日本海軍 航空母艦 蒼龍 (プラモデル)

フジミ   1/700 特EASYシリーズ   No.012   スケール:1/700

当店税込価格 ¥3,168 (メーカー希望小売価格 3,520
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日本海軍 航空母艦 蒼龍 プラモデル (フジミ 1/700 特EASYシリーズ No.012) 商品画像

「日本海軍 航空母艦 蒼龍 プラモデル (フジミ 1/700 特EASYシリーズ  No.012 )」です


●太平洋戦争時における日本海軍の航空母艦「蒼龍」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●10000tクラスの中型高速空母として建造された「航空母艦 蒼龍」を再現、重巡洋艦並みのスマートな船体に、小型の艦橋を装備した特徴的なシルエットを再現した内容となっています

【 「日本海軍 航空母艦 蒼龍」のキット内容について 】


●日本海軍の航空母艦「蒼龍」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●フジミ社製「特EASYシリーズ」として航空母艦「蒼龍」を再現、船体パーツは「蒼龍」を建造した海軍工廠に合わせたグレー、艦載機は艦載機色のライトグレーもしくは濃いグリーンといったように、ランナーごとに色分けをして成型、飛行甲板、リノリウム甲板、煙突のトップ部分、主砲塔の防水カバー部、カッターの甲板部などを再現したシールを使用することで、塗装を行わず、組み立てるだけで色分けした「蒼龍」を完成させることができる内容となっています

●飛行甲板を再現したシールは、木パネルラインごとに微妙に色調を変えており、質感高い仕上がりを楽しむことができます
 ・ 飛行甲板の鉄甲板部分は、グレーに着色したシートに各表示線をプリントしています

●フジミ社製「日本海軍 航空母艦 蒼龍 昭和16年 (1941年)」をベースに「特EASYシリーズ」として成型色を変更、シールを追加したバリエーションキットとなります
 ・ 飛行甲板全体にシールを貼ることになりますので、甲板表面上の凹凸モールドを抑えたパーツへと変更しています
 ・ 飛行甲板パーツが「特EASY」専用になり、飛行甲板上の表示線などを再現したデカールが付属していないため、通常の塗装による仕上げを行おうとすると「特シリーズ」の「蒼龍」よりも難易度が高くなってしまいます

●「蒼龍」は、飛行甲板上に大きな日の丸マークを描いていない、太平洋戦争開戦時の状態を再現しています

●艦体喫水線までの部分を再現した洋上モデルです


●「蒼龍」は、「船体」「上甲板」「飛行甲板」「艦橋などの上部構造物」「高角砲などの艤装類」を、それぞれブロック化して分割した構成となっています
●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、飛行甲板、構造物、艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます

●船体は左右に分割したパーツで構成
 ・ 船体部には、格納庫側面を一体成型化しています
 ・ 左右分割された船体を組み立る際、船体パーツの間に歪みを防ぐための「桁パーツ」を挟みこむ構成となっています
 ・ 船体部には、「給気筒」や各部の張り出し部などの基本構造の他に、舷側の「舷窓」「フェアリーダー」「塵捨管」などの細部を繊細なモールドで再現しています
 ・ 洋上モデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属しています

●上甲板は、艦首甲板、艦尾甲板、そしてボート収納デッキに分割しています
 ・ 甲板上には、滑り止めパターン、リノリウム押さえ表現の他に、「アンカーチェーン導板」「リール」「ボラード」「ボート架台」などの細かなディテールをモールドで再現しています

●飛行甲板は一体成型のパーツで再現、エレベーター部分は別パーツ化しています
 ・ 飛行甲板上には「甲板継ぎ手」「着艦制止装置基部」「探照灯蓋」「クレーン収納蓋」「カタパルト設置用の溝」などのディテールを凹凸を抑えたモールドで再現しています
 ・ 側部の兵員用の「スポンソン」は別パーツ化して再現
 ・ 飛行甲板裏側には細かな桁をモールドで再現しています
 ・ 前後に配置された「飛行甲板支柱」は、それぞれ別パーツ化して再現しています


「蒼龍」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています
●艦橋
 ・ 艦橋の主要部は5パーツで構成
 ・ 「艦橋窓」は窓ガラスにあたる部分を一段凹んだ状態で再現し立体感を演出、艦橋窓枠の部分を再現したシールも付属しています
 ・ パーツ分割により「舷窓」「扉」などのディテールを再現しています
 ・ トップの「94式高射装置」は別パーツで再現
 ・ 艦橋を構成する「方位測定器」(×1)、「探照灯」(×3)、「測距儀」(×1)などを別パーツ化

●マスト・通信マスト
 ・ 前後のマストは上下方向に3分割したパーツで再現、中央のトラス構造をモールドで再現しています
 ・ 各通信マストは一体成型のパーツで再現、トラス構造をヌケた状態で開口しています

