ロシア海軍 戦艦 ツェサレーヴィチ 1917 (プラモデル)トランペッター 1/350 艦船シリーズ No.05337 スケール:1/350
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「ロシア海軍 戦艦 ツェサレーヴィチ 1917 プラモデル (トランペッター 1/350 艦船シリーズ No.05337 )」です●第1次世界大戦時におけるロシア海軍の戦艦「ツェサレーヴィチ」を1/350スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●日露戦争では太平洋艦隊(旅順艦隊)の旗艦を務め、第1次世界大戦にも参加した戦艦「ツェサレーヴィチ」を再現、前ド級戦艦として主砲塔を前後に1基ずつ搭載し、船体上部に向けて絞った形状となるタンブル・ホーム型船体の独特のシルエットを再現した内容となっています 【 「ロシア海軍 戦艦 ツェサレーヴィチ 1917」のキット内容について 】●ロシア海軍の戦艦「ツェサレーヴィチ」を再現したプラスチックモデル組立キットで、第1次世界大戦中の1917年時の姿が表現されています ●トランペッター社の艦船シリーズのフォーマットに沿って、艦の主要部分となる船体部パーツなどは一体成型としつつ、船体上に設置された構造物、艤装品類は細かなディテールを施したパーツ構成で戦艦「ツェサレーヴィチ」を再現した内容となっています ●戦艦「ツェサレーヴィチ」の艦体全体を再現したフルハルモデルとなっています ●補助砲以下の砲が大きく削減された1917年の姿を再現しています ●戦艦「ツェサレーヴィチ」の船体部は左右分割のパーツで構成、これに上甲板、上部構造物、各艤装類を取り付ける構成となっています ●船体部には、砲開口部とデッドウッドが一体成型され、細部では舷側の舷窓、扉、梯子、ホースパイプなどが再現されています ・ 船体上部にはブロック状となった鋼板の継ぎ目がモールドされています ・ 船体に歪みを防ぐ桁が用意されています ・ 船体下部のビルジキール、魚雷発射管、推進軸、スクリュー、舵がパーツ化されています ●上甲板は、艦首楼甲板、後部上甲板の分割となっています ・ 甲板上には、各砲塔台座、木甲板表現などの基本躯体の他、ボラードなどのディテールが再現 ●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「煙突部」「ボートデッキ部」「マスト部」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 戦艦「ツェサレーヴィチ」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋は、構造物とスポンソンとの6層で構成されています ・ 上部の艦橋は一体成型で、スライド金型を使用して艦橋の窓の部分が開口されています ・ 艦橋下部の司令塔には窓が繊細なモールドで再現されています ・ 艦橋部分に装備される、「7.5cm単装砲」(×4)、「測距儀」(×1)、「羅針盤」(×1)などが別パーツにて再現 ● 煙突 ・ 本体部分は左右分割のパーツで構成され、上部のファンネルキャップはエッチングパーツにて再現 ・ 煙突部の鋼板の継ぎ目はモールドで再現されています ・ 梯子、手摺りは付属のエッチングパーツで再現しています ●ボートデッキ ・ ボートデッキは4つのブロックで分割され、各デッキはフレームを再現したプラパーツとグレーチングを再現したエッチングパーツとで構成 ・ ボートデッキ下部の各構造物は個別にパーツ化 ・ ボート架台はエッチングパーツとなります ・ ボートデッキに装備される、「7.62mm機銃」(×6)などは別パーツ化されています ●マスト ・ 前後のマストは上下に分割されたマスト支柱とヤード、フラットで構成されています ・ 梯子、フラットの手摺りはエッチングパーツで再現 ・ マストに装備される「探照灯」(×各1)が別パーツ化されています ●主砲部 「40口径 30.5cm連装砲」 ×2 ・ 主砲塔は上下分割されています ・ 砲身は1本ずつ成型され、上下に可動させることができます ・ 主砲の砲口は開口処理済みです ●副砲 「45口径 15.2cm連装砲」 ×6 ・ 副砲塔は上下分割されています ・ 砲身は1本ずつ成型され、上下可動とすることができます ●補助砲 「50口径 7.5cm単装砲」 ×4(艦橋部) ・ 補助砲は、砲身、台座、エッチングパーツの砲架で構成されています ●内火艇、カッター ・ 水雷艇 ×2 ・ 内火艇 ×2 ・ 大型カッター2種 ×各2 ・ 小型カッター ×4 