旧日本海軍 航空母艦 瑞鶴 1944年 レイテ沖海戦時 (プラモデル)フジミ 1/350 艦船モデル No.600048 スケール:1/350
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「旧日本海軍 航空母艦 瑞鶴 1944年 レイテ沖海戦時 プラモデル (フジミ 1/350 艦船モデル No.600048 )」です●「旧日本海軍 航空母艦 瑞鶴 1944年 レイテ沖海戦時」です●帝国海軍の大型正規空母「瑞鶴」を1/350スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●軍縮条約明けに設計され、何も制約を受けない状態で当時の日本の造艦技術の粋を集めて作られた大型の正規空母「瑞鶴」、均整の取れたスマートな船体に長大な飛行甲板を持つ姿、そして戦訓により増強された対空兵装など、帝国海軍の艦隊航空戦力の中心として奮戦した同艦の勇姿をビックスケールで再現した内容となっています ●「航空母艦 瑞鶴」の1944年「レイテ沖海戦」時の状態を再現しています 【 「旧日本海軍 航空母艦 瑞鶴 1944年 レイテ沖海戦時」のキット内容について 】●フジミ社の1/350艦船モデルシリーズのフォーマットに沿って「航空母艦 瑞鶴」を再現、ビックスケールを活かしてその細部を追求し、同艦が持つ機能美とディテールとが迫力あるスケールにより表現されています ●また、日本の航空母艦の特徴である各部のスポンソンとその支柱、そして艦首と艦尾の飛行甲板の支柱部分とが織り成す複雑な表情が再現されており、「瑞鶴」のシルエットと魅力とを感じることができるでしょう ●フジミ社製「旧日本海軍航空母艦 翔鶴 1941」をベースとして、「瑞鶴」を再現するために対空兵装及びスポンソン、電探などを追加したバリエーションキットとなります ●「航空母艦 瑞鶴」は、戦訓により対空兵装が順次強化されており、キットは噴進砲も装備された1944年10月の「レイテ沖海戦時」(最終時)の状態が再現されています ●キットは、喫水線以下の部分も再現されたフルハルモデルです ●「航空母艦 瑞鶴」の船体部は左右分割式で、これに船首、船尾甲板、飛行甲板、ボート収納甲板などを取り付ける構成となっています ●船体部には、格納庫側面が一体成型されています ・ 船体部の内部には船体の歪みを防ぐ大型の桁のパーツが多数用意されています ・ 船体部には、舷外電路、舷側の舷窓、鋼板の継ぎ目、扉、フェアリーダー、塵捨管などの細部が再現 ・ 舷窓には雨樋の彫刻が施されています ・ 船体下部にはビルジキールが一体成型され、艦尾の4軸の推進軸、スクリュー、舵がパーツ化されています ●上甲板は、船首部分、船尾部分、そしてボート収納デッキに分割されています ・ 甲板上には、滑り止め表現の他に、アンカーチェーン導板、ボラード、ボート用架台などの細かなディテールが再現されています ●飛行甲板は、一体で成型されており、エレベーター部分は別パーツとなっています ・ 飛行甲板上には、木甲板、周囲の滑り止め表現、甲板継ぎ手、航空機固定用眼環などがモールドされています ・ 側部の兵員用スポンソンは別パーツです ・ 飛行甲板裏側のトラス状の支柱は別パーツにて再現 ・ 前後に存在する飛行甲板支柱は、それぞれ別パーツとなっています ・ 飛行甲板の遮風柵は別パーツで、収納装置なども再現 ・ 飛行甲板上の制動装置、滑走制止装置はエッチングパーツで再現 ●展示用のスタンドが付属しています 「航空母艦 瑞鶴」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋下部構造物は左右分割式で、この上部に2層で構成される羅針艦橋部と防空指揮所を取り付けます ・ 羅針艦橋の窓の部分はクリアーパーツとなっています ・ 艦橋下部構造物には舷窓、扉などのディテールが再現 ・ 艦橋前部のスポンソンは2層式に積み上げる構成となっています ・ ラッタルは別パーツで再現 ・ 艦橋部に装備された、「21号電探」、「方位測定アンテナ」、「1.5m測距儀」(×2)、「60cm探照灯」(×2)、「30cm信号灯」(×2)、「航海灯」(×2)、「双眼鏡」(×19)がパーツ化 ●マスト ・ マストは下部が三脚楼型、ヤード部を挟んで上部が単楼型となります ・ 下部は前後分割式で、前部は中央の探照灯台座を挟んだ2分割式となっています ・ ヤード部は逆4角錘型にトラス構造が再現され、1パーツで再現 ・ 上部の単楼は一体成型で、後部の張り出し部は別パーツです ・ マストに装備される「60cm探照灯」がパーツ化されています ●無線塔は、上部の単楼部、ヤード部、ヤードの支柱、下部の4分割式となっています ・ 無線塔は起倒可動式です ・ ヤード部及び下部の支柱はトラス構造を再現 ● 煙突 ・ 本体部分は上下2分割式となっており、トップと整流板が別パーツとなっています ・ 上部には緊急用排煙口などのモールドが彫刻 ・ トップは開口処理済みで、雨水カバー金網が表現されています ・ 煙突下部の支柱は上下2分割式です ●艦首部分 ・ 艦首部分は、上甲板に前部機銃座、増設された機銃座などを積み上げる構成となっています ・ アンカーチェーンは付属のチェーンをカットして再現します ・ 前部機銃座は、スポンソンの補強板も再現 ・ 前部機銃座に設置された構造物は、中央ブロックに各面のパネルを貼り付ける方式です ・ 増設された機銃座は、支柱も含めて1パーツで再現 ・ 艦首部分の機銃座などに装備される「25mm3連装機銃」(×3)、「25mm単装機銃」(×8)、「双眼鏡」(×2)等が付属 ●艦尾部分 ・ 艦尾部分は、上甲板にボート収納甲板などを積み上げる構成となっています ・ 艦尾の機銃座はボート収納甲板に一体成型されています ・ 後部のアンカーチェーンは付属のチェーンをカットして再現します ・ ボート収納甲板上に設置された構造物は、中央ブロックに各面のパネルを貼り付ける方式です ・ 増設された機銃座は、支柱も含めて1パーツで再現 ・ 艦尾上甲板、ボート収納甲板に装備される「25mm3連装機銃」(×3)、「25mm単装機銃」(×12)、「12cm 28連装噴進砲 」(×4)、「12m内火艇」(×8)などが付属 ●機銃用スポンソンはブロックごとに別パーツとなっており、下面の補強板がモールドで再現 ・ スポンソン部の支柱は別パーツで、その複雑な構造が再現されています ・ スポンソン部には機銃本体の他に弾薬箱もパーツ化 ●艦橋下部の水面見張り所は、上下分割式によりその形状を再現 ・ 上部の「94式高射装置」は別パーツで、内蔵させるポリキャップにより左右旋回します ・ 水面見張り所に装備される「110cm探照灯」、「双眼鏡」(×2)がパーツ化 ●高角砲 「40口径 89式 12.7cm連装高角砲」 ×8 ・ 右舷後部は煙突の煙除けのシールド付き(A1型改2)、左舷と右舷前部はシールド無しの状態が再現(A1型) ・ シールド付きの高角砲は、1本ずつがパーツ化された砲身と、シールド部で構成されています ・ シールド無しの高角砲は、連装式に一体成型された砲身部と、駐退器、3分割された砲架部で構成されています ・ シールド無しの高角砲の砲身の砲口が開口処理済です ・ 高角砲用のスポンソンは、スポンソン本体と支柱で構成されています ●対空機銃 ・ 「25mm 3連装機銃」 ×18 ・ 「25mm 3連装機銃(シールド付き)」 ×2 ・ 「25mm単装機銃」 ×33 ・ 3連装機銃は、3連装式に一体成型された銃身部に、前後方向に3分割された銃架で構成されています ・ シールド付きの3連装機銃は、3連装式に一体成型された銃身と、シールド部との2分割式です ・ 単装機銃は、銃身部と銃架の2分割式となっています ●噴進砲 「12cm 28連装噴進砲」 ×8 ・ 噴進砲は、ランチャー部分と砲架との2分割式で、ランチャー前面のディテールが表現されています ●電探類 「21号電探」 ×2 ・ 「21号電探」は前後分割式となっており、細かなトラス構造が再現されています ●探照灯 ・ 「110cm探照灯」は、本体とレンズ部の2分割式で、レンズ部はクリアーパーツとなっています ・ 「60cm探照灯」と「30cm信号灯」は一体成型で、「30cm信号灯」はクリアーパーツです ●艦載機 ・ 