● 煙突
 ・ 本体部分は上下に分割したパーツで再現、トップは別パーツとなっています
 ・ 煙突内部の「整風板」を別パーツ化して再現
 ・ 煙突パーツ表面上には「緊急用排煙口」などのディテールをモールドで再現
 ・ 煙突トップの「雨水カバー金網」を再現、開口した状態となっています

●機銃用スポンソンはブロックごとにパーツ化、下面の補強板は1枚ずつモールドで再現しています
 ・ スポンソン部の支柱は1本ずつ個別に別パーツ化しています

●高角砲「40口径 89式 12.7cm連装高角砲」 ×6
 ・ 右舷後部は煙突の煙除けのシールド付き(A1型改2) ×1、左舷と右舷前部はシールド無しの状態を再現(A1型) ×5
 ・ シールド付きの高角砲は、連装状に一体成型した砲身と、シールド部とで構成
 ・ シールド無しの高角砲は、砲身部と砲架部との2パーツで再現
 ・ 台座のスポンソン部分と支筒とを別パーツ化しています

●対空機銃 「25mm連装機銃」 ×11、「25mm連装機銃(シールド付き)」 ×3
 ・ 連装機銃は一体成型のパーツで再現、シールド付きの連装機銃は連装状に一体成型した銃身とシールド部分の2パーツで構成しています

●艦載機
 ・ 艦載機は、本体、キャノピー、脚、尾脚、プロペラに分割したパーツ構成となっており、機種による爆弾類の武装(増槽)も別パーツ化して再現しています

●艦載機内容
 ・ 零式艦上戦闘機 21型 (成型色:ライトグレー) ×3
 ・ 99式艦上爆撃機 (成型色:ライトグレー) ×3
 ・ 97式艦上攻撃機 (成型色:濃いグリーン) ×3

●内火艇、カッターなど
 ・ 12m内火艇 ×3
 ・ 13m特型運搬船 ×2
 ・ 9mカッター ×2

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 艦首、艦尾旗竿
 ・ 錨、副錨
 ・ 菊花紋章(前部フェアリーダー含む)
 ・ パラベーン
 ・ ラッタル
 ・ 舷梯
 などをセットしています

●飛行甲板、上甲板部などのリノリウム貼り表現、艦橋窓枠、カッター類の甲板部、内火ランチのキャンバス部、煙突トップの黒い部分、探照灯のガラス部、旗竿に掲げられる軍艦旗、艦載機の日の丸マークなどを再現したシールが付属
 ・ 飛行甲板のシールは、甲板のラインに沿って3分割しており、木甲板表現、鉄甲板、エレベーター、滑走静止装置、着艦制動装置、探照灯の蓋、各種表示線、着艦標識などをプリントしています


●「日本海軍 航空母艦 蒼龍」の成型色
 ・ 船体、船底、飛行甲板、上部構造物、主砲など : グレー(呉海軍工廠色)
 ・ 艦載機 : ライトグレーもしくは濃いグリーン


【 「日本海軍 航空母艦 蒼龍」のパッケージ内容 】


 ・ 航空母艦 蒼龍 ×1
 ・ 零式艦上戦闘機 21型 ×3
 ・ 99式艦上爆撃機 ×3
 ・ 97式艦上攻撃機 ×3
 ・ シールシート ×1
 ・ 組立て説明書 ×1

●2015年 一部新金型 (フジミ社「特EASYシリーズ」第12弾)
 ・ 「日本海軍 航空母艦 蒼龍 昭和16年 (1941年)」のキットをベースに飛行甲板のモールドと全体の成型色を変更、特EASY用シールをセットしたバリエーションキット


【 「航空母艦 蒼龍」について 】


●日本海軍は、1922年に世界初の新造空母「鳳翔」を竣工、続いてワシントン軍縮会議により戦艦から転用された「赤城」「加賀」の2大空母を保有します
●この3隻の空母は、空母運用の研究段階で竣工したことから、竣工直後から発着艦システムや航空機の格納方法などで度々改装が行われ、更に航空機の発達により飛行甲板の延長もしくは全通式甲板への改造も行われています
●このような試行錯誤の繰り返しを行いながら日本海軍は空母の運用方法を確立、その運用ノウハウを蓄積して行きます

