イギリス戦車 マーク4 メール (プラモデル)タミヤ 1/35 戦車シリーズ (シングル) No.30057 スケール:1/35
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「イギリス戦車 マーク4 メール プラモデル (タミヤ 1/35 戦車シリーズ (シングル) No.30057 )」です●第1次世界大戦時におけるイギリス軍の菱形戦車「マーク4 メール」を1/35スケールで再現したシングルモーターライズのプラスチックモデル組立キット ●世界初の近代戦車である菱形戦車「マーク1」の改良型となる「マーク4」を再現、シングルモーターと連結可動式履帯をセットしており、菱形の車体の外周部をグルグルと回る履帯により、独特のスタイルで走行する姿を楽しむことができる内容となっています 【 「イギリス 菱形戦車 マーク4」について 】●第1次世界大戦時の戦いは、機関銃が戦場を制し、その銃火から身を守るために戦線に渡って塹壕線が張り巡らされました ●攻撃側は、進撃するために後方の砲兵部隊によって徹底的に防御側の陣地を射撃することが行われましたが、砲兵射撃によって完全に防御陣地を破壊することはできず、歩兵による突撃が必ず必要となりました ●この歩兵による突撃は、生き残った強力な機関銃の射撃によって甚大な損害を被ることが多く、更に前進しても幾重にも張り巡らされた防御陣地により戦線を突破することは難しく、戦線は膠着してしまいます ●そのような中、膠着化した戦線を突破するために陸上軍艦としてイギリス海軍が1916年に開発したのが「菱形戦車 マーク1」で、不整地を走破するための走行装置として車体外周部を回る形態で履帯を装備、その横から突き出したスポンソン部に武装が装備されました ●このスポンソン部の武装は2タイプが存在し、「6ポンド砲」と機銃を装備した「メール」と、機銃のみの装備となる「フィメール」が作られています ●「菱形戦車 マーク1」は、世界初の近代戦車として1916年9月に戦場に登場、機関銃の弾丸を寄せ付けず、塹壕を越えて突き進む姿はドイツ軍将兵にパニックを引き起こしました ●ところが、イギリス軍側の用兵が戦車運用に慣れておらず、「菱形戦車 マーク1」自体も機械的な故障が多発、その初陣での戦果は極めて限定的なものに終わっています ●「菱形戦車 マーク1」で問題となったのが、機械的故障の多さと速度の遅さ、そして居住性の劣悪さであり、機械的故障は当時の機械技術では仕方なかったものの、実質的に歩兵が歩くスピードよりも遅いことや、サスペンションが一切なく、エンジンも車内に露出した形で搭載され、発砲時の排煙を排出する換気装置がないことは、乗員にとって耐え難いものがありました ●そこで、「菱形戦車 マーク2」と「菱形戦車 マーク3」では徐々に改良が行われ、さらなる改良により本格的な量産型となったのが「菱形戦車 マーク4」です ●この「菱形戦車 マーク4」では、小銃弾に耐え得るように装甲が強化され、エンジン冷却用のファンと換気扇を装備、居住性はかなり向上しています ●また、車体幅の関係から鉄道輸送時には障害となるスポンソン部は従来の取り外し式から内部へと収納される方式へと変更され、このため鉄道輸送時の作業量は大幅に軽減されました ・ 「マーク4」は「マーク1」と同じように「メール」と「フィメール」とが生産されています ●「菱形戦車 マーク4」は、1917年の夏から戦線に投入、1917年11月の「カンブレーの戦い」では「菱形戦車 マーク4」を中心に381両という大量の戦車が一挙に参加し、戦線を10km突き進むという戦果を挙げました ●さらに1918年8月の「アミアンの戦い」では、400両を超える戦車が集められて戦闘に参加、集中投入による強力な打撃力によってドイツ軍に大きな損害を与え、戦いは連合軍の勝利に終わっています ●「菱形戦車 マーク4」は、世界初の近代戦車である「菱形戦車 