M270A1 MLRS (プラモデル)ドラゴン 1/35 Modern AFV Series No.3557 スケール:1/35
|
|||||
「M270A1 MLRS プラモデル (ドラゴン 1/35 Modern AFV Series No.3557 )」です●現用アメリカ軍の多連装ロケットシステム「M270A1 MLRS」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●長い射程から多連装ロケットを発射し面での制圧力を有するアメリカ軍の自走多連装ロケットシステム「M270A1 MLRS」を再現、全装軌式の足周りを持ち、角形のボディにポッド式のロケット弾を搭載した独特のスタイルを再現した内容となっています ●ドラゴン社製「M270 MLRS w/M26 ロケットポッド」をベースに、「M270A1 MLRS」を再現するため、「M240機関銃」や車体上部の手摺り、エアコンユニットなどの新規パーツを追加したバリエーションキットです 【 「M270A1 MLRS」について 】●ロケット砲は、発射時の反動がないことから、堅牢な砲架や砲身を必要とせず、生産コストが低いという特性を持っています ・ ただし、ロケット砲は風などの影響を受けやすいので命中率が低く、この命中率の低さを補うために多連装による射撃が前提となっています ・ また、構造的には長い射程を持たせることが可能ですが、命中率の低さは射程が長くなる程大きくなることから、通常の火砲と比べて短射程となっています ●アメリカ軍では、第2次世界大戦時から正確な火力支援を重要視しており、戦後の東側諸国がロケット砲を火力支援(主に攻撃準備射撃)の大きな柱としていたのに対して、アメリカ軍はあくまでも命中率の高い通常火砲にこだわり続けました ●しかし、多連装のロケット砲による面制圧能力は軍事的に捨て難いものであり、さらに東西冷戦下において東側は戦車を中心とした大兵力により波状攻撃を行うという作戦計画を持っていたため、アメリカ軍はこれに対抗する手段として自走ロケット砲の開発を1970年代に開始します ●この結果、1982年に登場したのが自走多連装ロケット「M270 MLRS」です ・ 「M270 MLRS」は、歩兵戦闘車「M2 ブラッドレー」のシャーシを流用、この上にキャビン、ロケットランチャーを装備しています ・ 「M270 MLRS」の核心となるロケット弾「M26」は、当時の火砲と比べて射程が長い大型のロケット弾となっており、このロケット弾には誘導装置が装備、これにより長射程でも高い命中率を誇ります ・ このような大型のロケット弾は、弾数の少なさからロケット砲の面制圧という長所を減じるものですが、「M270 MLRS」のロケット弾「M26」は目標上空で1発あたり644個にもなる子爆弾を放出、この大量の子爆弾による高い面制圧能力を誇ります ・ さらに、この子爆弾には対装甲用の爆弾も用意されており、通常のロケット弾では損害を与えることが難しい戦車などの装甲戦闘車両にも絶大な制圧能力を持っています ・ ただし、「M270 MLRS」は面制圧用の火力支援車両であり、その砲撃範囲の広さから精密な支援砲撃を行うことはできず、攻撃準備射撃などの敵陣地などへの事前砲撃が主任務となります ●本来、東西冷戦下における有効な火力支援兵器として登場した「M270 MLRS」は冷戦の終結により一時期その存在が疑問視されるようになりました ●しかし、1990年に湾岸戦争が発生、「M270 MLRS」はアメリカ軍の火力支援兵器として大量に投入します ●この湾岸戦争とその後のイラク戦争において「M270 MLRS」は制圧射撃に活躍、その凄まじい火力は「鉄の嵐」とも言われる効果を持ち、イラク軍に大きな打撃を与えました ●一方、1982年に登場した「M270 MLRS」は、技術の向上により随時近代化が図られましたが、ロケットのキャリアーとしての「M270 MLRS」はほとんど改修が行われることはなく、そのほとんどがロケット弾の改良となりました ●2002年、この「M270 MLRS」本体を改良したタイプとして「M270A1 MLRS」が登場します ・ 「M270A1 MLRS」では、火器管制システム、ランチャーなどを改良、IFCSやGPS慣性航法システム等を追加装備しています ・ これらの改良により、「M270A1 MLRS」は照準や再装填までの時間を短縮、火力支援車両としての能力は大幅に向上しました ●「M270 MLRS」シリーズは、その高い制圧能力によりアメリカ軍の支援車両として欠くことができない存在となり、「M109A6」などの自走榴弾砲と共に火力支援用の車両として広く運用が行われているのです 【 M270A1 MLRS (ドラゴン 1/35 Modern AFV Series No.3557) プラモデルの内容 】●このアメリカ軍の自走多連装ロケットシステム「M270A1 