ドイツ 3号戦車 L型 (Sd.Kfz.141/1) (プラモデル)タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.215 スケール:1/35
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「ドイツ 3号戦車 L型 (Sd.Kfz.141/1) プラモデル (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.215 )」です●第2次世界大戦中期におけるドイツ軍の主力戦車「3号戦車L型」を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●戦前の戦車構想によりドイツ軍の主力戦車として位置付けられた「3号戦車」を再現、その火力と防御力の向上により「3号戦車」として性能的には完成された「L型」が表現されています ●デザイン的には最もドイツ戦車らしいとも言われる「3号戦車」、長砲身砲と追加装甲によって迫力とマッシブ感が増した姿が表現された内容となっています 【 「Sd.Kfz.141/1 ドイツ 3号戦車 L型」について 】●ドイツは1935年「ベルサイユ条約」を破棄すると再軍備化を開始します ●この際にドイツ軍が戦車開発の方針として開発を進めたのが4つの車種で、「1号戦車」は訓練用、「2号戦車」は偵察及び主力戦車の補助、「3号戦車」は主力戦車、「4号戦車」は支援用の戦車と体系的に区別されました ●「3号戦車」は、主力戦車として戦車部隊の骨幹となる車両として開発が進められ、A~D型は実験的意味合いが強い少数生産車両で、この「3号戦車E型」が最初の本格的量産型となりました ●「3号戦車E型」は、「3号戦車」シリーズの基本形を作ったタイプで、それまでの型式とは異なり足周りには「トーションバーサスペンション」を採用、このサスペンションは良好な不整地踏破能力を発揮し、その後の「3号戦車」シリーズに踏襲されます ●「3号戦車」は形式が進むにつれて火力と防御力の強化が図られ、「E型」では「37mm戦車砲」、「J型」では「42口径50mm戦車砲」を装備、最大装甲も「E型」の30mmから「J型」では50mmに変化しています ●しかし、独ソ戦において出現したソ連軍の新鋭戦車の「T-34」は、その「J型」の能力を凌駕しており、より火力の向上と装甲の強化が求められ、それにより誕生したのが「L型」です ●「3号戦車L型」は、装甲貫通能力の高い「60口径 50mm戦車砲」を装備、砲塔と戦闘室前面にはスペースドアーマー方式による20mm厚の追加装甲板が用意されました(追加装甲を取り付けていない車輌も存在します) ●この「3号戦車L型」は1942年6月から12月にかけて653両が生産、戦車部隊の中核として配備されました ●北アフリカ戦線に投入された同車は、主砲の高い貫通能力から連合軍戦車を多く撃破、イギリス軍からは「マーク3スペシャル」と呼ばれて恐れられました ●一方、東部戦線においては「T-34」と死闘を繰り広げましたが、この強化型を持ってしても「T-34」に対しては劣勢であることは否めず、大きさの関係上、これ以上の大きな砲を搭載できない「3号戦車」では対抗することが難しく、1943年の7月の「クルスク戦」をピークにして、より車格の大きな「4号戦車」に主力戦車としての座を明け渡すことになりました 【 「ドイツ 3号戦車 L型 (Sd.Kfz.141/1)」のキット内容について 】●この「3号戦車L型」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●キットは、タミヤMMシリーズの集大成的なキットであり、ディテール再現力とシャープ且つ表現力豊かなモールド、各パーツの雰囲気の良さ、それでいてパーツ数は抑えられて、整合性も高く、組み易いという同シリーズの目指す姿勢が示されている逸品となっています ●キットは、ベテランの戦車モデラーから戦車モデル初心者の人にまで幅広くお勧めできる内容であり、ストレス無く組立てることが可能で、ストレートに組んで「3号戦車L型」の魅力を気軽に楽しんだり、製作者の方向性により、ディテールアップや改造、そしてジオラマ展開など様々な楽しみ方ができることでしょう ●「60口径 50mm戦車砲」の砲身は左右分割式となっており、砲尾も再現されています ・ 砲尾部分の防危板と薬莢受けが2分割式で再現 ●防盾部は ・ スペースドアーマー基部は4分割となっており、ボルト穴、開口部などが表現されています ●「3号戦車 L型」の砲塔部は、上部、下部、前面パネルの3分割式となっています ・ ベンチレーター、側面ハッチの雨樋、後部のピストルポートなどが別パーツとなっています ・ 側面のハッチは別パーツとなっており、開閉状態が選択可能です ・ ゲベックカステンは上下2分割式で再現されています ・ 砲塔側面の吊下げフック、ハッチストッパーが別パーツで再現 ●車長キューポラは上下3分割式となっています ・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ●「3号戦車 L型」の車体上部はフェンダーも含めて一体成型で、戦闘室前面及び側面が別パーツとなっています ・ エンジン吸気口は別パーツです ・ 車体前部とエンジンルームの点検ハッチは別パーツとなっており、ハッチ上の吸気口カバーはそれぞれ個別にパーツ化されています ・ 戦闘室上部の跳弾板の有無が選択できます ・ フェンダー上のフェンダー支持架は別パーツで再現 ・ アンテナは、立てた状態とアンテナケースに収納した状態とを選択することができます ●戦闘室前面のスペースドアーマーは、上部のカバーが付いているタイプと、付いていないタイプとが選択できます ・ カバーが付いているタイプは5パーツ、付いていないタイプは4パーツで構成されています ●車体下部は、後面パネルを除いて一体成型されています ・ サスペンションアームは別パーツとなっています ・ ダンパー、ショックアブソーバーは別パーツ化 ・ 起動輪は、基部に取り付けるポリキャップにより可動します ・ 側面の乗降ハッチは別パーツにて再現 ・ 排気管は左右が一体成型されています ●履帯は接着及び塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています ●車長を再現したフィギュアが1体付属しています ・ フィギュアは、国防軍所属の将校が表現されています ・ 服装は、戦車服に略帽を着用した状態となっています ・ 服の皺の表現はスケールに沿っており、ベルト、徽章類などシャープな彫刻が施されています ・ フィギュアは、ハッチから上半身を出し、両腕でハッチの縁を持っているポーズです ●マーキングは、3種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 第502重戦車大隊 第1中隊 133号車 (ロシア / 1942年9月) ・ 第10戦車師団 (チュニジア / 1943年2月) ・ 第18戦車師団 (ロシア / 1942年冬) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊記号、車体番号などを再現したデカールが付属しています ●1997年 完全新金型 --------------------------- ●ワンポイント ・ 前述のようにキットは、模型本来の「作る楽しみ」を味わえる内容となっています ・ パーツ数の多い他社のキットに悩まされ、ついつい組立時点で未完成に終わってしまう人には、このキットを一度組むことをお勧めします ・ きっと、未組立の悩みが解消し、組立て易く、かつ完成度の高いモデリングを楽しむ事ができる、「タミヤフォーマット」によるパーツ構成の素晴らしさ・奥深さを再認識することができます ●エムズ オススメ!
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