艦載機は、本体、キャノピー、脚、尾脚、プロペラのパーツ構成となっており、機種による爆弾類の武装(増槽)が別パーツ化されています ・ 艦載機はクリアーパーツとなっています ●艦載機内容 ・ 零式艦上戦闘機21型 ×2 ・ 零式艦上戦闘機52型 ×2 ・ 97式艦上攻撃機 ×2 ・ 天山艦上攻撃機 ×2 ●内火艇、カッター ・ 内火艇は、船体、甲板部、後部キャンバス部の3分割式で、操舵室がモールドで再現 ・ カッターは上下分割式で、上部パーツにはオールが一体成型されています ●内火艇、カッター内容 ・ 12m内火艇 ×8 ・ 9mカッター ×2 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 錨、副錨 ・ 菊花紋章(前部フェアリーダー含む) ・ パラベーン ・ ボートダビット ・ 舷々門 ・ ラッタル ・ 係船桁 ・ 「94式高射装置」(水面見張り所を含む) ・ 「110cm探照灯」 ・ 着艦指導灯 ・ クレーン ・ 救命浮き輪 ・ 拡声器 などがセットされています ●滑走制止装置、制動装置、甲板継ぎ手、飛行甲板後部の滑り止め(その装着の有無を選択できます)などを再現したエッチングパーツが付属しています ●飛行甲板上に書かれた表示線、艦尾の軍艦旗(直線タイプとなびいているタイプ)、高角砲の表示線、艦載機の日の丸マーク、識別帯、偏流測定線、機体番号などを再現したデカールが付属しています ●「レイテ沖開戦時」の迷彩パターンと、エッチングパーツの配置図が描かれた1/350スケールのカラーのリーフレットが付属 ●2010年 一部新金型 【 「航空母艦 瑞鶴」について 】●帝国海軍は、世界初の新造空母「鳳翔」から始まり、「赤城」、「加賀」に続く設計と運用に実験が繰り返され、「蒼龍」「飛龍」で空母としての形が出来上がりました ●しかし、「蒼龍」「飛龍」は軍縮条約の下での設計であり、全体に小ぶりで、防御面においても十分とは言えませんでした ●「翔鶴」型は、1937年から建造が始まった新鋭艦で、軍縮条約脱退後の設計により、それまでの空母運用と設計のノウハウをベースとしながら余裕を持って作られており、帝国海軍の理想の空母を具現化した姿で生まれました ●排水量は25,000トン、戦艦「大和」よりも大出力の160,000馬力の機関を搭載、それにより大型の艦ながら最高速度34ノットという高速性を持っています ●また、防御力は強力となり、主要部分の装甲が強化、船体は水雷への防御力も大幅に向上、性能的には当時の世界最高水準を誇っていました ●「瑞鶴」は1941年9月に竣工、同年8月に竣工したネームシップである「翔鶴」と共に「第5航空戦隊」を編成、近々に予想される日米開戦に向けて急ピッチで乗員や航空機の搭乗員の練成訓練が実施されます ●この「第5航空艦隊」を傘下に収める「第1航空艦隊」は、空母を集中して運用するという帝国海軍の新しい考え方から発案されたもので、「第1航空戦隊」の「赤城」、「加賀」、「第2航空戦隊」の「飛龍」、「蒼龍」、「第5航空戦隊」の「翔鶴」、「瑞鶴」、そして護衛の艦隊を傘下に持ち、その艦載機による打撃力は、当時の列強国の艦隊とは比べ物とならない程の絶大な威力を誇っていました ・ 当時、航空母艦の能力がそれほど注目されなかったのは、航空機では戦艦などの強力な艦艇を沈めることはできないという大艦巨砲主義が蔓延していたからです ・ 「第5航空戦隊」は、性能的には「第1、第2航空戦隊」の空母を凌駕しており、真珠湾攻撃は同戦隊の戦力化を待って立案されたという説も有ります ●この「第1航空艦隊」は、1941年12月の真珠湾攻撃に参加し、多数の艦載機による攻撃力の大きさを世界に示すこととなります ●続く、ポートダーウィン攻撃、セイロン沖海戦などに参加、特にセイロン沖海戦では海上で航行するイギリスの巡洋艦に対し、航空攻撃が80%以上の命中率を上げるなど移動目標に対して攻撃する練度の高さと、艦載機の優秀さを誇りました ・ 昼間による遠距離での砲撃戦の命中率は2、3%(状況によってはそれ以下)ですので、航空機の攻撃力の違いを世界に知らしめています ●「第5航空戦隊」は、ニューギニアの「ポートモレスビー」攻略の命を受けて世界初となる空母同士の戦いとなる「珊瑚海海戦」に参加、アメリカの大型空母「レキシントン」を撃沈、中型空母の「ヨークタウン」を中破させるという戦果を挙げます ●しかし、僚艦「翔鶴」が3発の爆弾を被弾、「瑞鶴」はスコールの雨の中に入り損害はありませんでしたが、航空機搭乗員を多く失ったために「翔鶴」と共に撤退、「ポートモレスビー攻略」も中止されました ●この海戦による修理と補充の関係から、続く連合艦隊の総力持って挑んだ「ミッドウェー作戦」には参加できませんでした ●「ミッドウェー作戦」の失敗により「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」という主力空母を失った帝国海軍は、「翔鶴」「瑞鶴」を空母機動部隊の中核として位置付けしました ●そして、ガダルカナル島沖での「第2次ソロモン海戦」、「南太平洋海戦」など「翔鶴」、「瑞鶴」は常にペアを組み死闘を繰り広げます ・ これは、性能が同じ艦で編成を組むと艦隊での行動や、航空機の運用が行い易いというメリットがあったためです ●これらの戦いにおいてアメリカ空母「ホーネット」を撃沈するなどの活躍をしましたが、僚艦「翔鶴」は4発の爆弾を被弾して大破、そして激しい戦いにより航空機とその搭乗員の消耗は激しく、以後は修理と航空機搭乗員の練成を行なうこととなりました ・ 「翔鶴」が度々被弾するのに対して「瑞鶴」は無傷で、この頃から武運に強い艦として見られるようになります ●しかし、ソロモン海域での消耗戦に、練成中の航空隊が次々と引き抜かれて行くようになり、空母機動部隊としての運用ができない状態となってしまいます ●1944年6月に行なわれた「マリアナ沖海戦」では、帝国海軍は9隻の空母を集中的に運用してアメリカ軍との一大決戦を挑みます ●「翔鶴」、「瑞鶴」は、その中核となっており、活躍が期待されましたが、それまでの経緯から航空機の搭乗員の練成不足は明白で、往時の航空隊の能力と比べ物にならず、それに対してアメリカ軍は、練度が高く、航空機、兵器、空母もより強力となっていました ●「翔鶴」は、航空機隊の発艦時にアメリカ潜水艦の攻撃に遭い、4発の魚雷が命中、それに伴い気化した航空機燃料に引火、大火災が発生し、撃沈してしまいます ●「瑞鶴」も艦橋付近を小破、はじめての被害を被りましたた ●この海戦の結果は、帝国海軍側の一方的な敗北に終わり、彼我の航空戦力の差は如何ともし難くなりました ●フィリピンが一大決戦の地と見た帝国陸海軍は、総力を掛けてアメリカ軍を叩くことを決意します ●ただし、帝国海軍はもはや航空戦闘で勝利することは不可能で、空母機動部隊を「囮」として敵空母群を引き付け、海軍に残存している戦艦などの砲戦隊で敵上陸部隊などを撃破、アメリカ軍に大損害を与えるという苦肉の作戦を立てます ●「瑞鶴」は、その空母機動部隊(小澤艦隊)の旗艦となり、その他に「瑞鳳」、「千歳」、「千代田」の小空母、航空戦艦「伊勢」、「日向」などの艦が配備されました ●しかし、この空母群は少数しか艦載機を持たず、あくまでも敵を引き付ける役目としての能力しか持っていませんでした ●1944年10月「レイテ沖海戦」が行われ、「小澤艦隊」はフィリピン北方に、砲戦隊である「栗田艦隊」「西村艦隊」「志摩艦隊」はフィリピン中央部を突き進み、レイテ島沖へと突入しました ●10月24日「小澤艦隊」は、数少ない艦載機による敵艦隊への攻撃が行ないましたが戦果は挙げられませんでしたが、敵機動部隊の主力を引きつけることに成功、翌25日に敵機動部隊の航空機による集中攻撃を受けます ●「瑞鶴」は3波に渡る攻撃により多数の爆弾や魚雷を被弾、艦隊の他の空母が次々と脱落して行く中、最後まで対空戦闘を行いますが、序々に戦闘力を喪失します ●浸水による傾斜が増したため、ついに「総員退艦」の命が下り、艦尾からゆっくりとその身を沈め、この任務の責任を果たしたのでした ●「レイテ沖海戦」は実質的に連合艦隊最後の抵抗であり、「瑞鶴」はその最後を飾る戦いぶりを見せ、栄光の戦史に幕を閉じています
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