ハンガリー 40/43M ズリーニィ 2型 105ミリ自走砲 (プラモデル)ブロンコモデル 1/35 AFVモデル No.CB35036 スケール:1/35
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「ハンガリー 40/43M ズリーニィ 2型 105ミリ自走砲 プラモデル (ブロンコモデル 1/35 AFVモデル No.CB35036 )」です●「ハンガリー 40/43M ズリーニィ 2型 105ミリ自走砲」です●第2次世界大戦時におけるハンガリー軍の突撃砲「ズリーニィ 2」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●ハンガリー国産の突撃砲「ズリーニィ 2」を再現、低く地を這うシルエットと、その前方から突き出した主砲を持つ特異なフォルムが表現されています 【 突撃砲「ズリーニィ 2」について 】●ハンガリーは、第1次世界大戦以前にはオーストリア・ハンガリー帝国としてヨーロッパで強大な勢力を誇りましたが、大戦での敗北の結果、オーストリア、ハンガリー、チェコスロバキアの3国に分割されました ●旧帝国の重工業地帯であったオーストリア、チェコスロバキアの地域が分割されたことで、ハンガリーは従前の勢いを失い、東欧諸国の1国という立場となります ●ハンガリー軍は、前述のように重工業の中核を失ったために、その機械化が遅れていましたが、1930年代の後半から戦車の国産化への途を模索するようになります ●当時、戦車を国産している国は少なく、ヨーロッパではドイツ、イギリスなどの列強国を除くと、スウェーデンとチェコスロバキアしか存在していませんでした ●ハンガリー軍は、この2ヶ国から戦車を導入してライセンス生産により国産化を目指しました ●これにより、スウェーデンの戦車「ランズベルク L-60」を国産、改良した軽戦車「トルディ」が1940年に登場します ●チェコスロバキアには、「LT-35」(ドイツ名「35(t)戦車」)の開発で有名な「シュコダ」社にベースとなる車輌の開発を依頼、その「LT-35」を元にして車体を大型化した「T-21」が作られ、ハンガリー軍ではこれをベースとした中戦車「トゥラーン」を開発、量産化します ●1941年6月、ドイツ軍はソ連に軍事侵攻を開始、第1次大戦において同盟を組んでいた関係と、その敗戦後の似た境遇からハンガリーはドイツと同盟関係にあり、ハンガリー軍はドイツ側として参戦しました ●ドイツ軍を中心とした枢軸同盟軍側はソ連領へと突き進みましたが、その中核はあくまでもドイツ軍であり、共に進むイタリア軍、ルーマニア軍、ハンガリー軍などはその多くは機械化が進んでいない旧態依然とした軍隊であり、その中でも強力なイタリア軍でさえも対戦車兵器の少なさに苦しみました ●ハンガリー軍は、「トルディ」「トゥラーン」という戦車を保有していましたが、生産数は少なく、ソ連軍戦車と対峙するには能力不足は明らかであり、その改良型の開発が急がれました ●一方、ハンガリー軍はドイツ軍が有効活用していた「突撃砲」に注目、固定戦闘室による防御力の高さと搭載砲の強力さ、そして生産コストの低さから同種の車輌の開発に着手します ●1942年12月、突撃砲の試作車が完成、この車輌は中戦車「トゥラーン」をベースとして、車幅を拡大、車体前方に位置した戦闘室を持ち、そこには「105mm榴弾砲 40M」が搭載されました ●この頃では、ハンガリー軍は苦しい戦闘を繰り広げており、軍は制式化を待たずに量産を指示、生産の傍ら制式化が行われ、1943年5月に「ズリーニィ 2」と命名されます ・ 後に、「75mm対戦車砲」を搭載した「ズリーニィ 1」が登場しますが、搭載する砲の調達に目途が立たず、生産車として完成した車輌は有りませんでした ・ 何故、先に登場したタイプが「2」の番号が付けられたのかは現在のところ不明です ●「ズリーニィ 2」は、国内での生産体制がなかなか整わず、1943年9月になってようやく最初の量産車輌が完成、重工業の脆弱さと連合軍の空襲により生産は進まず、敗戦までに完成した車輌は70両程度となりました ●生産された「ズリーニィ 2」は、第1突撃砲大隊に配備され、1944年4月に実戦に投入、強力なソ連軍相手に苦戦しながらも、ハンガリー軍の装甲車輌としては強力な火力を持ち、活躍を見せました ●また、他の突撃砲大隊に配備された車輌も一定の戦果を挙げ、同車の優秀さが評価され、ブタペスト包囲戦や、その後の後退戦、そして「コンラート作戦」や「春のめざめ作戦」などの枢軸国軍側の最後の攻勢に参加しています ●ただ、大戦後期での同盟国の離反を防ぐためにドイツは、なけなしの装甲車輌を東欧諸国に多く供与しており、同車の生産数の少なさによりハンガリー軍の突撃砲部隊はドイツ製の「3号突撃砲」や「ヘッツァー」が多くを占めていました 【 「ハンガリー 40/43M ズリーニィ 2型 105ミリ自走砲 ズリーニィ 2」のキット内容について 】●このハンガリー軍の突撃砲「ズリーニィ 2」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●ブロンコ社の細かなディテール表現と高い成型技術により「ズリーニィ 2」をシャープ且つ繊細に再現、そのリベット接合による面構成の車体を一体成型、複雑な様式の足周りをパーツ分割により、表情豊かに表現した内容となっています ●「ズリーニィ 2」は、「砲」「車体前部」「車体上部」「車体下部」の4ブロックで構成されています ●「105mm榴弾砲 40M」は一体成型となっており、マズルブレーキの先端部分は別パーツです ・ マズルブレーキには、特徴的な多孔式の穴が成型されています ・ 砲尾部分は3パーツで構成、閉鎖器は開閉状態が選択できます ・ 揺架は左右分割式で、先端部は別パーツです ・ 防盾は1パーツで構成 ・ 砲は後座可動式です ●戦闘室内部の砲架などが再現されています ・ 砲架、及び台座部分は左右分割式です ・ 操作ハンドル、照準器がパーツ化 ・ 砲尾部分の防危板はエッチングパーツで再現 ・ 砲尾後方のバスケットは4パーツで構成されています ・ 砲は上下、左右に可動します ●戦闘室前面板は、左前面部に円盤状のベースが付いたタイプと、ベースの付かないタイプの2種類がセットされており、選択して使用します ・ 前面板パーツには、スライド式金型により3重となった構造がモールドされています ●防盾周りの装甲板は、ボルト周囲に凹みが有るタイプと、無いタイプとの2種類が用意され、選択して使用します ●操縦手席部分が再現されています ・ 座席、操行レバー、変速レバー、ペダル類がパーツ化 ●車体上部は、一体成型となっています ・ フェンダーは別パーツで、前後3分割式です ・ 車体上部の各ハッチ、エンジン点検ハッチは別パーツで開閉状態が選択できます ・ 成型の関係で省略されているボルトの一部は、ランナーにモールドされているボルトを切って再現します ・ 前部の視察ハッチは開閉状態が選択できます ・ ペリスコープは、上部のガードとペリスコープ本体とで構成、ペリスコープ本体はクリアーパーツとなっています ・ 排気管は前後分割式、先端部は開口されています ●車体下部はバスタブ式に一体成型されています ・ サスペンションユニットは各24パーツで構成(計4ユニット) ・ 上部転輪は、支持架も含めて6パーツで構成されています ・ 起動輪、誘導輪は左右分割式で、回転可動します ・ 下部転輪は、各1パーツで構成 ●履帯は、1枚ずつが分割された連結可動式履帯が付属しています ・ 履帯パーツは接着剤不要のはめ込み式で組立てることができ、組立て後は可動させることが可能になっています ●側面のパンチングプレート状の追加装甲板はエッチングパーツで再現されています ・ エッチングパーツは、左右各1パーツで構成 ・ 表面には細かな穴が表現されています ・ 装甲板の支持架はプラパーツ、下部のステー部分はエッチングパーツとなっています ●追加装甲板、装甲板支持架の一部、各部のディテールを再現するエッチングパーツが付属 ●ペリスコープ、前照灯のガラス部分などを再現するクリアーパーツが付属しています ●アクセサリーパーツとしてブロンコ社製「WW2 ハンガリー軍 ジェリカン & ドラムカンセット」のランナーが付属しています ・ ジェリカン ×8 ・ ドラムカン ×2 ●その他に付属しているアクセサリーパーツ(ドイツ軍と同じもの) ・ MG34機関銃 ×1 ・ 機関銃用50発ドラムマガジン ×3 ・ 機関銃弾薬箱 ●「ズリーニィ 2」のマーキングとして、ハンガリー軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 第1突撃砲大隊 第1中隊 ・ 第1突撃砲大隊 第3中隊 ・ 第1突撃砲大隊 第3中隊 ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています ●側面の追加装甲板に描かれた国籍マークを塗装で再現するためのテンプレートとなるエッチングプレートが付属 ●2012年 完全新金型
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