日本海軍 航空母艦 加賀 (フルハルモデル) (プラモデル)フジミ 1/700 帝国海軍シリーズ No.022 スケール:1/700
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「日本海軍 航空母艦 加賀 (フルハルモデル) プラモデル (フジミ 1/700 帝国海軍シリーズ No.022 )」です●太平洋戦争初期における日本海軍の「航空母艦 加賀」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット。 ●「航空母艦 赤城」と並び日本海軍の空母の象徴だった「航空母艦 加賀」を再現、戦艦の船体をベースとして巨大な格納庫を擁し、飛行甲板上に小型の艦橋を持った特徴的なシルエットを表現した内容となっています。 ・ 太平洋戦争開戦時の「加賀」の姿を再現しています。 ●喫水線以下の部分も再現したフルハルモデルです。 ●フジミ製「日本海軍 航空母艦 加賀」にフルハル用のパーツ、ディスプレイ用の台座パーツをセットしたバリエーションキットとなります。 【 日本海軍 航空母艦 加賀 (フルハルモデル) (フジミ 1/700 帝国海軍シリーズ No.022) プラモデルの内容 】●航空母艦 加賀 概要 ●日本海軍の「航空母艦 加賀」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キットです。 ●太平洋戦争前から「赤城」と並ぶ戦争前期まで帝国海軍の航空母艦のシンボル的存在である「加賀」を再現したキットで、戦争開戦時の状態を再現しています。 ●戦艦をベースにした船体に、巨大で背の高い格納庫を持った船体上部構造物、「加賀」の飛行甲板下の支柱部分や、高角砲、機銃、各種艤装用のスポンソン構造など、いかにも日本空母然とした特徴が詰まった独特の複雑な構造を再現、同空母の持つ魅力と迫力を楽しむことができる内容となっています。 ●また、スポンソン部の支柱など、これまでのキットでは一体成型されていた裏側の部分を別パーツ化、そして飛行甲板前後の複雑な支柱構造も再現し、「加賀」の持つ細かな構造物が織り成す様子を実感豊かに表現しています。 ●フジミ社特シリーズの「日本海軍 航空母艦 加賀」に艦底部のみを再現したパーツをセット、スクリュー部までも再現したフルハルモデルと、喫水線ラインまでのウォーターラインモデルを選択して組立てる事が可能な内容となっています(金属製のバラストは付属していません)。 ・ 「フルハル仕様」となる以外は「日本海軍 航空母艦 加賀」と同内容のキットとなっています。 ●航空母艦 加賀 全体構造 ●「加賀」は、「船体」「飛行甲板」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「主砲・高角砲などの艤装類」をそれぞれブロック化して分割した構成となっています。 ●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、飛行甲板、構造物、艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます。 ●船体部は、舷側部と船底部との上下に分割したパーツで構成しています。 ●舷側部は左右に分割したパーツ構成、これに船首、船尾甲板、飛行甲板などを取り付けます。 ●舷側部には、格納庫側面と主砲マウントを一体成型化して再現しています。 ・ 格納庫前部は別パーツとなっています ・ 左右の舷側パーツの張り合わせは、パーツが歪まぬよう、舷側内側に「桁」パーツを挟み込んで組立てます。 ・ 船体部には、バルジ、舷側の舷窓、雨どい、フェアリーダー、塵捨管などの細かなディテールを繊細なモールドで再現しています。 ●艦底部は一体成型のパーツで再現、パーツが歪まぬよう、艦底内側に幅広の「桁」パーツを挟み込んで組立てます。 ・ フルハルモデル用の船底部分のスクリュー、推進軸、舵を別パーツ化、ビルジキールは船底パーツに一体成型化して再現しています。 ・ 洋上モデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属しています。 ●上甲板は、船首部分、船尾部分、そしてボート収納デッキの3つに分割したパーツで再現。 ・ 甲板上には、アンカーチェーン導板、リール、ボラードなどを繊細なモールドで再現しています。 ・ ボート収納デッキには、ボート用架台などの細かなディテールをモールドで再現しています。 ・ 船首部分の甲板上のデッキに存在する武装(詳細は不明)を再現しています。 ●飛行甲板は全通状に一体成型化したパーツで再現、エレベーター部分は別ブロック化しています。 ・ 飛行甲板前部はカタパルト装着用の溝を切っている状態を再現しています(カタパルト自体は装着されることはありませんでした)。 ・ 飛行甲板上には、木甲板表現、滑り止めパターン、遮風柵、滑走制止装置などを繊細なモールドで再現しています。 ・ 飛行甲板裏側の梁は甲板パーツ裏に凸状のモールドで再現しています。 ・ 飛行甲板を支える支柱は1本ずつ独立してパーツ化しています。 ・ 「エレベーター」は別パーツ化して再現しています。 ・ 「エレベーター」下の内壁を再現したパーツも付属していますので、エレベーターの昇降状態を選択して組み立てることができます。 ●飛行甲板前後下部に存在する角型の大きな支柱は、それぞれ別パーツ化して再現。 ・ 後部支柱の穴があいたような形状は微細なモールドで再現しています。 ・ 前部の支柱は「4本」と「6本」とを選択して組み立てる事ができます 「加賀」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています ●艦橋 ・ 艦橋の主要部は3層に分割して再現。 ・ 艦橋部の「窓」「扉」などをモールドで再現しています。 ・ 艦橋トップの「91式高射装置」「測距儀」「信号灯」「方位測定アンテナ」などを別パーツ化して再現しています。 ・ 「60cm探照灯」(×3)は独立したパーツで再現。 ・ 艦橋前後の「探照灯管制器兼上空見張方位盤」も別パーツ化して再現しています。 ●メインマスト ・ メインマストは3パーツに分割して再現。 ●通信マスト ・ 通信マストは一体成型のパーツで再現、立った状態で再現しています。 ● 煙突 ・ 煙突本体部分は上下に2分割したパーツで再現、煙突内部の整流板はパーツ内側に凸モールド化して再現。 ・ 副管は別パーツ化して再現しています。 ●機銃用スポンソンはブロックごとに独立してパーツ化しており、下部の補強板はスポンソンパーツにモールド化して再現しています。 ・ スポンソン部の支柱(支筒)は個別にパーツ化、もしくは船体部分に一体成型化して再現しています。 ●主砲塔 「50口径 3年式 20cm単装砲」 ×10 ・ 砲塔と砲身を一体成型化したパーツで再現、 砲身基部には防水カバーをモールド化して再現しています。 ●高角砲 「40口径 89式 12.7cm連装高角砲」 ×8 ・ 右舷後部の2門は煙突の煙除けのシールド付き(A1型改2)、左舷及び右舷前部の6門はシールド無しの状態(A1型)を再現。 ・ シールド付きの高角砲は、連装状に一体成型した砲身部と、シールド部とで2分割したパーツで再現。 ・ シールド無しの高角砲は、砲身部と砲架部の2パーツに分割して再現。 ・ 高角砲支筒は別パーツ化、複雑な形状を再現しています。 ●対空機銃 「25mm 連装機銃」 ×12 ・ 機銃は一体成型のパーツで再現しています。 ●内火艇、カッターなど ・ 12m内火艇 ×2 ・ 11m内火艇 ×1 ・ 13m特型運搬船 ×2 ・ 12m内火ランチ ×2 ・ 大型カッター ×2 ・ 中型カッター ×6 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 錨、副錨 ・ 菊花紋章 ・ パラベーン ・ 高射装置 ・ 110cm探照灯(クリアーパーツ) などを独立したパーツで再現しています。 ●艦載機 ・ 艦載機は、機体本体、キャノピー、脚、プロペラに分割したパーツ構成 ・ 増槽及び武装は別パーツ化しています。 ・ クリア成型のパーツとなっています。 ●艦載機内容 ・ 零式艦上戦闘機21型 ×2 ・ 99式艦上爆撃機 ×2 ・ 97式艦上攻撃機 ×2 ディスプレイ台 ●完成後に見栄え良く飾ることができるディスプレイ用の円形の飾り台を2個セット、「航空母艦 加賀」の前後2箇所に配置して完成した艦体をそのまま載せてディスプレイすることができます。 ・ 飾り台はプラスチック製のパーツ、円形の台座部分にYの字型の飾り脚を取り付けるパーツ構成となっています。 【 日本海軍 航空母艦 加賀 (フルハルモデル) (フジミ 1/700 帝国海軍シリーズ No.022) 塗装・マーキング 】●「塗装図・マーキングガイド」は組立説明書内にモノクロで記載しています。 ・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー / Mr.カラースプレー / 水性ホビーカラー)。 ・「加賀」の甲板や船体からカッターなどの細部に使う塗料の種類は、組立説明書内の各工程内にて指示しています。 ●飛行甲板上に書かれた表示線、艦名表記、着艦標識、艦尾の軍艦旗(直線タイプ)、艦載機の日の丸マークを再現したデカールが付属しています。 【 日本海軍 航空母艦 加賀 (フルハルモデル) (フジミ 1/700 帝国海軍シリーズ No.022) パッケージ内容 】・ 日本海軍 航空母艦 加賀(フルハルモデル) ×1 ・ 零式艦上戦闘機21型 ×2 ・ 99式艦上爆撃機 ×2 ・ 97式艦上攻撃機 ×2 ・ ディスプレイスタンド ×1組 ・ デカールシート ×2 ・ 組立て説明書 ×1 ●2014年 一部新金型(船底パーツなど) 【 「日本海軍 航空母艦 加賀」について 】●日露戦争後の海軍増強計画である「88艦隊」に基づき建造が始まったのが戦艦「加賀型」(「長門型」の拡大型)で、その1番艦である「加賀」は1920年7月に起工されました。 ●しかし、「ワシントン軍縮会議」において主力艦艇の削減が決定、建造中の「加賀型」(「加賀」「土佐」)は、廃艦処分とされてしまいます。 ●一方、同じ「88艦隊」計画により起工されていた巡洋戦艦「天城」「赤城」は、「ワシントン軍縮会議」により航空母艦へと改造されることとなり、その改造工事が進められました。 ●ところが、1923年に関東大震災が発生し、横須賀で建造中の「天城」は船台から転落して修理不能な損傷を受け、廃艦が決定、その代替艦として「加賀」を航空母艦へ転用することが認められます。 ●これにより「加賀」は1928年に航空母艦として竣工、ただし、この時代の各国海軍における航空母艦の建造・運用は様々な試行錯誤が繰り返されており、「加賀」は「赤城」と同じ「3段式甲板」を持つ空母として建造されることになります。 ●帝国海軍は他の列強国と比べて戦艦などの主力艦艇の数が少なく、その不利を補うために航空機による攻撃を世界に先駆けて研究していました。 ●この航空機の運用を念頭に置いた上で、世界最初の純粋の航空母艦「鳳翔」(それまでに存在した航空母艦は改造したもの)を建造、続いて「赤城」「加賀」「飛龍」「蒼龍」などの航空母艦が作られることとなります。 ●艦載機の性能も日進月歩で向上が行なわれ、当初の固定脚の複葉機から、単翼に、そして引き込み脚へと移り変わり、速度が増大、それにより航空母艦の飛行甲板も従来よりも長さが必要となっていきます。 ●このような艦載機の進歩と歩調を合わせるため「3段甲板の加賀」は、1934年に全通式の飛行甲板へと近代化改装が行なわれることになります。 ・ この改装により搭載機数は以前の60機から90機に増大しています。 ・ 「加賀」は戦艦をベースとした船体のために最高速度は27ノットと、30ノット以上の速度を持つ通常の正規空母と比べて速度が遅く、改装後は船体重量が増したものの機関を交換することで、28ノットに微増しています。 ・ 同様な改装を受けた「赤城」が旧型の「45口径 10年式 12cm連装高角砲」を6基搭載するのに対して、「加賀」は新型の「40口径 89式 12.7cm連装高角砲」を8基搭載しています。 ・ また、搭載方法も高い位置に設置され、反対方向への指向性を高めており、「赤城」と比べて対空能力は大幅に強力なものでした。 ●全通式の甲板を持った航空母艦「加賀」は、同時期に建造・改装が行なわれた「赤城」と共に「第1航空艦隊」(別名「南雲機動部隊」)に編入され、その威容により帝国海軍の2大空母として国民に親しまれました。 ●「第1航空艦隊」は、空母を集中して運用するという世界に先駆けた帝国海軍の新しい考え方から発案されたもので、「第1航空戦隊」の「赤城」「加賀」、「第2航空戦隊」の「飛龍」「蒼龍」、「第5航空戦隊」の「翔鶴」「瑞鶴」、そして護衛の艦隊を傘下に持ち、その艦載機による打撃力は、当時の列強国の艦隊とは比べ物とならない程の絶大な威力を誇っていました。 ・ 当時それほど注目されなかったのは、航空機では戦艦などの強力な艦艇を沈めることはできないという大鑑巨砲主義が蔓延していたからです。 ●この「第1航空艦隊」は、1941年12月の真珠湾攻撃に参加し、多数の艦載機による攻撃力の大きさを世界に示すこととなります。 ●続く、ポートダーウィン攻撃などに参加、しかし、「加賀」はパラオにて座礁事故を起こしてしまい、その修理のためにその後のセイロン沖海戦には参加できませんでした。 ●一大決戦となった1942年6月のミッドウェー作戦では、「第1航空艦隊」は「第1航空戦隊」と「第2航空戦隊」の4隻の空母で参戦(「第5航空戦隊」は珊瑚海海戦による損害により不参加)、「大和」を主力とする砲戦隊の主力部隊の遥か前方に配置されて、露払いの役割を務めます。 ●しかし、この作戦は暗号解読によりアメリカ側に筒抜けであり、アメリカ海軍は3隻の空母を動員して待ち受けていました。 ●「第1航空艦隊」は、ミッドウェー島のアメリカ軍の航空隊を殲滅する役割を持っており、当初は練度の高さと艦載機の性能により敵を圧倒していましたが、ミッドウェー島の攻撃とアメリカ軍の空母への攻撃とが錯綜してしまいます。 ●アメリカ軍の航空機による攻撃は直衛の「零戦」により尽く阻止していましたが、アメリカ軍の急降下爆撃機「ドーントレス」は、雷撃機への対処で低空に移動した「零戦」の間隙を突き、日本空母へ爆弾攻撃を行いました。 ●この攻撃により「加賀」は3発の直撃弾を受け炎上し、発艦準備の中、搭載する艦載機と積載予定の爆弾、魚雷へと被害が広がり、更には航空機燃料庫に引火して沈没、その栄光の歴史に幕が閉じてしまいます。
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