日本重巡洋艦 三隈 (プラモデル)タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.342 スケール:1/700
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「日本重巡洋艦 三隈 プラモデル (タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.342 )」です●帝国海軍の「重巡洋艦 三隈」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立てキットです ●太平洋戦争時における帝国海軍の最新鋭「最上型重巡洋艦 三隈」を再現、従来の重巡洋艦とは異なるデザインの上部構造物を持つ、端整かつ均整の取れたシルエットを再現した内容となっています 【 「重巡洋艦 最上型」について 】●1930年に締結されたロンドン軍縮会議の結果、巡洋艦、駆逐艦などの補助艦艇の保有制限が定められ、帝国海軍は重巡洋艦の枠は既存の「古鷹型」「妙高型」「高雄型」で一杯となり、新たに重巡洋艦を建造することができなくなりました ●また、保有する軽巡洋艦は、第1次世界大戦時に設計された5500tクラス以降建造されておらず(実験的な艦である「夕張」を除く)、旧式化が目立ち始めていました ●そこで、重巡洋艦の一定義となる「20cm砲」以下の主砲を搭載し、従来の軽巡洋艦よりも大型で火力を大幅に増強した大型軽巡洋艦の建造計画が立てられ、「最上型」4隻と「利根型」2隻が建造されます ・「最上型」は、「最上」「三隈」「鈴谷」「熊野」の4隻となります ●「最上型軽巡洋艦」は、軽巡洋艦のカテゴリーに属するよう「15.5cm砲」を搭載、3連装式の砲塔を5基装備し、重巡洋艦の「20cm砲」とは1門あたりの威力は劣るものの、合計15門という砲火力と、発射速度の早さで火力を補うようにしていました ●ただし、将来的な条約破棄を想定し、「最上型」は「20cm砲」へと容易に換装できるように設計がされていました ●「最上型軽巡洋艦」は1935年から1937年にかけて竣工、当初は「15.5cm砲」を搭載していましたが、1936年の軍縮条約脱退を契機として、1939年から1940年の改装時に「20cm砲」を搭載した重巡洋艦へと生まれ変わります ・ 「利根型」は、建造の途中から「20cm砲」へと変更されており、重巡洋艦として竣工しています ●「最上型」は、「利根型」と並び帝国海軍が誇る最新鋭の重巡洋艦であり、その安定した性能により活躍、「三隈」は「ミッドウェー海戦」で戦没し、重巡洋艦の最初の喪失艦となりましたが、他の3艦は「レイテ沖海戦」まで戦い続け、連合艦隊の主軸となっています 【 「重巡洋艦 三隈」について 】 ●「重巡洋艦 三隈」は、前述のように大型「軽巡洋艦 最上型」の2番艦として1931年に建造が開始され、1935年に竣工しました ●「重巡洋艦 三隈」は、同型艦3隻と共に第7戦隊を編成、太平洋戦争が開戦すると同戦隊は南方へ派遣され、マレーやインドネシア方面の攻略作戦に参加します ●1942年3月、「重巡洋艦 三隈」と僚艦「重巡洋艦 最上」はバタビアへの上陸作戦の支援中にアメリカの重巡洋艦「ヒューストン」とオーストラリアの軽巡洋艦「パース」と遭遇します ●この「ヒューストン」と「パース」は、スラバヤ海戦によって敗れた連合軍側の「ABDA艦隊」(アメリカ、イギリス、オランダ、オーストラリアの連合部隊)の残存艦艇であり、日本軍の輸送船団を発見し、突撃を行います ●当初、「三隈」と「最上」は戦場より離れた位置だったために、直ぐには交戦できず、水雷戦隊が輸送船団を守って戦闘を開始しました ●駆逐艦と重巡洋艦との勝負は日本軍側に不利でしたが、「三隈」「最上」の戦場への到着により完全に戦況は逆転、連合軍側の2隻に次々と砲弾が命中した上、駆逐艦の魚雷により止めを刺され、両艦は撃沈されます ・ 同海戦時、「最上」の発射した魚雷が敵艦の下を通過し、見方の輸送船を沈めてしまうという事件が発生しています ●1942年6月の「ミッドウェー海戦」では、「重巡洋艦 三隈」を含む「第7戦隊」は「攻略部隊」に編入、「ミッドウェー島」への上陸部隊を護衛して同海域へと進みます ●しかし、アメリカ艦載機の攻撃により前衛の機動部隊の中の3隻の空母が戦没、ただ、連合艦隊司令部では、残る1隻の空母とその護衛の他に多くの艦艇が同海域に向かっている状態から、夜間の水上艦艇による戦闘により有効な戦いができるものと考えました ●ところが、ミッドウェー島はハワイ島から近く、アメリカ軍は航空兵力の増援を送れることから、ミッドウェー島の航空基地の存在が問題視され、これを使用不能とするために第7戦隊による夜間砲撃が命ぜられました ●「第7戦隊」は、最大速度でミッドウェー島を目指して突進を開始しますが、残存空母の「飛龍」が攻撃によって沈められ、連合艦隊は作戦の中止を決定、同戦隊も引き上げを開始します ●しかし、夜間での反転の後、アメリカ潜水艦の出現により、回避行動中に「三隈」と「最上」が衝突を起こしてしまいます ●速度が落ちた2隻は、翌朝アメリカ軍機に発見され、アメリカ機動部隊による攻撃が行われました ●当初、アメリカ艦載機の攻撃は「最上」に向けられ、同艦は大きな損傷を受けて炎上します ●これにより「最上」を撃沈したと判断したアメリカ軍は「三隈」に攻撃を集中、多数の爆弾を被弾して遂には搭載していた魚雷が誘爆、手の付けられない状態となります ●同艦は総員が退艦、その後夜となり、日米双方が沈没の確認ができないまま、その身を波間に消して行きました 【 「日本重巡洋艦 三隅 (みくま)」のキット内容について 】●この帝国海軍の「重巡洋艦 三隈」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●「重巡洋艦 三隈」をシャープかつ実感豊かに再現、タミヤらしいキレのあるモールドにより洗練された同艦のフォルム、ディテールが表現された内容となっています ●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです ●「重巡洋艦 三隈」の船体部は左右分割式となっています ・ 船体部には、舷側の舷窓、フェアリーダー、副錨などが再現されています ・ 船体部の魚雷発射管口は開口処理済み ・ 船体部にはカタパルト台座基部が一体成型されています ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、オモリとなるバラストも付属しています ●上甲板は、「前部甲板」「後部甲板」「艦橋甲板及び飛行甲板部」の3分割式となっています ・ 甲板上には、主砲塔台座、リノリウム押さえ、滑り止め、航空機運搬用軌条の基本躯体の他、リール、ボラード、パラベーン、昇降口などの細かなディテールが再現されています ・ 魚雷発射管部分の甲板パーツが付属、甲板部には予備魚雷がモールドにて再現 ●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「高角砲部」「カタパルト部」「煙突部」「後部艦橋部」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「重巡洋艦 三隈」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋は5層で構成され、トップのは測距儀、射撃指揮所が別パーツにて再現 ・ 羅針艦橋の窓がシャープに彫刻されています ・ 羅針艦橋の下部前面は別パーツで、操舵室、作戦室の窓が再現 ・ 艦橋の上下部には遮風装置が再現、下部の遮風装置は別パーツとなっており、同遮風装置を付けた「ミッドウェー海戦時」と、それ以前の状態とを選択することができます ・ 前檣楼支柱がパーツ化 ・ 艦橋部分を構成する、91式高射装置(×2)、60cm信号灯(×2)、4.5m高角測距儀、「25mm連装機銃」(×2)などが付属しています ●前檣 ・ 前檣は三脚檣型、トップは1本の単檣となっています ・ マスト下部は前後分割式で、方位測定室が一体成型されています ・ マスト上に設置された「方位測定器」が付属 ● 煙突 ・ 本体部分は左右分割式で、煙突トップ部は別パーツ化、雨水カバー部はシャープなモールドで開口処理されています ●後檣 ・ 後檣は三脚檣型、トップは1本の単檣となっています ・ 三脚檣の部分は前後分割式で、中央部のヤードは別パーツです ・ 三脚檣の後部パーツにはクレーンが一体成型されています ●探照灯台座、及び探照灯 ・ 探照灯台座は、上部の110cm探照灯と一体成型されています ・ 台座部分にはトラス構造が再現 ●中央機銃座 ・ 機銃座は一体成型となっています ・ 機銃座に装備される「25mm連装機銃」(×4)が付属 ●カタパルト「呉式2号5型射出機」 ×2 ・ カタパルトは一体成型のパーツで再現、側面のトラス構造がモールドで表現されています ●後部艦橋 ・ 後部艦橋は3パーツで構成され、上部「94式予備方位盤」は別パーツです ●主砲塔部「50口径 3年式2号 20cm砲」 ×5 ・ 砲塔は測距儀も含めて一体成型で、砲身部分は1本づつに分割されています ・ 砲身部分には防水カバーが表現されています ・ 2番主砲塔用の砲身は、実艦通りに仰角が付けられています ・ 主砲塔は、甲板部分に内蔵させるポリキャップにより左右旋回が可能です ●高角砲「40口径 89式 12.7cm連装高角砲 A1型改1」 ×4 ・ 高角砲はシールド部分と砲身本体との分割式で、砲身部分は連装式に一体成型されています ・ 円形の高角砲台座がパーツ化 ●対空機銃 ・ 25mm 3連装機銃 ×6(艦橋、機銃座に配置) ・ 機銃は銃身、銃架が一体成型されています ●魚雷発射管「61cm 90式 3連装魚雷発射管 1型」×4 ・ 魚雷発射管は3連装式に一体成型されています ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 11m内火艇 ×2 ・ 11m内火ランチ ×2 ・ 9mカッター ×3 ・ 小型カッター ×1 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦尾旗竿 ・ 錨 ・ 菊花紋章 ・ 航空機台車 などがセットされています ●「重巡洋艦 三隅」に装備された艦載機として ・ 零式3座水上偵察機 ×1 ・ 95式水上偵察機 ×2 を再現したパーツが付属しています ●静岡模型教材協同組合「大型艦兵装セット」のランナーが2枚付属しており、高角砲、機銃、艦載機、カタパルト、内火艇、艤装類などは同ランナーのパーツを使用します ●艦尾の軍艦旗(直線タイプと、なびいているタイプの2種)、艦載機の日の丸マーク、主砲塔の対空識別マークを再現したデカールが付属しています ●2002年 一部新金型 ●重巡洋艦 最上型 第2弾
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