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首旗竿 ・ 錨、副錨 ・ ボラード ・ フェアリーダー ・ 天窓 ・ ウィンチ ・ クレーン ・ 係船桁 などがセットされています 【 付属しているエッチングパーツ 】 ●各部手摺りや梯子などを再現するエッチングパーツが付属しています ●エッチングパーツの内容は ・ 船体、艦橋、フラットなどの各手摺り(脚無しタイプ) ・ ラッタル ・ 梯子 ・ リール ・ 救命浮標 ・ 煙突のファンネルキャップ ・ 舷梯 ・ 魚雷発射管の蓋 ・ 機銃のシールド ・ ボートデッキのグレーチング ・ クレーンの滑車及びワイヤー など、となっています ●展示用のディスプレイスタンドが付属しています ●ロシア海軍旗(直線タイプとなびいている状態の2種)、国家紋章などを再現したデカールが付属しています ●2014年 完全新金型 【 「ロシア海軍 戦艦 ツェサレーヴィチ 1917」のパッケージ内容 】・ ロシア海軍 戦艦 ツェサレーヴィチ (1917年時) ×1 ・ デカールシート ×1枚 ・ ディスプレイスタンド ×1 【 「戦艦 ツェサレーヴィチ」について 】●ロシアは、イギリス、フランス程の建造技術は持たなかったものの、ヨーロッパ列強と同様に強力な海軍力を保有していました ●ロシアは、古くから領土の拡大政策を採っていましたが、西方では他のヨーロッパ諸国、南方ではイギリスを始めとする大国の植民地が広がっているため、その矛先は極東方面に向けられるようになります ●このことは、近代化による国作りを始めていた日本にとって大きな脅威となり、日露双方が互いの海軍力を意識した増艦競走が繰り広げられる結果となります ●ロシア海軍は、日本の帝国海軍が30cm砲を装備する戦艦をイギリスから購入していたことから、25.4cm砲を搭載する戦艦「ペレスヴェート級」では不利と考え、外国から新型戦艦2隻の購入を進めました ●この戦艦が「ツェサレーヴィチ」と「レトヴィザン」で、この2隻はフランスの技術者により設計され、アメリカで建造された戦艦でした ●当時のフランスの戦艦は、艦の軽量化と防御力の向上に繋がる上部に絞られた形状を持つタンブル・ホーム型の船体を採用、このことから「ツェサレーヴィチ」と「レトヴィザン」も同様な船体となっています ●また、当時は帆走船時代の衝角(ラム)の名残が残っていたことから艦首部分は下部が尖った形状で、帝国海軍が輸入した戦艦と比べるとかなり異なるシルエットを持つ艦でした ●武装は、口径30.5cmの主砲4門を始めとして、15.2cmの副砲6門、そして7.5cm砲20門などと、当時の戦艦のスタンダードとして各種口径砲を多数装備、その火力は最新鋭艦に相応しいものとなっています ●戦艦「ツェサレーヴィチ」は、1903年に竣工、旅順を母港とする太平洋艦隊(通称「旅順艦隊」)に配備されます ●1904年、日露戦争が勃発、太平洋艦隊の旗艦だった戦艦「ペトロパブロフスク」が触雷によって戦没したため、その後は戦艦「ツェサレーヴィチ」が旗艦を務めました ●1904年8月、ロシア海軍は太平洋艦隊を北方のウラジオストック港に集中させるために、旅順港に配備されていた艦艇を同港に移動させることを決定、太平洋艦隊は出航し、帝国海軍の連合艦隊との間で「黄海海戦」が発生します ●この海戦では、一路ウラジオストックへと突き進むロシア太平洋艦隊が、これを阻止する連合艦隊を一旦すり抜けることに成功しますが、連合艦隊側が放った砲弾が戦艦「ツェサレーヴィチ」の艦橋を直撃、艦橋で指揮を行っていた艦隊司令部と艦の士官を死傷させ、艦を一時制御不能となって旋回を続け、太平洋艦隊は大混乱となってしまいます ●このため、他の艦はウラジオストックへの到達は諦めて旅順港へと引き返しました ●戦艦「ツェサレーヴィチ」は、意識を取り戻した士官によって操艦されましたが、僚艦もいない状態でウラジオストックや連合艦隊が太平洋艦隊を追って向かっている旅順港に到達することは不可能であり、中立港である青島港へと逃れました ●青島港に入港した戦艦「ツェサレーヴィチ」は武装解除を受けて抑留、日露戦争の終結によりロシア海軍に返却されています ●この戦艦「ツェサレーヴィチ」は、日露戦争で壊滅状況となったロシア海軍にとって貴重な大型艦であり、本国のバルト海に回航されています ●戦艦「ツェサレーヴィチ」はその後第1次世界大戦に参加、1917年のロシア革命以後は「グラジュダニーン」と名称を変更してドイツ海軍と交戦し、終戦後の1922年に除籍されています
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