マーク1」の直系の実用戦車として成功作となり、第1次世界大戦における連合軍の勝利に貢献、機関銃の射撃や小銃弾に耐えながらも突き進む姿は、敵には恐怖を、味方には勇気を与え、壮絶な塹壕戦を制する存在ともなったのです 【 イギリス戦車 マーク4 メール (タミヤ 1/35 戦車シリーズ シングル No.30057) プラモデルの内容 】●このイギリス軍の菱形戦車「マーク4 メール」を再現したシングルモーターライズのプラスチックモデル組立キットです ●菱形の車体を持ち、その車体自体を大きな走行装置とした「菱形戦車 マーク4」を再現、車体側面部に張り出す形で武装を装備した独特のレイアウトを表現した内容となっています ●世界初の近代戦車として名高い「菱形戦車 マーク1」の改良型で、本格的に量産された「菱形戦車 マーク4」をモーターライズで再現、塹壕と鉄条網が張り巡らされた戦場をゆっくりと突き進むという第1次世界大戦時の戦車ならでは動きと、車体上部まで延びた履帯による走行シーンとを楽しむことができます ●8人乗りという大型の車体に複雑な面構成を持つ構造がパーツ数を抑えて再現されており、パーツ同士の合いも良好で、気軽にその姿を味わうことができるでしょう ・ 1枚ずつの分割によりパーツ数が多い履帯も、はめ込み式でパチパチと接続することができ、簡単に組み上げることができます ●「菱形戦車 マーク4」の特徴となる各部のリベットや装甲板の貼り合わせ部分などのディテールはシャープと繊細さを兼ね備えたタミヤタッチによって再現、第1次世界大戦時の車両ならではの無骨さと、それに相反する開口部の装甲の薄さなどの何処となく貧弱さを漂わせる雰囲気を表現した内容となっています ●シングルモーターを装備したモーターライズキット、「菱形戦車 マーク4」の実車のスピードをスケール感に沿って再現、今も残る映像シーンの中のように、ゆっくりとしたスピードで走行を実現しています ●前進のみの走行が可能で、スイッチは車体裏側に設置されています ●車体に内蔵される電池ボックスは車体側面のスポンソン部を取外すことで引き出すことができ、電池の脱着、交換を行うことができます ●走行用の「単3電池」(マンガンもしくはアルカリ電池)×1本は別にお求め下さい ●ギアボックスは、モーターも含めてユニット化(組立て済み)されており、簡単な工作により車体に取り付けることができます ●起動輪と誘導輪の歯の部分はモーターライズ専用の金属製パーツが用意され、中心となるプラパーツ(POM素材)を挟み込んで組み立てます ・ 歯の部分とプラパーツとの組み立ては、金属製の丸ビス6本を使用します ・ ギアボックスから延びるシャフトと起動輪とは、2個のアイドラーギアを介して接続され、ギアボックスの多数の歯車とこのアイドラーギアにより回転数が下げられた状態で起動輪を動かします ・ 起動輪は後ろ側となります ・ 起動輪、誘導輪の基部には上から被せるプラパーツにより外観上はディスプレイモデルと同様な仕様で動く姿を楽しむことができます ●転輪は、前後方向に2分割もしくは4分割されたプラパーツで構成され、車体に一体成型された軸に差込み、これを車体外側のパーツで挟むことにより回転可動します ●履帯は、1枚ずつが分割された連結可動式履帯が付属しています ・ 履帯は嵌め込み式で接続します ・ 履帯は、実車の構造に合わせて薄く成型され、表面には滑り止めとリベットとが彫刻されています ●ギアボックス、スイッチ、起動輪と誘導輪などを組み立てるための小型ドライバーと6角レンチが付属 ●転輪などの可動部に塗るグリスが付属しています ●スイッチ、可動部、熱を持つ部分などを表示するステッカーが付属しています 「イギリス戦車 マーク4 メール」 プラモデルの構造について ●「菱形戦車 マーク4」は、左右の「スポンソン部」「車体」の3ブロックで構成されています 【 スポンソン部 】 ●スポンソン部は、その複雑な面構成を再現、装甲板のパネルラインがエッジの立ったモールドで再現され、表面のリベット、ピストルポートなどのディテールがタミヤタッチの彫刻により表現されています ●「6ポンド砲」の砲身は一体成型のパーツで再現、砲口が開口処理されています ・ 砲身基部と砲尾とは左右に分割されたパーツで再現され、閉鎖器は別パーツ化されています ・ 防盾は1パーツで構成され、薄く成型されています ・ 照準器、防危板も別パーツ化して再現 ・ 砲架は左右分割パーツとなっています ・ 円筒形のシールド部も左右に分割され、砲の開口部が内側に曲げられた形状を再現 ・ 砲身は基部に内蔵させるポリキャップにより上下可動が可能、シールド部は下部のベースに内蔵させるポリキャップにより左右回転します ●スポンソン後部の機銃は前後に分割され、銃口部分が開口されています ・ ターレット部は前後分割され、機銃を挟み込み、機銃は可動させることができます ●スポンソンは、前面部、後部、天板、底部の4パーツで構成 ・ 後部ドアは別パーツ化され、開閉状態を選択できます ・ スポンソンと車体とは、車体側に内蔵されたポリキャップにより固定します 【 車 体 】 ●車体は、その複雑な形状をパネル状のパーツで構成しながらもパーツ数を抑えて再現、転輪部分のボルト、車体各部に打たれたリベット、そしてピストルポート、視察用スリットなどのディテールが強弱を付けたシャープなモールドで表現されています ●車体は各パネルを貼り合わせ、箱組み式に組み立てます ・ 操縦手用の張り出し部も各パネルを貼り合わせて組み立てます ・ 上部のハッチ、操縦手用の視察ハッチは別パーツ化され、開閉状態を選択することができます ・ 車体上部左右のビームレールは前後の2パーツで構成 ●車体前部の機銃は前後分割され、銃口部分が開口されています ・ ターレット部は別パーツで、車体側と機銃を挟み込むことにより、機銃は可動式とすることができます ●排気管は前後の2パーツで構成され、排気管カバーは別パーツ化されています ・ 排気管の先端部は開口処理されています ●車体上部に装備される軟弱地脱出用の角材は前後に分割されたパーツで再現 ・ 角材を固定するチェーンは、付属している金属製チェーンを使用します 【 履 帯 】 ●履帯は、1枚ずつが分割された連結可動式履帯が付属しています 【 イギリス戦車 マーク4 メール (タミヤ 1/35 戦車シリーズ シングル No.30057) の塗装とマーキング 】 ●「菱形戦車 マーク4」のマーキングとして、イギリス軍仕様となる3種類の塗装例がカラーのリーフレットに記載されています ・ G大隊所属 GLAMORGAN (1918年) ・ H大隊所属 HYACINTH (フランス・リベクール近郊 / 1917年11月) ・ B大隊所属 BLACK ARROW (フランス・フォンテーヌノートルダム / 1917年11月) ●リーフレットに記載された塗装例に基づく、国籍マーク、車両番号、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています ●実車の解説と塗装例が記載されたカラーのリーフレットが付属 ●「イギリス戦車 マーク4 メール」の完成時のサイズ ・ 全長 : 約230mm 【 イギリス戦車 マーク4 メール (タミヤ 1/35 戦車シリーズ シングル No.30057) プラモデルのパッケージ内容 】・ イギリス戦車 マーク4 メール ×1 ・ 金属製チェーン ×1本 ・ ギアボックス ×1 ・ 電池ボックス ×1 ・ アイドラーギア、シャフトなどの走行装置 一式 ・ グリス ×1 ・ 小型ドライバー ×1 ・ 6角レンチ ×1 ・ デカールシート ×1枚 ・ ステッカーシート ×1枚 ・ 走行用の「単3形電池」×1個は別売となります ●2014年 完全新金型
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
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