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「伊19/46・まるゆ プラモデル (フジミ 1/700 特シリーズ SPOT No.特SPOT-040 )」です●太平洋戦争時における帝国海軍の潜水艦「伊-19」と「伊-46」、そして帝国陸軍の潜航輸送船「まるゆ」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット 【 「伊19/46・まるゆ」のキット内容について 】●帝国海軍の潜水艦「伊-19」と「伊-46」、そして帝国陸軍の潜航輸送船「まるゆ」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●フジミ社製「日本海軍 潜水艦 伊-15/46」と「日本陸軍潜行輸送艇 まるゆ艇 ゆ1号艇 」に付属している1/700スケールの潜航輸送船「まるゆ」、そして「伊-19」と「伊-46」とを再現するために新規デカールをパッケージしたスポット生産品です ●「日本海軍 潜水艦 伊-15/46」では「伊-15」と「伊-46」が再現されていますが、「伊-15」と「伊-19」とは同型艦で、本キットでは新規デカールによって「伊-19」を再現しています ●「伊-19」と「伊-46」は艦体喫水線までが再現された洋上モデル、「まるゆ」は喫水線以下も再現されたフルハルモデルとなります ●キットの詳しい内容については、それぞれの個別ページをご参照下さい 【 「伊19/46・まるゆ」のパッケージ内容 】・ 帝国海軍 潜水艦 伊19 ×1 ・ 帝国海軍 潜水艦 伊46 ×1 ・ 帝国陸軍 潜水輸送船 まるゆ ×1 ・ 「まるゆ」用のディスプレイスタンド ×1 ・ デカールシート×1枚 ●スポット生産品 【 「潜水艦 伊-19 伊-46」について 】●帝国海軍は、第1次世界大戦時に戦勝国であったことから、ドイツ海軍の潜水艦「Uボート」図面と技術を入手、これにより本格的な近代的潜水艦の開発が開始されました ●当初、入手した「Uボート」の図面を元にしたコピー版である巡洋潜水艦(巡潜)の「1型」を建造、これにより、航続距離と運動性能を重視した巡洋潜水艦のカテゴリーが確立され、この巡洋潜水艦が帝国海軍の潜水艦戦力の主力となります ●1937年、帝国海軍は潜水艦の整備計画を立案、巡洋潜水艦を「甲型」「乙型」「丙型」に区分して新たなる艦の建造を開始しました ・ 「甲型」は、潜水隊(3隻)及び潜水艦隊(10隻程度)の旗艦としての司令部設備を持ち、航空設備を装備 ・ 「乙型」は、「甲型」の司令部設備を省いた艦 ・ 「丙型」は、司令部設備と航空設備を撤去、魚雷発射管と搭載魚雷を増やした武装強化型 ●この「甲型」「乙型」「丙型」の3隻によって潜水隊を編成、その索敵能力と航続距離、そして強力な魚雷兵装により強力な潜水艦戦力となりました ●帝国海軍の潜水艦は、他国と同等もしくはより優秀な能力を持っており、保有隻数からも極めて有力な戦力となっていましたが、艦隊決戦にこだわる首脳部と、島嶼への輸送に潜水艦をも使用しなくてはいけない戦況、そして聴音、電波装備の立ち遅れからその真価を発揮できずに消耗して行きました ●潜水艦「伊-19」は、巡洋潜水艦の乙型、そして「伊-15型潜水艦」の3番艦として1941年4月に竣工します ●1942年9月、ソロモン海域で哨戒任務に就いていた「伊-19」は、アメリカ空母機動部隊を発見、6本の魚雷による攻撃を行いました ●この魚雷は、3本が航空母艦「ワスプ」に命中、更に随伴していた戦艦「ノースカロライナ」と駆逐艦「オブライエン」にも各1本の魚雷が命中し、「ワスプ」と「オブライエン」は沈没、「ノースカロライナ」も中破しました ●この「伊-19」による攻撃は、帝国海軍の潜水艦の1度の攻撃として最大の戦果であり、その後のソロモン海域での戦いに大きな影響を与えたのでした ●その後「伊-19」は通商破壊任務などに従事し、一定の戦果を挙げましたが、1943年11月にギルバート諸島方面において駆逐艦の攻撃を受けて失われています ●潜水艦「伊-46」は、巡洋潜水艦丙型の戦時急造タイプとして1944年2月に竣工、戦時型として航空兵装は省かれていました ●1944年10月、フィリピン方面へと進出、同海域においてアメリカの護衛駆逐艦の爆雷攻撃を受け、その最期を遂げています 【 「潜航輸送船 まるゆ」について 】●帝国陸軍と帝国海軍は全くの別組織であり、その上級組織が陸軍省、海軍省であったように両方の軍を纏めて作戦を指揮する組織は実質的に存在していませんでした ●1942年夏、それまで快進撃を行っていた帝国陸海軍に対して、アメリカ軍は反攻作戦として南方のガダルカナル島に上陸を開始します ●このアメリカ軍に対して帝国陸海軍は艦隊、部隊を送って反撃を行いますが、制空権、制海権を握られている下で有効な反撃ができず、いたずらに戦力を消耗してしまいます ●最も問題となったのがガダルカナル島に投入された陸軍兵力への物資輸送であり、速度の遅い輸送船が撃沈され、代わりとなって同島に突入した駆逐艦もアメリカ艦隊の迎撃を受けました ●帝国海軍は、艦隊同士の戦闘を重視していたことから、船団護衛や島嶼への輸送を軽んじており、このことから帝国陸軍は1942年末に独自の輸送専用の潜水艦「まるゆ」の建造を決断します ●当然のことながら、帝国陸軍では潜水艦建造のノウハウを全く持っておらず、民間からの協力などにより建造が進められ、最終的には帝国海軍の協力も受けて1943年10月に第1号艇となる「ゆ1号艇」が竣工しました ●この「まるゆ」は、水中排水量370tという帝国海軍の「波号潜水艦」に相当する小型の潜水艦で、積載量は24tもしくは兵員40名を搭載することができました ●魚雷は装備されておらず、武装は「98式 37mm対戦車砲」を艦載式とした「4式 37mm舟艇砲」を1基搭載しています ●「まるゆ」は、輸送船としては極僅かの積載量でしたが、絶対的な敵の制海権下において輸送任務に従事、南方や小笠原方面などの島嶼への輸送に活躍したのでした
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