日本航空母艦 瑞鳳 (プラモデル)ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.216 スケール:1/700
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「日本航空母艦 瑞鳳 プラモデル (ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.216 )」です●「日本航空母艦 瑞鳳 (ずいほう)」です●日本の艦隊航空戦力を支えた空母「瑞鳳」を1/700のスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット、日本の軽空母独特の形状である平甲板式空母を再現した内容となっています 【 空母「瑞鳳」について 】●1922年のワシントン軍縮会議、1930年のロンドン軍縮会議により保有艦艇の制限を受けるようになった帝国海軍は、戦時となった場合に短期間において空母へと改造することができ、軍縮会議の制約を受けない高速給油艦「剣崎」「高崎」の建造を1935年に開始しました ●「高崎」は、建造の途中で軍縮条約から脱退したために潜水母艦として建造変更が行われますが、更に航空母艦へと変更が行われ、1940年12月に航空母艦「瑞鳳」として竣工しました ●「瑞鳳」は、排水量11000tクラスの軽空母で、艦橋を飛行甲板下に設けた平甲板式を採用しています ●搭載機数は常用27機、保用3機の合計30機であり、大型空母の半分程度の搭載機数でしたが、貴重な空母戦力として連合艦隊の中で重要な働きを見せました ●「瑞鳳」は、太平洋戦争開戦時には内地に控え、航空機輸送などの任務に就きます ●1942年6月の「ミッドウェー海戦」では、「ミッドウェー島」を占領を担当する「攻略部隊」に随伴、上空護衛の任務を果たしますが、先鋒の機動部隊が壊滅したことにより作戦は中止され、内地へと帰投しました ●同年7月にアメリカ軍が「ガダルカナル島」へと上陸、戦いの焦点はこの島を巡るものとなり、「瑞鳳」は9月にその後方の「トラック島」へと進出します ●翌月の10月、日米の空母戦力が激突した「南太平洋海戦」が行われ、「瑞鳳」は大型空母「翔鶴」「瑞鶴」と共に機動部隊を編成、「瑞鳳」が搭載していた戦闘機隊はアメリカ空母艦載機に対し迎撃を行い、多くを撃墜する戦果を挙げます ●ところが、索敵中のアメリカ軍の急降下爆撃機2機による奇襲攻撃を受け、爆弾の1発が飛行甲板後部に命中、「瑞鳳」は発艦が可能でしたが着艦は不能となり、搭載していた艦載機を他の空母へと移し、戦線を離脱します ●また、出撃してきたアメリカ空母艦載機により「翔鶴」が被弾、同艦は戦闘能力を失い、「瑞鳳」と行動を共にしました ●「瑞鳳」の搭載機を含む日本の艦載機は数回に渡る攻撃をアメリカ空母艦隊へと慣行、それにより空母「ホーネット」は撃沈し、同「エンタープライズ」は中破するという戦果を挙げました ●しかし、この攻撃による艦載機の消耗は凄まじく、特に艦爆隊、艦攻隊は多くのベテラン搭乗員を失う結果となり、実質的に戦いに勝利したものの日本の航空戦力を削いでしまうこととなりました ●1943年1月、修理が完了した「瑞鳳」は再び「トラック島」へと進出、しかしこの頃の連合艦隊の航空戦力はソロモン海域においてアメリカ軍機と消耗戦を展開しており、同艦の艦載機も陸上基地へと抽出されてしまい、その後も補充と抽出を繰り返し、「瑞鳳」自身も輸送任務に従事します ●「瑞鳳」は、1943年の後半に「天山」などの新型艦載機に対する飛行甲板を15m延長する工事を受けています ●同艦は、その後連合艦隊の空母部隊が集結する「タウイタウイ泊地」へと進出、航空隊の練成を行いますが、最高の攻撃力を誇った往時の空母航空隊の姿は無く、その練度の低さは如何ともし難いものとなっていました ●1944年6月、連合艦隊が保有する空母航空戦力の全てを投入した「マリアナ沖海戦」が発生、ところがアメリカ軍は新鋭機の投入やレーダーによる濃密な防御システム、そして新兵器の「VT信管」を使用し、練度 の低い日本の艦載機に対して一方的な戦いを展開、日本側はほとんど戦果を挙げないままに空母3隻と大多数の艦載機を失ってしまいます ●この結果、連合艦隊は航空戦力で決戦を挑むことは不可能となりました ●「瑞鳳」は、「マリアナ沖海戦」において損害を受けることなく帰投できましたが、もはや有力な航空戦力を持っていませんでした ●1944年10月、フィリピンのレイテ島にアメリカ軍が上陸、フィリピンを失うことは南方からの戦略物資の輸送が断たれることを意味しており、連合艦隊はその総力を挙げて戦いに臨みます ●「瑞鳳」は、航空母艦「瑞鶴」「千歳」「千代田」と共に機動部隊である「小澤艦隊」を編成、しかし同艦隊は若干の航空機を搭載するのみで、敵の機動部隊を誘き寄せるための囮として出撃します ●「小澤艦隊」は、フィリピン北方のエンガノ岬沖において、アメリカ機動部隊の艦載機の3波に渡る猛攻撃を受け、損害により脱落する艦が続出しました ●「瑞鳳」も被弾、2発の爆弾と2本の魚雷により浸水し、その姿を消したのでした ●この攻撃により「小澤艦隊」は全ての航空母艦を失いましたが、その出血によりアメリカの機動部隊を誘き寄せることには成功したのでした 戦時体制の下、給油艦高崎を改装し空母へと生まれ変わった航空母艦瑞鳳を1/700で再現、飛行甲板を延長し噴進砲を装備したレイテ海戦時の姿 【 「日本航空母艦 瑞鳳 (ずいほう)」のキット内容について 】●この帝国海軍の航空母艦「瑞鳳」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●キットは、比較的パーツ数を抑えた内容で、航空母艦「瑞鳳」を再現しています ●「瑞鳳」は、太平洋戦争中に対空兵装の増強などの改修を数度受けており、キットは飛行甲板が延長され、噴進砲が装備された「レイテ沖海戦」時(最終時)の状態が表現されています ●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです ●「瑞鳳」の船体部は上下分割式で、これに船首及び艦橋甲板、飛行甲板、各スポンソンなどを取り付ける構成となっています ●船体部には、格納庫側面が一体成型されています ・ 船体部には、スポンソン部の他に、舷側の舷窓、ホースパイプなどがモールドされています ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、オモリとなるバラストも付属しています ●船首と船尾の甲板パーツには、滑り止めの表現の他に、アンカーチェーン導板、ケーブルホルダー、ボラード、ボート架台などの細かなディテールが再現されています ・ 船尾甲板の後部には、機銃座が別パーツとなっています ●飛行甲板は前後分割式で、兵員用のスポンソン、着艦表示灯が一体成型されています ・ 飛行甲板上には、木甲板と鉄甲板、滑り止め表現の他に、遮風柵、着艦制動装置、滑走制止装置、エレベーターなどがモールドにて再現 ・ 飛行甲板上に描かれた表示線が薄くモールドされています ・ 前後に存在する飛行甲板支柱は、それぞれ別パーツとなっています 「瑞鳳」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●マスト、通信マストは一体成型で、下部のトラス構造がモールドで再現 ・ マストに設置された13号電探は別パーツです ・ マスト、通信マストは、航行時の立てた状態と、発着艦時の展開した状態とを選択できます ● 煙突 ・ 煙突は上下分割式となっており、トップは開口処理されています ●高角砲と、機銃用スポンソンの一部はブロックごとに別パーツとなっており、スポンソンと下部の支塔とが分割されています ●高角砲「40口径 89式 12.7cm連装高角砲」 ×4 ・ 右舷後部の1基は煙突の煙除けのシールド付き(A1型改2)、左舷と右舷前部はシールド無しの状態が再現(A1型) ・ シールド付きの高角砲は、連装式に成型された砲身部と、シールド部で構成されています ・ シールド無しの高角砲は、砲身部と砲架部との2パーツで構成 ●対空機銃 ・ 25mm 連装機銃 ×4 ・ 25mm 3連装機銃 ×7 ・ 25mm 3連装機銃(シールド付き) ×3 ・ 機銃は1パーツで構成され、シールド付きタイプは銃身部とシールド部との2分割式です ●噴進砲「12cm 28連装噴進砲」 ×6 ・ 噴進砲は、スポンソンに一体成型されています ・ 噴進砲のスポンソンは、甲板部とは別パーツとなっています ●内火艇、カッターなど ・ 内火艇 ×1 ・ 内火ランチ ×1 ・ 9mカッター ×2 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首旗竿 ・ 菊花紋章 ・ 94式高射装置 ・ 探照灯 ・ 21号電探 ・ 錨 ・ 方位測定器 などがセットされています ●艦載機 ・ 艦載機は、静岡模型教材協同組合「日本航空母艦搭載機 後期セット」のランナーが1枚付属しており、各機体はそれぞれ一体成型となっています ●艦載機内容 ・ 零式艦上戦闘機52型 ×6 ・ 艦上偵察機 彩雲 ×1 ・ 艦上爆撃機 彗星12型 ×4 ・ 艦上攻撃機 流星改 ×1 ・ 艦上攻撃機 天山12型 ×4 ●甲板上に描かれた、各表示線、着艦標識、艦名表記、艦尾の軍艦旗と、艦載機用の日の丸マークなどを再現したデカールが付属しています ・ 「レイテ沖海戦」時に描かれた対空迷彩の最暗部1色の塗装を再現したデカールが付属 ●1999年 完全新金型
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