツにより再現しています ●車体下部は、後面パネルを除いてバスタブ式に一体成型されています ・ サスペンション部は車体下部に一体成型されており、立体的な造形となっています ・ 下部転輪、起動輪、誘導輪は、内蔵するポリキャップにより可動 ・ 履帯はラバー製のベルト式となっています ●アフリカ戦の戦車兵1体と同戦の歩兵4体の合計5体のフィギュアが付属しています ●戦車兵のフィギュアは、片手に双眼鏡を持ち、もう一方の手はキューポラ上部に手を置いているポーズです ・ 「熱帯野戦服」に半ズボン、熱帯ブーツを履いた姿となっています ●歩兵のフィギュアは、指揮官の号令一過、前進するシーンが表現されています ・ 通常のヘルメット以外に2個の熱帯ヘルメットが付属、選択して使用できます ●歩兵の各フィギュアは ・ 指揮官のフィギュアは片手を上げて号令を下しているポーズ ・ 両手で「MP-40」サブマシンガンを持ち、両足を開いて立っているポーズ ・ 片手に「MG-34」機関銃、片手に弾薬箱を持って駈けているポーズ ・ 両腕で「モーゼル Kar98k」ライフルを持ち、駈けているポーズとなっています ●マーキングは、5種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 第18戦車師団(ジャーマングレー単色塗装) ・ 第3戦車師団(ダークイエローとレッドブラウンの2色迷彩) ・ 第15戦車師団(ダークイエロー単色塗装) ・ 第21戦車師団(ダークイエローとダークグリーンの2色迷彩) ・ 第6戦車師団(ジャーマングレー単色塗装) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊記号、車体番号、アフリカ軍団マークを再現したデカールが付属しています ●1971年製キット ------------------------------------- ●ワンポイント ・ キットはタミヤのMMシリーズ初期のものであり、ディテール表現に少々時代を感じさせますが、前述の通り基本形はしっかりしており、模型としてのポイントは押さえていますから、小物類などを他から流用するだけで現在のキットと遜色無い仕上りとなるでしょう
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
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