MLRS」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●現代における最強のロケット砲として高い面制圧能力を持つ「M270A1 MLRS」を再現、ドラゴン社の初期のキットをベースとしながらも、追加したパーツを中心に、細分化したパーツ構成でディテール再現に重きを置いた内容となっています ●箱状のロケットランチャー部の内部の各ロケットキャニスター(6発分のロケットポッド)は、ランチャー本体とは独立したパーツ構成となっており、収納状態と引き出した状態とを選択して組み立てることができます ●ロケットランチャーは作成後も上下及び左右に可動させることが可能です ●「M270A1 MLRS」は、「キャビン」「ロケットランチャー部」「車体下部」の3ブロックで構成しています 【 キャビン 】 ●「M270A1 MLRS」独特の箱型の形状のキャビンを再現、特徴的な装甲シャッターは個別にパーツ化しており、シャッターの開閉状態を選択することができます ●キャビンは、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します ・ 側面のドアは別パーツ化しており、開閉状態を選択することができます ・ ドア裏面の上部の装甲カバーはドアとは別パーツ化、開閉を可動とすることができます ・ ウィンドの装甲シャッターは、開けた状態のパーツと閉じた状態のパーツとが付属、状態を選択して使用します ・ ウィンドは付属のクリアフィルムを切り出して再現します ・ ワイパーはキャビンパーツに一体成型して再現しています ・ 上部ハッチは別パーツ化、開閉状態を選択することが可能です ・ 前照灯、ウィンカー、アンテナマウント、サイドミラーなどを別パーツ化しています ●「M270A1 MLRS」としての各装備が付属しています ・ 「M240機関銃」 ・ 機関銃のマウント ・ 上部ハッチの手摺り ・ エアコンユニット ・ キャビン側面のボックス など ●キャビン内部が再現されています ・ キャビン内部はフロアパネルに座席、レバー、後部パネルなどを取り付けて作製します ・ キャビン内部の、ハンドル、レバー類、メーターパネル、無線機、天井部の機器などを別パーツにより再現 【 ロケットランチャー部 】 ●ロケットランチャー部は、箱型の形状と内部に納まるキャニスターとを再現、キャニスターは引き出した状態とすることもできます ●ロケットランチャーは、箱状となるランチャー部と下部のベース部分の2ブロックで構成 ●ランチャー部は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて外装部を作製、これに左右のロケットキャニスターを差し込んで完成させます ・ 各ロケットポッドは、上下の列がそれぞれに上下に分割したパーツと、1個ずつ個別にパーツ化した前後の蓋とで構成、これに周囲のフレームを取り付けてロケットキャニスターを作製します ・ 左右のロケットキャニスターは独立したパーツ構成となっており、各ロケットキャニスターは収納した状態と引き出した状態を選択することができます ・ ランチャー部は、上下に可動として組み立てることができます ●ベース部分の主要構造は、角形のベースと下部のターンテーブルの2パーツで構成 ・ ベースには特徴的なフレーム構造を一体成型のパーツで再現 ・ 左右の昇降用のシリンダーアームは、左右に分割したシリンダー上部と下部のバーで再現、ランチャー部の動きに合わせた可動とすることができます 【 車体下部 】 ●車体下部は、バスタブ状となった一体成型のパーツで再現 ・ 後部パネルは別パーツとなっています ・ 転輪、起動輪、誘導輪は前後に分割したパーツで再現 【 履 帯 】 ●履帯は、一部連結式履帯が付属しています ・ 履帯は、上下の直線部が繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつに分割したパーツで構成しています 【 M270A1 MLRS (ドラゴン 1/35 Modern AFV Series No.3557) 塗装とマーキング 】●「M270A1 MLRS」のマーキングとして、2種類の塗装例が説明書に記載されています ・ アメリカ陸軍 第2歩兵師団 第37野戦砲兵連隊 (韓国) ・ ドイツ連邦軍所属 (ドイツ) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊表示、車台番号などを再現したデカールが付属しています 【 M270A1 MLRS (ドラゴン 1/35 Modern AFV Series No.3557) パッケージ内容 】・ M270A1 MLRS ×1 ・ クリアーフィルム ×1 ・ デカールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ●2015年 一部新金型
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
|
|
||||