M10駆逐戦車 GMC (プラモデル)アカデミー 1/35 Armors No.13288 スケール:1/35
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「M10駆逐戦車 GMC プラモデル (アカデミー 1/35 Armors No.13288 )」です●第2次世界大戦時におけるアメリカ軍の駆逐戦車「M10」の「中期型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●強力な火力で対戦車戦闘に活躍した駆逐戦車「M10」の「中期型」を再現、オープントップの砲塔を装備し、平面を基調とした先鋭的なスタイルを再現した内容となっています ●アカデミー社製「M10 ガンモーターキャリアー」をベースに、砲塔、車体上部、デファレンシャルカバー、「M2重機関銃」などを新規パーツへと変更したリニューアル版となります 【 「戦車駆逐車 M10」について 】●アメリカ軍は、第2次世界大戦が開戦すると将来の参戦を考慮し、軍備の拡充と、各種車両、火砲の開発を急ピッチで進めました ●アメリカ軍では当初、対戦車自走砲として「M3 ハーフトラック」をベースに、36口径の75mm砲を搭載した「M3 自走砲」を開発、しかし搭載する砲は短砲身のために装甲貫通能力が低く、ハーフトラックの車体のために防御力は小火器射撃に耐えうる程度しか持っていませんでした ●このため、より能力の高い全装軌式の対戦車自走砲の開発を1941年9月頃から進め、3インチ(76.2mm)高射砲を搭載する「T24」「T35」「T40」という3種類の試作車両を作ります ●これらの車両は、試験と検討の結果、「T35」に開発を絞ることを決定、同車を元に改良を重ね、1942年6月に駆逐戦車「M10」として制式化されました ・ 「M10」は、「M4A2」中戦車の車体をベースに、傾斜した装甲を装備、当時のアメリカ軍車両の中では最も装甲貫通能力の高い「76.2mm戦車砲 M7」を搭載していました ・ ただし、対戦車自走砲という役割と、比較的大きな火砲を積む必要性から装甲は比較的薄く、ベースとなった「M4A2」と比べるとその装甲厚は2/3程度でした ●アメリカ軍の駆逐戦車は、あくまでも対戦車自走砲が発展したものであり、そのため視界が良く、サイズの問題から大きな砲を搭載できるオープントップ式の砲塔を採用しています ●対して、ドイツ軍の駆逐戦車は突撃砲をベースとして、対戦車戦闘に特化したものであり、その形態はアメリカ軍の駆逐戦車とは全く異なりました ●このため、アメリカ軍の駆逐戦車はドイツ軍の駆逐戦車とは防御力という点では劣りましたが、砲塔を装備したことでより汎用性が高く、対戦車戦闘だけではなく対人戦闘にも活躍、戦車の代わりとして運用が行われました ・ ドイツ軍の駆逐戦車は防御戦闘に有利でしたが、砲塔を持たないために攻撃戦闘には不向きでした ●「M10」は、1943年初めの北アフリカ戦線から実戦に参加、その主砲の優れた威力で、対戦車大隊(駆逐戦車大隊)の主力車両として大戦を通じて運用が行われています ●また、「M10」は生産時期により「前期型」「中期型」「後期型」の3種に分けられ、「前期型」では砲塔後部のカウンターウェイトが無し、「中期型」では3角形状のカウンターウェイトを装備、「後期型」では後方に延長した「ダックビル」と呼ばれるカウンターウェイトを装備しているのが最大の特徴となります ●さらに、「M10」は「M4A2」をベースとした車両だけではなく、「M4A3」をベースとした車両も登場、この「M4A3」ベースの車両は「M10A1」という名称となっています 【 「M10駆逐戦車 GMC」のキット内容について 】●このアメリカ軍の駆逐戦車「M10」の「中期型」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●オーソドックスなパーツ構成で駆逐戦車「M10 中期型」のフォルムとディテールを再現、リニューアルに伴いより細部再現を向上した内容となっています ●砲塔内部、砲塔上部と前部ハッチを開いた状態で見える範囲の車体内部を再現、メカニカルな構造を楽しむことができます ●「M10 中期型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています 【 砲 塔 】 ●面構成で先鋭的な形状をした「M10」の砲塔を再現、一部の車両に見られた砲塔前部の機銃架も再現しています ●「76.2mm戦車砲 M7」の砲身は、上下に分割したパーツ構成で、砲口部分は別パーツとなります ・ 防盾は一体成型のパーツで再現 ・ 防盾は上下に可動させることができます ●砲尾部分も再現しています ・ 