ドイツ重戦車 タイガー1型 初期生産型 (プラモデル)タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.216 スケール:1/35
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「ドイツ重戦車 タイガー1型 初期生産型 プラモデル (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.216 )」です●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の重戦車「タイガー1」を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット、「タイガー 1型」の「初期型」を再現した内容となっています ●ドイツ戦車を代表する存在とも言える重戦車「タイガー 1」を再現、戦前からの設計思想に基づき避弾経始が考慮されていない直線的なデザインの車体と、馬蹄形の砲塔、マズルブレーキを装備した「88mm砲」による力強いフォルムが表現されています 【 重戦車「タイガー1」について 】●ドイツは1934年に再軍備化が宣言すると、電撃戦思想に基づく「1号戦車」から「4号戦車」という4系統の戦車の開発と生産を開始しました ●しかし、このような比較的薄い装甲を持つ戦車とは別に、重装甲を装備し、敵の砲弾を受けながらも戦闘を継続できる重戦車の開発が「ヘンシェル」社によって1930年代の後半から行なわれ、30tクラスの重戦車としての試作車輌「VK3001(H)」が1941年に完成、次いで40tクラスの「VK3601(H)」が作られます ●一方、「ポルシェ」社でも1939年から30tクラスの重戦車の開発が行われ、1941年までに2両の試作車輌「VK3001(P)」が製作されました ●1941年5月、これまでのポーランド戦やフランス戦などの戦訓を踏まえ、より強力な戦車の必要性を感じた軍部は新型の重戦車の開発を「ポルシェ」社と「ヘンシェル」社に命じました ●「ポルシェ」社は動力としてエンジンと電気モーターとのハイブリッド式の「VK4501(P)」を開発、これはエンジンにより発電した電力を使用してモーターを駆動、大重量の車体を動かす方式となっていました ・ これは、当時の技術では大重量の車体と、大出力のエンジンに対応できるトランスミッションの開発が難しかったためで、「VK3001(P)」でも使用されていました ●対して「ヘンシェル」社では、「VK3001(H)」や「VK3601(H)」の開発経緯を活かし、従来型の手堅い動力構造を採用した「VK4501(H)」を開発、足周りは当時としては最新式であるトーションバーサスペンションが使用されました ●この「VK4501(P)」と「VK4501(H)」という2社の試作車両は、軍部立会いの比較試験の結果、良好な走行性能を示した「ヘンシェル」社の「VK4501(H)」が重戦車「タイガー 1」として採用されることとなりました ●この「タイガー 1」は、当時のドイツの戦車開発技術の粋を結集した傑作戦車であり、当時の戦車としては破格の防御力と攻撃力を誇り、57tにもなる重量の割りには機動力も優秀でした ●「タイガー 1」を特に印象付けたのが攻撃力で、高い装甲貫通能力により戦場でドイツ軍のピンチを救った「88mm高射砲 Flak36」を車載型とした「88mm戦車砲 KwK36」を主砲として搭載しています ●この砲の能力は、通常の戦闘距離(2000m以内)において連合軍戦車の前面装甲を軽く貫通する威力を示し、「タイガー 1」の強力な「牙」となったのでした ・ 大戦の後期では、より貫通能力が増した71口径の「88mm砲」を搭載した「キングタイガー」が登場しましたが、戦車兵からは「タイガー 1」の「88mm砲」の能力に関しての不満はなかったようです ●「タイガー 1」は1942年7月から生産が開始され、主に国防軍と武装親衛隊の重戦車大隊に配備、連合軍戦車に対し圧倒的な強力さを誇示し、連合軍将兵の恐怖の的となります ・ 武装親衛隊は、当初第1~第3師団に各1個中隊の「タイガー 1」が配備され、これが後に独立した重戦車大隊へと拡大されました ●とりわけ連合軍将兵を恐怖に陥れたのが前述の「88mm戦車砲」の威力で、世界一の光学技術を持つドイツの照準器により連合軍戦車の有効射程外から正確無比に発射される砲弾は、その連合軍戦車の正面装甲をいとも簡単に貫通し、徹甲弾後部に充填された少量の炸薬により、貫通後の効果も著しいものでした ●また、榴弾に装備される信管には、着発式炸裂と短延期式炸裂の2種類を選択できるネジが備えられており、短延期式による防御拠点内部での炸裂や、跳弾により敵の頭上で炸裂させるなど、対人目標に対しても強力な威力を示しました ●「タイガー 1」は、1944年8月までに1346両が生産され、この後には後継車輌である「キングタイガー」に生産の座を譲りましたが、ドイツ軍を象徴する戦車として北アフリカ、シシリー、ロシア、そしてノルマンディーなどの各戦線で神話的ともなる活躍を繰り広げています ●なお、「タイガー 1」は戦訓と生産効率の関係から生産の途中で仕様変更が行なわれており、「初期型」は1943年7月までに生産されたタイプとなり、車長キューポラが円筒形で、後部にエアフィルターを装備しているのが主な特徴となっています 【 「ドイツ重戦車 タイガー1型 初期生産型」のキット内容について 】●このドイツ軍の重戦車「タイガー 1 初期型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●「タイガー 1 初期型」が持っている「絶対的な強さ」をタミヤタッチで再現、装甲板表面の微妙な荒れや、金属加工方式の違いによる表情の変化など、MMシリーズで培われてきた技術により同車の魅力が豊かに表現されています ●また、「タミヤ MMシリーズ」の原点である、精密さと作り易さが兼ね備わっており、全体のパーツ数は抑えられ、「タイガー 1」の姿を比較的気軽に楽しむことができる内容となっています ●キットは、「ドイツ重戦車 タイガー1型 後期生産型」をベースとし、「初期型」を再現するために砲塔、車体などを変更したバリエーションキットですが、主要部分は新規パーツへと換えられており、ほとんど新設計に近いものとなっています ●「タイガー 1 初期型」は、砲塔、車体上部、車体下部、後部パネルの4ブロックで構成されています ●砲身は左右分割式となっています ・ 砲尾部分も再現され、5パーツで構成 ・ 防盾部分は前後方向に3分割式で、上下方向に可動します ・ 防盾は、平らな形状の「初期型」と、照準口部分が盛り上がった「後期型」とを選択できます ●砲塔は左右分割式で、天板パネルは別パーツとなっています ・ 後部の脱出ハッチ、ピストルポートは別パーツです ・ ベンチレーターは、通常の状態と、防水カバーの付いた状態とを選択できます ・ 装填手ハッチは別パーツで開閉状態が選択できます ・ スモークディスチャージャーは、台座、基部、1本ずつが分割されたディスチャージャーで構成、先端部は開口処理されています ・ 砲塔側面に予備履帯を付けた状態と、予備履帯の無い状態とを選択できます ・ 砲塔後部のゲベックカステンは2パーツで構成 ・ 砲塔は左右旋回可能です ●車長キューポラは4パーツで構成され、下部の円筒状の部分は左右分割式です ・ 視察口がモールドされています ・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ●車体上部の主要部は、天板、戦闘室前面、車体前部の3パーツで構成されています ・ エンジン点検ハッチは別パーツです ・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツで開閉状態が選択できます ・ 前方機銃は可動式です ・ 車体上部に装備されている「Sマイン発射器」は、本体と基部の2パーツで構成され、本体パーツは開口処理されています ●エアークリーナーは前後分割式で、パイプ部分は樹脂製パイプを使用します ・ 樹脂製パイプには、細かなモールドが彫刻されています ●車体下部は、上部側面部も含めてバスタブ式に一体成型されています ・サスペンションアームは別パーツです ・ 起動輪は、「初期型」と「後期型」の2種類のタイプが付属しており、選択して使用します ・ 第1転輪の外側の転輪は、装着した状態と外した状態とを選択可能です ●履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています ●後部パネルは車間表示灯も含めて一体成型されています ・ マフラーは7パーツで構成 ・ マフラー弁のパーツが付属しており、開閉状態を選択できます ●国防軍の戦車長のフィギュアが1体付属しています ・ フィギュアは、車長キューポラから上半身を出し、両手でキューポラ部を持っているポーズです ・ 服装は、戦車服(パンツァージャケット)に略帽を被った姿となっています ・ フィギュアは、頭部、胴体、両腕のパーツ構成です ●マーキングは、ドイツ軍仕様となる6種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 第502重戦車大隊 第2中隊 213号車 (ロシア / 1944年) ・ 第503重戦車大隊 第3中隊 332号車 (ロシア / 1943年10月) ・ 第504重戦車大隊 第1中隊 131号車 (チュニジア / 1943年4月) ・ SS第1装甲擲弾兵師団 戦車連隊 第13中隊 S45号車 (ロシア / 1943年) ・ SS第1装甲擲弾兵師団 戦車連隊 第13中隊 S04号車 (ロシア / 1944年1月) ・ 武装親衛隊 第2戦車連隊 「ダスライヒ」 第8中隊 S33号車 ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊記号、車体番号、パーソナル記号などを再現したデカールが付属しています ●1997年 新金型(車体、砲塔、転輪などの主要部分)
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