「ドイツ 路面電車 641 プラモデル (ミニアート ミニチュアシリーズ No.38003 )」です●第2次世界大戦時頃におけるドイツの「路面電車 641型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●ドイツ各都市の交通機関として市民の足となった「641型 路面電車」を再現、2軸の車輪を持ち、曲面を基調としたボディの車輌を再現した内容となっています ・ 「641型 路面電車」単体のほか、石畳みの路面と線路などを再現したベースも付属しています 【 「路面電車」について 】●19世紀初頭、ヨーロッパでは蒸気機関の出現により産業革命が発生、工場を擁する各主要都市に人口が流入、都市はその規模を大きく拡大させました ●この都市の拡大に伴って、労働者となる市民の移動手段の確保が必要となり、当時比較的短距離の移動手段として使用されていた「馬車」をより輸送力を向上させるために、路面部分に設置された線路上を走る「馬車鉄道」が登場します ●蒸気機関の出現から暫く経って「蒸気機関車」が登場、「馬車鉄道」から代わるものとしてこの「蒸気機関車」の導入も考案されましたが、「蒸気機関車」は線路以外に給水装置や給炭装置などの大掛かりな設備が必要なため、機関車自身もある程度の大きさが有り、さらに都市部では排煙の影響が大きいことから、車両自体の動力がコンパクトできる電車を使用した「路面電車」が出現しました ●この「路面電車」は、道路自体に線路を敷設することから、新たな路線を設置し易く、道路自体の機能も損なわないことから、ヨーロッパの主要都市を中心に広く導入されました ●「路面電車」は、第1次世界大戦、第2次世界大戦を経ながらも運用が継続され、自動車の普及により1970年代頃には縮小化されて行きましたが、現在においてはエコ化の流れにより復権を果たしています ●「ドイツ 路面電車 641 (German Triebwagen 641)」のキットでは、第2次世界大戦頃の「路面電車」の1タイプ(形状的には最もスタンダード的なタイプと思われます)が再現され、この「路面電車」は上記のように各都市で見られました ●第2次世界大戦での「路面電車」を最も印象付けたのが1945年のベルリン戦です ●当時のベルリンはドイツの首都としてヨーロッパにおける最大規模の都市となっており、「路面電車」も数多くの路線が存在していました ●1945年4月、ソ連軍がこのベルリンに迫ると、ドイツ軍は「路面電車」をバリケードとして道路上に配置、ソ連軍を阻止する防御拠点として利用しました ・ これに連動させる防御手段として、戦車の砲塔を路面に配置した「戦車トーチカ」も併用されています ●これらのドイツ軍の必死の抵抗によりソ連軍は大きな被害を被ることになりましたが、ドイツ軍とソ連軍の戦力の差は圧倒的であり、ドイツの首都ベルリンは陥落、これによってドイツの敗北は決定的となりました ●ただ、ベルリンに残された「路面電車」などの残骸は世界大戦という壮絶な戦いを象徴するものとして、その姿を我々に深く印象付けています 【 「「ドイツ 路面電車 641 (German Triebwagen 641)」のキット内容について 】●この第2次世界大戦時頃に見られたドイツの「641型 路面電車」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●細分化されたパーツ構成で「641型 路面電車」のディテール表現に重きを置いた内容となっています ●ミニアート社製「ヨーロッパ 路面電車」をベースに、ドイツの「641型 路面電車」を再現するために、車体上部の表示板などの新規パーツ、デカール、ポスターなどを再現したペーパーシートを追加したバリエーションキットとなります ●「641型 路面電車」の車体内部も再現されています ●ドイツの「641型 路面電車」が再現されていますので、上記のベルリン戦などのドイツ都市部のシーンの再現に適しています ●「641型 路面電車」は、「車体」「シャーシ」の2ブロックで構成されています 【 車 体 】 ●車体は、前面と後面は曲面を基調としたボディ形状を再現、その表面部と内部を中心としたディテールがパーツ分割とモールドにより細かく表現されています ●車体は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています ・ 天板パネルは前後及び上下の4分割式で、天板側面のスノコ状の構造物は別パーツです ・ 前後のドアは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ ドアのステップは1パーツで構成、ドアの手摺り及びガードは1本ずつパーツ化 ・ 各ウィンドーはクリアーパーツで、枠の部分は各パネルに一体成型されています ・ 前照灯は前面パネルにモールドされており、ガラス部はクリアーパーツとなります ●車体上部の前後に取り付けられた5角柱型の行き先表示板と、側面の広告板のパーツが付属しています ・ 行き先表示板に描かれた地名表示はデカール、広告板に描かれたポスターはペーパーシートで再現します ・ ポスターは3種類が付属、選択して使用します ●車体上部のパンタグラフは、パンタグラフ本体、基部、バネで構成されています ・ パンタグラフは起倒状態を選択することができます ・ バネは前後方向の5分割式により細かく再現、パンタグラフの起倒状態に合わせてバネ本体のパーツ(プラパーツ)をカットして使用します ●前後の運転台が再現されています ・ 運転台の操作パネルが再現、ハンドル、レバー類、及び車載工具類は別パーツとなっています ●車体内部が再現されています ・ 車体内部は、両側にベンチシートが設置された状態となっています ・ 車体内部の上面にはシャンデリアタイプの室内灯(×1)と、吊革(×4)が付属しています ・ 車体内部に掲げられたポスターを再現したペーパーシートが付属 【 シャーシ 】 ●シャーシは、そのメカニカルな構造をパーツ分割によって再現、シャーシ内側の動力装置もパーツ化されています ●シャーシは、両側面のパネル状のパーツに、横方向のフレームと車輪とを組み合わせる方式となっています ・ 側面パーツには表面部のボルト類がモールドされ、各サスペンション部は8パーツで構成されています ・ 車輪は個別にパーツ化、6パーツで構成される動力装置は挟んで組み立てます ●シャーシ部分のガードは、各フレームをシャーシ部分に貼り付ける構成となっています ・ 車体前後と、車体下部のスノコ状のガードは各1パーツで構成 【 ベース 】 ●石畳みの路面と線路などを再現したベースが付属しています ・ ベースは、バキュームフォームで成型、石畳の路面と、その奥側に配置された線路がモールドされています ・ 路面上の架線の支柱が2個付属、 ミニアート社製「路面電車の支柱 & 街灯 (TRAM SUPPORTS & STREET LAMP)」のランナーが2枚セットされており、それに含まれている架線支柱パーツを使用します(架線自体は含まれていません) ・ ベースのサイズは、幅320mm×奥行き223mmとなります ●各ウィンド、前照灯のガラス部などを再現するクリアパーツが付属しています 【 塗装とマーキング 】 ●「路面電車 641型」の1種の塗装例が説明書に記載されており、車体番号、行き先表示、路線番号などを再現したデカールが付属しています ●車体上部側面と車内に掲げられたポスターなどを再現したペーパーシート(説明書にプリントされています)が付属しています ●2014年 一部新金型
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