アメリカ M151A1 ベトナム戦争 (プラモデル)タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.334 スケール:1/35
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「アメリカ M151A1 ベトナム戦争 プラモデル (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.334 )」です●1960年代後半におけるアメリカ軍の小型汎用4輪駆動トラック「M151A1」を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●「ジープ」の後継車両として開発され、「M151」シリーズの初期型としてベトナム戦争などで活躍した「M151A1」を再現、大型化した「ジープ」シリーズに対して「ウィリス MB」の原点回帰として、小型化して俊敏性を増した精悍なフォルムを再現した内容となっています ●タミヤ社製「アメリカ M151A2 フォードマット ケネディジープ 」をベースに、「M151A1」を再現するために、金型の一部を改修、幌などの新規パーツを追加したバリエーションキットとなります ・金型の改修点は、バンパー、方向指示器、リアパネル、サイドパネルの後部、後部サスペンション、フロントウィンドー、前照灯部分などとなっています 【 「M151A1」について 】●アメリカは第2次世界大戦初期において4輪駆動小型トラック「ウィリス MB ジープ」を開発しました ●この「ウィリス MB ジープ」は、当初偵察用車両としての位置付けでしたが、その4輪駆動による機動性の高さと優れた汎用性から将兵の評価は極めて高く、軽輸送車両として各戦線で活躍、アメリカ軍のみならず連合国軍に広く供与が行われ、北アフリカの地から酷寒のロシア、ジャングルの南太平洋戦域に至るまで連合軍将兵の足となって走り続けました ●「ジープ」は、小型の車体に、当時としては馬力の高いエンジンを装備するというコンセプトで開発され、その機動力の良さと、アメリカ製車両としての頑丈かつ機械的な信頼性に裏付けされた歴史的な名車となります ●1940年代後半、アメリカ軍は「ウィリス MB ジープ」の後継車両の開発を指示、「ウィリス」社は防水仕様、電装を従来の6Vから24Vに強化した「M38」を1950年に開発します ●また、各種武装を載せる関係から、よりパワーアップした「ジープ」も要求され、1952年には大型の「ハリケーンエンジン」を搭載した「M38A1」を開発、アメリカ軍の全部隊に配備されるようになりました ●この「M38A1」は、確かにエンジン出力は高いものでしたが、エンジンの大きさに合わせて車体全体が大型化、車重も重くなり、「ジープ」本来の美点である「軽快な機動性」には欠けるようになりました ●そこで、アメリカ軍と「フォード」社の共同により、1953年から「ジープ」のコンセプトに沿った新型の小型汎用トラックの開発が行われ、1957年に制式採用されたのが「M151」です ・ 「フォード」社は「ジープ」採用の競合試験に参加した他に、「ウィリス MB ジープ」の生産の一翼を担い、「フォード GPW」として生産していました ●この「M151」は、「ハリケーンエンジン」と同様な出力ながらコンパクトな4気筒「OHVエンジン」を搭載、車体はセミモノコック構造により軽量化、コイルスプリングによる独立懸架方式となっていました ●「M151」は、優れた機動性能により高い評価を獲得、「Military Utility Tactical Truck」の頭文字を採って「マット」と呼ばれました ・ 「ジープ」とされないのは、一般的な呼称であった同名を「ウィリス」社(現「クライスラー」社)が商標登録したためで、フロントグリルの棒が横向きなのも、「ジープ」の縦型が特許を獲得していたことによります ●ただ、この「M151」は、リアサスペンションに問題が在り、コーナーリング時に転倒事故が相次いだために1964年に改良型となる「M151A1」が登場、リアサスペンションが改善されて転倒事故は大幅に低減しました ●この「M151A1」は、ベトナム戦争において実戦に投入、戦場での悪路や水中走行、空中投下などの過酷な使用をこなし、「ベトナム・ジープ」もしくは「ケネディ・ジープ」などと呼ばれアメリカ軍将兵に親しまれたのです ●「M151」シリーズは、更なる改良型である「M151A2」が1970年に登場、各型合計約20万台が生産され、アメリカ陸軍では高機動汎用車輌「ハンビィー」へと切り替わる1990年代まで、アメリカ海兵隊ではその後も継続使用されています 【 「アメリカ M151A1 ベトナム戦争」のキット内容について 】●この現用アメリカ軍の小型汎用4輪駆動トラック「M151A1」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●ベースとなる「M151A2」のキットは1982年に製品化されたものですが、タミヤらしいシャープなモールドと小型のソフトスキン車両としての適度なパーツ構成、そしてミリタリーミニチュアシリーズとして作り易さが考慮され、更に金型の改修と新規パーツの追加などでアップデートされ、現在のニューキットと比べても全く遜色が感じられない内容となっています ●タミヤミリタリーミニチュアシリーズらしく、パーツ数は抑えられてパーツ同士の合いも良好、AFVモデル初心者からベテランモデラーに至るまで模型の持つ「楽しさ」を味わうことができ、ベトナム戦時のアメリカ軍車両として単品作品から、ビネット、そしてジオラマシーンなどで重宝するアイテムです ●「M151A1」は、ベトナム戦で活躍したアメリカ軍の代表的な小型車両ですので、タミヤ社製「アメリカ M48A3 パットン戦車」、「アメリカ 装甲騎兵強襲車 M113CAV バトルワゴン」、「アメリカ M109 自走砲 ベトナム戦争」等のベトナム戦時の車両との組み合わせや、ジオラマ展開などにおいて戦闘車両と小型のソフトスキン車両との魅力的なシーンが演出できることでしょう ●「M151A1」は、車体下部パーツに各パネルを貼り合せる構成となっています ●車体下部は、セミモノコック式のフレーム、車体内部の基本躯体が一体成型されています ・ 前後のデファレンシャルは各1パーツで構成、前部のサスペンションは3パーツ、後部のサスペンションは4パーツで再現されています ●車体 ・ フロントグリル部にはラジエターが一体成型されています ・ 前照灯部分は凹んだ状態で成型され、これにガラス部分を再現したパーツ(成型色パーツ)を取り付けます ・ フェンダー上の小型のウィンカーは別パーツ化して再現 ・ フロントウィンドーは枠の部分が成型色パーツ、ウィンドー部は付属のクリアーシートを使用します ・ サイドパネル後部は2種が付属しており、選択して使用します ・ リアパネルには旧型の車間表示灯が一体成型されています ●室内 ・ 前部の座席はクッション部とステーとの各2パーツで構成 ・ 運転席部分の各種レバー類は別パーツにて再現 ・ メーター類を再現するデカールが付属しています ●タイヤは、本体部分と裏面内側との2分割式となっており、内蔵させる車軸受けのパーツにより回転可動式です ●展開した状態の幌のパーツが付属しています ・ 幌は天板部と後部との2分割式で、後部には「M151」シリーズの初期型となる2ヶ所の窓が開口されているタイプが表現されています ・ 左右の支柱は各1パーツで再現 ●車体側面に装備するシャベル、斧は別パーツ化して再現 ●ワイヤーカッター、延長マフラー、シュノーケルのパーツが付属、各装備の装着の有無が選択でき、「アメリカ陸軍」「アメリカ海兵隊」仕様を選択して組立てることが可能です ●ドライバーのフィギュアが1体付属しています ・ 運転席に座り、片手をハンドルに置いているポーズです ・ 服装は、野戦服を着用、迷彩カバー付きヘルメットを被り、コンバットブーツを履いた姿です ・ フィギュアは、上半身、下半身、両腕のパーツ構成となっています 【 塗装とマーキング 】 ●「M151A1」のマーキングとして、ベトナム戦時のアメリカ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています ・ アメリカ海兵隊 第3海兵師団 (ベトナム) ・ アメリカ陸軍 第18憲兵旅団 (ベトナム) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊表記、車輌番号、車台番号、憲兵隊表記などを再現したデカールが付属しています ●2013年 一部新金型
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