●1922年の「ワシントン軍縮条約」と、1930年の「ロンドン軍縮条約」により列強国の海軍の保有艦艇数の上限が定められ、わが国は戦艦の削減が求められますが、航空母艦の枠では排水量21000t分の余裕が生じました
●この21000tの枠を活かして2隻の中型空母の建造が行われることになり、1番艦「蒼龍」が1934年、2番艦「飛龍」が1936年に起工されます
●この2隻の空母は、それまでの日本海軍の空母の運用方法に基づいて建造された艦で、全通式の飛行甲板を持ち、最大速度34.5ノットを誇り、従来の3隻とは異なり、空母として洗練されたデザインと構造を持つ最新鋭空母となっています
 ・ この2隻の空母は、準同型艦として設計されていましたが、「飛龍」の建造時期には軍縮条約の脱退が確定しており、同艦は「蒼龍」よりも一周り大きな艦として建造が行われました
 ・ この「飛龍」は日本海軍の空母デザインの基本となり、「雲龍型空母」の誕生の礎となっています

●「蒼龍」は、「飛龍」と共に第2航空戦隊を編成、太平洋戦争開戦前には仏印地域へと派遣、北部および南部の仏印進駐の支援に参加しています

●日本海軍では、1941年において「赤城」「加賀」で編成される第1航空戦隊、「蒼龍」「飛龍」の第2航空戦隊、「鳳翔」「瑞鳳」の第3航空戦隊、「龍譲」「春日丸(大鷹)」の第4航空戦隊、そして竣工したばかりの「翔鶴」「瑞鶴」で編成される第5航空戦隊という世界有数の規模を持つ空母艦隊を保有していました
●他の国の海軍では空母を補助戦力と考え、戦艦などで構成する主力艦隊の索敵、上空護衛に充てる方法が採られましたが、アメリカ、イギリスという強大な仮想敵国を持つ日本海軍にとって他国と同じ戦法では劣勢となることは明らかであり、空母を集中配備して戦力化することが図られました
●これによって誕生したのが、第1、第2、第5航空戦隊から編成される第1航空艦隊で、これは日本海軍が保有する正規空母の6隻を集約したものでした
●この第1航空艦隊は、搭載艦載機数が400機以上を数え、これまでに鍛え上げられたベテラン搭乗員と世界でトップクラスの性能の艦載機の集中により、世界最強の攻撃力を持つ空母機動部隊として名を轟かせました
●ただし、当時の趨勢としては航空機戦力に対して懐疑的であり、航空機は防御力の高い戦艦を撃沈する能力に乏しいものとして捉えられており、このような日本海軍の流れに追従する国はありませんでした

●1941年12月、この第1航空艦隊はハワイの真珠湾を奇襲攻撃、アメリカ太平洋艦隊の主力であった戦艦群を一気に壊滅させる働きを見せ、この事実は世界を驚愕させます
●一方、被害を受けたアメリカ海軍では主力の戦艦群を失った関係上、空母を中心とした艦隊編制と作戦要綱を立てざるを得ず、これが後に日本海軍を苦しめるという皮肉な結果となってしまいました

●真珠湾攻撃の後、「蒼龍」を含めた第1航空艦隊は「ポートダーウィン空襲」、「セイロン島沖海戦」と転戦を重ね、その高い攻撃力を連合軍に誇示し、向かうところ敵なしという状態となります

●ただし、1942年5月、ポートモレスビー攻略のために第5航空戦隊が分離されて、「珊瑚海海戦」が発生、アメリカ空母「レキシントン」を撃沈する戦果を挙げましたが、「翔鶴」が損傷し、航空機の消耗も激しく、第5航空戦隊はしばらく無力化されてしまいます

●1942年6月、日本海軍はハワイ方面の玄関口となる「ミッドウェー島」の攻略作戦を決定、この作戦は「ミッドウェー島」の占領と、迎撃に出てくるアメリカ艦隊の撃滅を狙っており、日本海軍隊の主要艦艇のほぼ全てが参加するものでした

●「蒼龍」が所属する第1航空艦隊(第5航空戦隊は欠)は、「ミッドウェー島」の海域の制空権を握るために作戦の先鋒として同海域に到着、同島に激しい空爆を加え、「ミッドウェー島」に展開するアメリカ軍機の無力化にほぼ成功します
●しかし、アメリカ軍は日本軍側の動きを察知しており、空母3隻を同海域に派遣し、待ち伏せする作戦を採っていました
●第1航空艦隊の上空を守る戦闘機隊は、来襲するアメリカ軍機を撃破して行きましたが、アメリカ艦隊の反撃の時期を誤った艦隊司令部によりその対応は後手に回り、艦隊は戦闘機隊の間隙を付いたアメリカ軍の急降下爆撃機の攻撃に曝されます
●この攻撃により、「蒼龍」は飛行甲板に直撃弾3発を被弾、「ミッドウェー島」爆撃用の爆弾と、アメリカ空母発見の報により、用意された対艦用の爆弾と魚雷が散乱する格納庫内で誘爆が発生してしまいます
●「蒼龍」は、誘爆によって手の付けられない状態となって総員が退艦、大火災に包まれて、その姿を波間に消して行きました
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日本海軍 航空母艦 蒼龍  (プラモデル)

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