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「日本海軍 特設運送船 愛国丸 1944 プラモデル (ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ No.W194 )」です●太平洋戦争時における日本海軍の特設運送船「愛国丸」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●1943年10月に「特設巡洋艦」の任を解かれ「特設運送船」へと船種変更された「愛国丸」を再現、8門あった主砲を全て撤去、対空兵装のみを装備して、輸送任務に従事した「愛国丸」の1944年時の状態を再現しています ●ピットロード社製「日本海軍 特設巡洋艦 愛国丸 1943」をベースに、1944年時の状態を再現するため「12cm高角砲」のパーツをセットしたバリエーションキットとなります 【 「日本海軍 特設運送船 愛国丸 1944 (スカイウェーブ W シリーズ W194)」のキット内容について 】●日本海軍の特設運送船「愛国丸」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●ピットロード社が長年培ってきた艦船モデル技術を用いて「愛国丸」をシャープかつ表現豊かに再現、貨客船から特設巡洋艦、最後は特設運送船へと運用方を変更された、ベテラン船ならではの独特の魅力を再現した内容となっています ●「愛国丸」は、太平洋戦争開戦後、主砲の変更や対空兵装の増強などが行われており、本キットでは主砲を全て撤去して12cm高角砲を2門設置、限られた兵装となった1944年時の状態を再現しています ●喫水線から上の部分を再現した洋上モデルと、艦底部までを再現したフルハルモデルとを選択して組立てることが可能です 特設運送船「愛国丸」の全体構造 ●「愛国丸」は、「船体」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「主砲などの艤装類」の各ブロックで構成しています ●船体部は、上部構造物の舷側部を含めて一体成型となった船体上部と、船底部のパーツで構成 ・ 船体には、フェアリーダー、舷側の舷窓、ホースパイプなどのディテールを彫刻で再現 ・ フルハルモデルの船底部には、側部のビルジキール、後部のデッドウッド、プロペラシャフトなどを一体成型 ・ プロペラ(スクリュー)、舵は別パーツ化して再現 ・ フルハルモデル用のディスプレイスタンド(黒色)が付属しています ・ 洋上モデルとして作製する場合には、船底部は使用しません ●甲板部は、上甲板を一体成型のパーツで再現、シェルター甲板は各甲板パーツを積み重ねるパーツ構成となっています ・ 上甲板パーツには、木甲板表現、ボラードなどを繊細な彫刻で再現しています ・ 4つの荷揚げ用のハッチは別パーツ化して再現しています ●甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「煙突部」「デリック部」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「愛国丸」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています ●艦橋 ・ 艦橋は2層化したパーツで構成 ・ 艦橋窓の部分を一段凹んだ状態で再現し、立体感を演出しています ・ 艦橋部分に装備した、測距儀、25mm 連装機銃(×2)、探照灯、通風筒などを別パーツ化して再現しています ● 煙突 ・ 煙突は一体成型のパーツで再現、煙突トップ内部を別パーツ化しています ●デリック ・ 各デリックは、ポスト部分を一体成型のパーツ、前後に伸びるブームは1本づつ別パーツ化して再現しています ・ デリックトップに設置されたマスト部分は加工して1944年次の姿を再現します ●高角砲 「12cm単装砲」 ×8 ・ 主高角砲は砲身部と台座部に分割したパーツで構成 ●対空機銃 「25mm連装機銃」 ×4 ・ 「25mm連装機銃」は銃身部と機銃架との2パーツで再現しています ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 9m内火艇 ×1 ・ カッター ×6(カッター上部にキャンバスが張られている状態で再現) ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ ホースリール ・ 錨、副錨 ・ 通気筒 ・ パラベーン ・ 探照灯、探照灯台座 などをセットしています ●艦載機 「零式水上偵察機」×1 ・ 「零式水上偵察機」は、胴体、プロペラ、フロート部で分割したパーツ構成となっています ●艦尾の軍艦旗(なびいているタイプ)、艦名表記、艦載機の日の丸マークなどを再現したデカールが付属しています ●特設運送船「愛国丸」の完成時のサイズ ・ 全長231mm 【 「日本海軍 特設運送船 愛国丸 1944 (スカイウェーブ W シリーズ W194)」のパッケージ内容 】・ 日本海軍 特設巡洋艦 愛国丸 ×1 ・ 零式水上偵察機 ×1 ・ デカールシート ×1 ・ ディスプレイスタンド ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ・ カラー塗装図 ×1 【 「特設巡洋艦/特設輸送船 愛国丸」について 】●第1次世界大戦においてドイツは商船を改造した仮装巡洋艦で通商破壊活動を展開、Uボートによる戦果と合わせて連合軍側に多大なダメージを与えました ●第1次世界大戦の敗戦によりドイツ海軍は主力艦艇の殆どを放棄することとなり、ドイツ再軍備化において海軍の再建が図られましたが、戦艦などの主力艦艇の建造は短期間では不可能で、第2次世界大戦においてドイツ海軍の行動方針を通商破壊に重点を置き、Uボート及び仮装巡洋艦、そしてポケット戦艦によって、その緒戦に多数の商船を撃沈、拿捕しています ●帝国海軍は、日清、日露戦争の戦訓により主力艦艇による決戦を挑むという揺るぎない戦略を持っており、攻撃の対象も敵の艦艇が中心で、民間の商船は2次的な目標となりました ●満州事変、日中戦争で日本が世界から孤立するに至って帝国海軍は仮想敵国をアメリカ、イギリスと定めており、来るべき戦争はこれまでにない総力戦になるという考えから、同盟国ドイツが行なっている通商破壊も作戦行動の範疇に収めていました ●海軍費の抑制と、民間の負担軽減の点から、1930年代になると有事の際には海軍が徴用して運用するための高速優秀商船の建造を奨励、この商船の建造にあたり一定の建造費を海軍が負担する仕組みとなっていました ●「愛国丸」は同型船となる「報国丸」「護国丸」とともに「大阪商船」が建造した1万トンクラスの高速の貨客船で、1941年8月31日に竣工しましたが、戦争への緊張が高まる中、その竣工の翌日に海軍に徴用されています ●同船は通商破壊活動を考慮した「特設巡洋艦」の運用を決定、改装工事が行われ、「15cm砲」を8門、「連装式魚雷発射管」2基を搭載しました ●1941年10月に同様な改装を受けた「報国丸」と共に第24戦隊を編成、太平洋戦争開戦時には南太平洋の地域に展開し、商船2隻(計1万トン)を撃沈します ●1942年4月にはドイツからの要請によりインド洋で通商破壊活動を行い、商船2隻を拿捕、1隻を撃沈(6700t)する戦果を挙げます ●同年7月にはイギリス海軍の警戒を察知して一旦帰投、ラバウルへの輸送任務を行ないます ●11月には再びインド洋での通商破壊活動を再開、「報国丸」がオランダ籍のタンカーを発見しますが、そのタンカーが装備していた防御用の10cm砲弾が「報国丸」に着弾、火災を起こして誘爆が発生、「報国丸」は戦没してしまいます ●この損害の結果、特設巡洋艦による通商破壊活動は中止されることとなりました ●1943年に入ると「愛国丸」は、同型船「護国丸」と共に南方への輸送任務に従事、ニューギニア方面を中心とする最前線に投入されながらも幾度の危機をも乗り越え、各輸送任務を完遂しました ●1943年2月にはアメリカ潜水艦からの攻撃、7月にも同様に攻撃を受け、1本の魚雷を被雷しますが、大事には至らず、任務を完了します ●1943年10月には「愛国丸」は特設巡洋艦から特設運送船として艦種変更が行われ、改装工事を受けました ●1944年1月、南方への兵員輸送の任を受けて内地を出発、2月にトラック島へと到着します ●しかし、同島での荷役作業中にアメリカ機動部隊艦載機によるトラック島大空襲が開始され、「愛国丸」も空襲を受けます ●この攻撃により2発の爆弾が直撃、更にはアメリカ艦載機が衝突して爆発し、艦は火災に包まれ、誘爆を起こしながら、その姿を波間に沈めたのでした
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