砲尾は複雑な形状を上下に分割したパーツで再現、これに砲尾後端部、閉鎖器、閉鎖ハンドル、操作ハンドル、防危板、照準器などを取り付けて作製します ●砲塔は上下に分割したパーツで構成 ・ 表面の大型ボルト、フックはパーツ上に施したモールドで再現しています ・ カウンターウェイトは前後に分割したパーツで再現 ・ 吊り下げフックは別パーツ化 ・ 砲塔前部に装備する機銃架をパーツ化、機銃架に取り付ける「M1919A4機関銃」が付属しています ●砲塔後部に装備する「M2重機関銃」が付属しています ・ 機関銃は細分化したパーツ構成により、機銃だけではなく揺架、銃架の形状と細部を再現、スライド金型を使用して銃口と放熱口を開口しています ●砲塔内部を再現、以下のパーツで構成しています ・ 各座席 ・ 砲塔旋回ハンドル ・ 砲弾及びラック ・ 間接照準器 ・ 機銃弾薬箱 など 【 車体上部 】 ●面構成でエンジングリル部が「M4A2」と同一となる「M10」の車体上部レイアウトを再現、各部の溶接跡、「M10」の特徴となる大型ボルトのベース部分などを繊細な彫刻で再現しています ●車体上部はフェンダーを含めた一体成型のパーツで再現、前面パネルとエンジンデッキ部分は別パーツとなります ・ 車体の大型ボルトはベース部分をモールドで再現、上部は別パーツ化しています ・ 前部ハッチは別パーツで、開閉状態を選択することができます ・ 前部と後部のライトガードは、プラパーツとエッチングパーツとを選択して使用します ・ エンジンデッキのグリル、給油口の蓋は別パーツにて再現 ・ 側面のグローサーラックは1パーツで再現、グローサーは1つずつ個別にパーツ化しています ・ 車載工具類は、固定具を含めて一体成型化したパーツで再現 【 車体下部 】 ●車体下部は、「M4A2」をベースとした足周りを再現、VVSSサスペンションは細分化したパーツ構成により再現しています ●車体下部は、側面と床面とを一体成型化したパーツに、デファレンシャルカバーと後部パネルを取り付けて作製します ・ サスペンションと下部のボギー部はそれぞれ前後に分割したパーツ構成となっており、転輪、スプリングパーツ、リターンローラーを挟んで組立てます ・ サスペンション上部のスキッドは、標準型となるU字状に曲がったタイプと、初期型の半円状のタイプの2種が付属、選択して装着します ・ 転輪、誘導輪はスポークタイプとプレス加工によるデッシュタイプとが付属、選択して使用します ●車体内部を再現、以下のパーツで構成しています ・ フロアパネル ・ トランスミッション ・ デファレンシャルの内側カバー ・ 前部座席 ・ 操行レバー ・ 各種ペダル ・ メーターパネル ・ 無線機 ・ 戦闘室のフロアパネル ・ スポンソンの砲弾及び砲弾ラック ・ 水筒、サブマシンガンなどの装備品 など 【 履 帯 】 ●履帯は、軟質素材によるベルト式履帯が付属しています ・ 履帯の接着は焼き止めとなります ・ 履帯は、表面に滑り止めパターンのないフラットラバーの「T51」履帯を再現しており、モデルカステン製「M4シャーマン戦車用履帯 T51型 (可動式)」がこれに対応しています ●アクセサリーパーツとして、ジェリカン(×3)、機関銃弾薬箱(×2)が付属しています ●ライトガードを再現するエッチングパーツが付属しています 【 「戦車駆逐車アメリカ陸軍 M10」の塗装とマーキング 】 ●「アメリカ陸軍 M10駆逐戦車」のマーキングとして、8種類の塗装例が説明書に記載されています ・ アメリカ陸軍 第702戦車駆逐大隊 (ノルマンディ / 1944年) ・ アメリカ陸軍 第601戦車駆逐大隊 (アンツィオ / 1944年) ・ アメリカ陸軍 第703戦車駆逐大隊 (フランス / 1944年) ・ アメリカ陸軍 第703戦車駆逐大隊 (アーヘン / 1944年) ・ イギリス陸軍 第72対戦車連隊 (イタリア / 1944年) ・ フランス第5機甲師団 (フランス / 1945年) ・ フランス第2機甲師団 (フランス / 1944年) ・ フランス第5機甲師団 (ドイツ / 1945年) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています ・ デカールのプリントはカルトグラフ社製 【 「アメリカ陸軍 M10駆逐戦車」のパッケージ内容 】・ アメリカ陸軍 駆逐戦車 M10 ×1 ・ エッチングシート ×1 ・ デカールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1組 ・ ノルマンディ戦を解説したリーフレット (ハングル語、英語表記) ×1 ●2014年 一部新金型
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