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「日本海軍 丁型潜水艦 伊370 回天搭載艦 プラモデル (アオシマ 1/350 アイアンクラッド No.005699 )」です●太平洋戦争後期における帝国海軍の輸送潜水艦「伊370」を1/350スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●敵制海権下の島嶼への物資輸送用として建造された輸送潜水艦「丁型潜水艦」の「伊370」を再現、人間魚雷「回天」搭載艦として改造された上甲板が拡張された姿を表現した内容となっています 【 「丁型潜水艦 伊370」について 】●帝国海軍では潜水艦を艦隊戦用の兵器と捉えており、前線海域での警戒と敵艦への攻撃が主な任務でした ・ 他国の海軍のような通商破壊は殆ど行われず、反対に自国の船舶が潜水艦による通商破壊の対象となることもあまり考慮されなかったため、これが後に戦況の悪化を招いています ●潜水艦の能力として航続距離と魚雷攻撃力が重視され、その艦隊戦用としての位置付けから潜水艦隊も整備されており、潜水艦個々の能力と隻数を考慮した戦力は世界のトップレベルとなっていました ●一方、太平洋戦争開戦後の1942年中頃、日米の戦いの焦点はソロモン海域のガダルカナル島を巡るものとなり、双方の兵力が消耗戦を繰り広げていました ●日本軍は、ガダルカナル島の敵飛行場の占領を目指して戦力を投入、しかし同島はその飛行場からの航空機とアメリカ艦隊の活動によりアメリカ軍側の制空権、制海権下にあり、陸軍部隊の補給のために送られた輸送船は大部分が沈められてしまいます ●そこで、速力の速い駆逐艦による夜間の輸送が行われましたが、アメリカ艦隊による迎撃や駆逐艦の輸送能力の乏しさから陸軍部隊に対して充分な物資を輸送することができず、ガダルカナル島の陸軍将兵は飢えと弾薬等の不足に陥ってしまいます ●輸送潜水艦という発想自体は、戦前から存在していましたが、このような苦戦により敵制海権下でも活動が可能な艦として正式に建造計画が立案され、「丁型潜水艦」として第1番艦「伊361」が1943年2月に起工しました ●この「丁型潜水艦」は、輸送任務に特化した潜水艦として、船体は多くの物資を搭載できるように太いものとなり、潜水艦の必需品である魚雷発射管も原則的に廃止され、その輸送能力は65tという性能を持っています ●この輸送能力自体は通常の輸送船の能力と比べると微々たるものでしたが、この「丁型潜水艦」を必要とする程、日本軍の輸送システムが脅かされていたのも事実でした ●「伊370」は、「伊361型」の10番艦として1944年9月に竣工、竣工後は輸送専門部隊である第7潜水戦隊に所属しましたが、「伊370」は出撃する機会のないまま内地に待機します ●1945年1月、「伊370」は「回天」搭載艦として改造されることとなり、主砲を撤去、甲板が拡幅され、その甲板上に5基の「回天」を搭載できる能力を持ちました ●1945年2月、硫黄島にアメリカ軍が上陸を開始、日本固有の領土への上陸の報を受けて帝国海軍は「伊370」を含む潜水艦3隻からなる特別攻撃隊「千早隊」を編成、直ちに出撃させます ●しかし、アメリカ輸送船団の直前において護衛駆逐艦「フィネガン」のレーダーが浮上中の「伊370」を発見、執拗な爆雷攻撃により「伊370」はその生涯を閉じたのでした 【 「日本海軍 丁型潜水艦 伊370 回天搭載艦」のキット内容について 】●この帝国海軍の輸送潜水艦「伊370 回天搭載艦」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●潜水艦モデルとして舷側部上下の排水口、甲板部の甲板表現やハッチなどのディテールを表情豊かに表現して「丁型潜水艦 伊370 回天搭載艦」を再現した内容となっています ●アオシマ社製「日本海軍 丁型潜水艦 伊365」をベースとして、「伊370 回天搭載艦」を再現するために、甲板を新規パーツへと変更、「回天」を再現したパーツを追加したバリエーションキットとなります ●「伊370」は喫水線以下も再現したフルハルモデルです ●「伊370」の船体部は、左右分割式で、上甲板は別パーツです ●船体部には、ビルジキール、デッドウッドが一体成型され、細部では各部の排水口、フェアリーダー、船体パネルなどが表現されています ・ スライド金型により下部の吸水口も再現 ・ 推進軸、スクリュー、舵、前部、後部昇降舵がパーツ化 ・ 船体の歪みを防止する桁のパーツが付属 ●上甲板は、前後方向に4分割式となっています ・ 甲板上には、滑り止めや木甲板表現の他、各種ハッチなどのディテールが再現 ●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「伊370」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋は左右分割式で、艦橋の甲板は別パーツです ・ 艦橋の梯子などがモールドされています ・ 艦橋部分を構成する潜望鏡、ループアンテナ、双眼鏡(×4)、逆探、電探などがパーツ化 ●人間魚雷「回天」 ・ 「回天」は、各1パーツで構成、艦橋、スクリューなどが一体成型されています ・ 「回天」を固定するバンドを再現する場合は、別売のアオシマ社製「日本海軍 丁型潜水艦用 エッチングパーツ」に含まれているパーツを使用します ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 錨 ・ クレーン ・ ボラード ・ デリック などがセットされています ●艦橋の日章旗マーク、菊水マーク、艦名表示などを再現したデカールが付属しています ●展示用のスタンドが付属しています ・ 船体とは、船体部に内蔵させる金属ナットとネジで固定します ●説明書には、アオシマ社製「日本海軍 丁型潜水艦用 エッチングパーツ」の取り付け方法が解説されています ●2013年 一部新金型
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