1/48 ミリタリー ロシア GAZ-M-415 ピックアップ ACE (エース)

「ロシア GAZ-M-415 ピックアップ プラモデル (エース 1/48 ミリタリー  No.48105 )」です

●第2次世界大戦時におけるソ連軍のピックアップトラック「GAZ-M-415」を1/48スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●乗用車「GAZｰM1 エムカ」をベースとしたピックアップ型の「GAZ-M-415」を再現、優雅なフォルムを持つ「GAZｰM1 エムカ」とはイメージが異なる、ロシア的な無骨さが強調された独特のスタイルを再現した内容となっています

●エース社製「ソ連 スタッフカー エムカ （GAZｰM1）」をベースに、「GAZ-M-415」を再現するために、ボディなどを新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります

【 「GAZ-M-415」について 】

●ソ連では、共産主義体制により民間の自動車メーカーは存在せず、富裕者層というものが存在しないことから1920年代から1930年代の世界的なモータリゼーションの発達に大きな遅れをとってしまいました

●そこで、ソ連は当時関係が良好でモータリゼーションの最先端国であるアメリカに注目、アメリカの乗用車、トラックをコピーもしくはライセンス生産するという方式で対処が行われています

●ソ連有数の自動車工場「GAZ (ゴーリキー自動車工場）」では、当初はアメリカ製自動車をコピー生産、1930年代中頃からはその経験を活かして独自の車も生産されるようになり、アメリカの乗用車「フォードA」の改良型である乗用車「GAZｰM」を開発、次いで1936年には独自設計による「GAZｰM1」を登場させます

●この「GAZｰM1」は、3.28リッター、50馬力のエンジンを搭載した大型乗用車で、最高速度105km/hを発揮、機械的な信頼性も高く、ソ連国内で広く使用されました

●また一方で、ソ連国内ではまだまだ農業が主体で、通常の乗用車だけではなく、荷台に様々な物を積むことができ、乗用車としての快適性を持つピックアップトラックのニーズが高く、程なく「GAZｰM1」をベースとしたピックアップ型となる「GAZ-M-415」が登場します

●第2次世界大戦が開戦すると多くの「GAZ-M-415」が軍に徴用、エンジンの馬力を活かして、主に「45mm対戦車砲」の牽引や、軽迫撃砲の運搬などに使用されています

【 「ロシア GAZ-M-415 ピックアップ」のキット内容について 】

●このソ連軍のピックアップトラック「GAZ-M415」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●ACE社のハンドメイドによる金型加工で「GAZ-M-415」を再現、レジンキットの感覚に近い独特のパーツ成型で、「GAZ-M-415」の全体形とディテールとを再現した内容となっています


●「GAZ-M-415」は、「シャーシ」「車体下部」「キャビン」「荷台」の4ブロックで構成されています

【 ボディ 】
●ボディは、前後のフェンダーも含めて一体成型のパーツで構成されています
　・ 前照灯、尾灯は別パーツ化

【 キャビン 】
●キャビンは、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
　・ ドアはモールドにて再現
　・ パネルにはウィンドの枠が再現されており、ウィンド本体は説明書に描かれたカットラインに沿ってクリアフィルムを切り出して作製します（クリアフィルムは付属していません）
　・ ドアノブが別パーツ化
　・ エンジンルーム側面の吸気グリルのパネルはエッチングパーツにて再現

●キャビン内部が再現され、座席、メーターパネル、各種レバー、ペダル類がパーツ化、車体下部パーツに取り付けて作製します

【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは一体成型のパーツで再現
　・ バンパーは別パーツ化されています
　・ リーフ式サスペンションはそれぞれ一体成型のパーツで再現
　・ 後部のデファレンシャルは1パーツ、前部のステアリングゲージは4パーツで構成されています
　・ ステアリングは前方に固定された状態となります

●タイヤはホイール部とゴムの部分とで分割され、ゴムの部分は軟質素材製となっています
　・ ホイールはハブキャップの有無を選択することができます

【 荷 台 】
●荷台は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて形状を作ります
　・ 荷台床面は、凸状のモールドによりプレスによる補強のラインを再現
　・ 側面パネルの上部には手摺りが一体成型されています

●エンジンルーム側面の吸気グリル、ナンバープレートなどを再現するエッチングパーツが付属しています


【 「GAZ-M-415」の塗装とマーキング 】
●「GAZ-M-415」のマーキングとして、3種類の塗装例が説明書に記載されています
　・ ソ連民間仕様車 （1941年）
　・ ソ連軍所属車両 （1943年春）
　・ ドイツ国防軍捕獲車両 第262歩兵師団所属 （1941年）

●説明書の塗装例に基づく、部隊マーク、戦術マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています

【 「ロシア GAZ-M-415 ピックアップ」のパッケージ内容 】

　・ ソ連軍 ピックアップトラック GAZ-M-415 ×1
　・ デカールシート ×1


●2014年 一部新金型