日本海軍 航空母艦 飛龍 フルハルモデル (プラモデル)フジミ 1/700 特EASY SPOT No.SPOT-005 スケール:1/700
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「日本海軍 航空母艦 飛龍 フルハルモデル プラモデル (フジミ 1/700 特EASY SPOT No.SPOT-005 )」です●太平洋戦争時における日本海軍の「航空母艦 飛龍」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。 ●「蒼龍」の改良型として日本空母の基礎となり、後の大型空母「翔鶴型」や空母「雲龍型」の雛形となった航空母艦「飛龍」を再現、スマートな船体の左舷中央部に艦橋を設けた、均整の取れたフォルムを再現した内容となっています。 ●フジミ製 特EASYシリーズの「日本海軍 航空母艦 飛龍」にフルハル用のパーツ、ディスプレイ用の台座パーツをセットしたバリエーションキットとなります。 ●喫水線以下の部分も再現したフルハルモデルです。 【 日本海軍 航空母艦 飛龍 フルハルモデル (フジミ 1/700 特EASY SPOT SPOT-005) プラモデルの内容 】●航空母艦 飛龍 概要 ●日本海軍の航空母艦「飛龍」を再現したプラスチックモデル組立キットです。 ●フジミ社 特EASYシリーズの「日本海軍 航空母艦 飛龍」に艦底部のみを再現したパーツをセット、スクリュー部までも再現したフルハルモデルと、喫水線ラインまでのウォーターラインモデルを選択して組立てる事が可能な内容となっています(金属製のバラストは付属していません)。 ・ 「フルハル仕様」となる以外は「日本海軍 航空母艦 飛龍」と同内容のキットとなっています。 ●フジミ社製「特EASYシリーズ」として「航空母艦 飛龍」を再現、船体パーツは「飛龍」を建造した海軍工廠に合わせたグレー、艦載機は艦載機色のライトグレーもしくは濃いグリーンといったように、ランナーごとに色分けをして成型、飛行甲板、リノリウム甲板、煙突のトップ部分、カッターの甲板部などを再現したシールを使用することで、塗装を行わず、組み立てるだけで色分けした「飛龍」を完成させることができる内容となっています。 ・ ランナーごとに色分けをしてパーツを成型した上、飛行甲板、木甲板、煙突のトップ部分などを再現したシールを使用することで、組み立てるだけで塗装を行わなくても実艦に近い雰囲気を楽しむことができる内容となっています。 ・ フルハルモデル用にセットされている「推進軸」「スクリュー」「舵」はレッドで成型していますので、「推進軸」のシャフト部分は「銀色」、「スクリュー」は「金色(真鍮色)」などで塗装すると、よりリアルな雰囲気で仕上げることができるでしょう。 ・ 無塗装仕上げだけでなく、通常どおり塗装を施して仕上げることも可能です。 ●「航空母艦 飛龍」は各構造部ごとに色分けしたパーツ構成となっています ・ 船体、飛行甲板、上部構造物、艤装類 : グレー (横須賀海軍工廠色) ・ 船底部、スクリュー、推進軸、舵 : 艦底色 ・ 艦載機 : ライトグレー (零戦・99艦爆)、グリーン (97艦攻) の成型色で色分けしています。 ●飛行甲板を再現したシールは、木パネルラインごとに微妙に色調を変えており、質感高い仕上がりを楽しむことができます。 ・ 飛行甲板の鉄甲板部分は、グレーに着色したシートに各表示線をプリントしています。 ●「飛龍」は、飛行甲板上に大きな日の丸マークを描いていない、太平洋戦争開戦時の状態を再現しています。 ●航空母艦 飛龍 全体構造 ●「飛龍」は、「船体」「上甲板」「飛行甲板」「艦橋などの上部構造物」「高角砲などの艤装類」を、それぞれブロック化して分割した構成となっています。 ●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、飛行甲板、構造物、艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます。 ●船体部は、舷側部と船底部との上下に分割したパーツで構成しています。 ・ 左右の舷側パーツの張り合わせは、パーツが歪まぬよう、船体パーツ内側に「桁」パーツを挟み込んで組立てます。 ・ 舷側部には、格納庫側面を一体成型化して再現。 ・ 船体部には、各部の張り出し部などの基本構造の他、舷側の「舷窓」「フェアリーダー」「塵捨管」などの細部を繊細なモールドで再現しています。 ●艦底部は一体成型のパーツで再現、パーツが歪まぬよう、艦底内側に幅広の「桁」パーツを挟み込んで組立てます。 ・ フルハルモデル用の船底部分のスクリュー、推進軸、舵を別パーツ化、ビルジキールは船底パーツに一体成型化して再現しています。 ・ 洋上モデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属しています。 ●飛行甲板は一体成型のパーツで再現、エレベーター部分は別ブロック化して再現しています。 ・ 飛行甲板上には、木甲板表現の他に「甲板継ぎ手」「着艦制止装置基部」「探照灯蓋」「クレーン収納蓋」などを繊細なモールドで再現しています。 ・ 「エレベーター」は別パーツ化して再現しています。 ・ 「エレベーター」下の内壁を再現したパーツも付属していますので、エレベーターの昇降状態を選択して組み立てることができます。 ・ 兵員用のスポンソン、遮風柵は別パーツ化して再現。 ・ 飛行甲板裏側の梁は甲板パーツ裏に凸状のモールドで再現しています。 ・ 船体の前後に設置した飛行甲板を支える支柱は1本ずつ独立してパーツ化しています。 ●上甲板は、船首部分、船尾部分、そしてボート収納デッキ、それぞれ独立したパーツで構成。 ・ 甲板上には、アンカーチェーン導板、リール、ボラード、ボート用架台などの細かなディテールを繊細かつ立体的なモールドで再現しています。 ・ 船首の上甲板部分の機銃座は別パーツ化して再現しています。 「飛龍」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています ●艦橋 ・ 艦橋は、上下のブロックに分割した構成。 ・ 上部ブロックは3層で構成、下部ブロックは一体成型のパーツで再現しています。 ・ 下部ブロックには、スライド金型を使用して「窓」「扉な」どのディテールを繊細なモールドで再現しています。 ・ 「艦橋窓」は窓ガラスにあたる部分を一段凹んだ状態で再現し立体感を演出、艦橋窓枠の部分を再現したシールも付属しています。 ・ 艦橋に装備する、「94式高射装置」(×1)、「方位測定アンテナ」(×1)、「1.5m測距儀」(×1)、「60cm探照灯」(×2)を別パーツ化して再現。 ●マスト・通信マスト ・ マストは、下部が三脚檣型、トップは単檣型で、下部は前後に分割したパーツ、トップは一体成型のパーツで再現しています。 ・ 通信マストは、下部のトラス部、中央のヤード部、トップの単檣、の3パーツに分割して再現。 ● 煙突 ・ 煙突本体部分は上下に分割したパーツで再現、煙突トップと煙突内側の整流板を別パーツ化しています。 ・ 煙突表面上には緊急用排煙口などを微細なモールドで再現。 ・ 雨水カバー金網は開口した状態で成型したパーツとなっています。 ●高角砲及び機銃用スポンソンはブロックごとに独立してパーツ化しており、下部の補強板はパーツ上にモールド化して1枚ずつ再現。 ・ スポンソン部の支柱(支筒)は1本ずつ個別にパーツ化しています。 ●高角砲 「40口径 89式 12.7cm連装高角砲」 ×6 ・ 右舷後部の1基は煙突の煙除けのシールド付き(A1型改2)、左舷と右舷前部はシールド無しの状態を再現(A1型) ・ シールド付きの高角砲は、連装状に一体成型した砲身部と、シールド部とで2分割したパーツで再現。 ・ シールド無しの高角砲は、砲身部と砲架部の2パーツに分割して再現。 ・ 高角砲支筒は上下に分割したパーツで再現、複雑な形状を再現しています。 ●対空機銃 「25mm 3連装機銃」 ×9、「25mm 3連装機銃(シールド付き)」 ×3 ・ シールドなしの機銃は一体成型のパーツで再現、シールド付きの機銃は銃身とシールド部で2分割したパーツで再現しています。 ●内火艇、カッターなど ・ 12m内火艇 ×3 ・ 13m特型運搬船 ×2 ・ 12m内火ランチ ×2 ・ 8m内火ランチ ×1 ・ 9mカッター ×2 ・ 通船 ×1 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 錨、副錨 ・ 菊花紋章(フェアリーダー含む) ・ ラッタル ・ リール ・ 射撃指揮装置 ・ 舷梯 ・ 94式高射装置 ・ 110cm探照灯 などを独立したパーツで再現しています。 ●艦載機 ・ 艦載機は、機体本体、キャノピー、脚、プロペラに分割したパーツ構成 ・ 増槽及び武装は別パーツ化しています。 ●艦載機内容 ・ 零式艦上戦闘機 21型 ×3 ・ 99式艦上爆撃機 ×3 ・ 97式艦上攻撃機 ×3 ディスプレイ台 ●完成後に見栄え良く飾ることができるディスプレイ用の円形の飾り台を2個セット、「航空母艦 加賀」の前後2箇所に配置して完成した艦体をそのまま載せてディスプレイすることができます。 ・ 飾り台はプラスチック製のパーツ、円形の台座部分にYの字型の飾り脚を取り付けるパーツ構成となっています。 【 日本海軍 航空母艦 飛龍 フルハルモデル (フジミ 1/700 特EASY SPOT SPOT-005) 塗装・マーキング 】●「塗装図・塗装ガイド」は付属しておらず、組立説明書内に「完成図」としたモノクロの船体像の記載があります。 ・ 組立説明書には付属のシールを使用する指示が記載されています。 ●飛行甲板、上甲板部などのリノリウム貼り表現、艦橋窓枠、煙突トップの黒い部分、探照灯のガラス部、旗竿に掲げられる軍艦旗、艦載機の日の丸マークなどを再現したシールが付属 ・ 飛行甲板のシールは、甲板のラインに沿って3分割しており、木甲板表現、鉄甲板、エレベーター、滑走静止装置、着艦制動装置、探照灯の蓋、各種表示線、着艦標識などをプリントしています。 【 日本海軍 航空母艦 飛龍 フルハルモデル (フジミ 1/700 特EASY SPOT SPOT-005) パッケージ内容 】・ 航空母艦 飛龍 ×1 ・ 零式艦上戦闘機 21型 ×3 ・ 99式艦上爆撃機 ×3 ・ 97式艦上攻撃機 ×3 ・ シールシート ×2 ・ 組立て説明書 ×1 ●2017年 バリエーション (船底パーツセット) ●2015年 成型色を変更、特EASY用シールをセットしたバリエーションキット (フジミ社「特EASYシリーズ」第14弾) 【 「航空母艦 飛龍」について 】●1922年、日本海軍は世界に先駆けて空母として専用設計した「鳳翔」を竣工します。 ●この空母「鳳翔」と、改造空母「赤城」「加賀」によって日本海軍は空母の運用方法を徐々に確立して行きました。 ●ワシントン軍縮会議とロンドン軍縮会議の結果、各国の海軍では空母の保有トン数が決められ、日本海軍は「鳳翔」「赤城」「加賀」の3隻を合わせたトン数よりも余裕があったことから、残りの枠を利用する形で排水量10,000tクラスの空母を2隻建造することを決定します。 ●1番艦「蒼龍」は1934年に起工、2番艦「飛龍」は1936年に起工しました。 ●当初「飛龍」は、「蒼龍」の同型艦として建造される予定でしたが、条約切れが迫っていたために排水量の制限を大きく考慮する必要はなくなり、「蒼龍」を若干拡大する形で設計、建造が行なわれます。 ●このため「飛龍」は「蒼龍」と比べて、艦の幅を拡大、飛行甲板も若干大型化しています。 ●最大の特徴は、「蒼龍」が艦首寄りの右舷に艦橋を配置したのに対して、「飛龍」では左舷の中央部に艦橋を配置、艦首方向への視認性を確保するために艦橋自体も大型化しました。 ・ 「飛龍」の、この艦橋配置は運用上の利便性を考慮したものですが、結局は右舷の方が良いとの結論となり、以後の艦は左舷配置に統一化しています。 ●この「飛龍」の設計は、以後の日本の空母のスタイルを確立し、軍縮条約が切れた後に建造された「翔鶴型」は「飛龍」の発展拡大型、戦時急造された「雲龍型」は「飛龍」の設計を元にしていました。 ●「飛龍」は1939年に竣工、早速「蒼龍」と共に第2航空戦隊を編成し、日中戦争の航空支援や仏印進駐の支援作戦に従事します。 ●ところが、仏印進駐はアメリカとの関係を一挙に悪化させ、1941年の中頃には内地において対米戦争開戦を意識した航空隊の訓練が本格的に行なわれるようになりました。 ●日本海軍は、アメリカとの戦争となれば戦力的に劣勢に立つことを慮り、当時世界的には戦力として未知数であった空母艦載機を集中使用し、アメリカ海軍太平洋艦隊の最大拠点「真珠湾」への奇襲攻撃を実施することを決定します。 ●この奇襲攻撃には、世界に先駆けて空母を集中配備した空母機動部隊「第1航空艦隊」を投入します。 ●この「第1航空艦隊」には、空母「赤城」、「加賀」の「第1航空戦隊」、空母「飛龍」、「蒼龍」の「第2航空戦隊」、空母「翔鶴」、「瑞鶴」の「第5航空戦隊」の6空母を中心としたものでした。 ●中型の空母で編成された「第2航空戦隊」は、搭載燃料と航続距離の関係上、ハワイ「真珠湾」への到達が危ぶまれましたが、艦内に大量の燃料をドラム缶などで積載、何とか参加することが可能となりました。 ●1941年12月8日、「第1航空艦隊」から発進した航空隊は、停泊中のアメリカ海軍太平洋艦隊の主力艦艇に甚大な損害を与え、戦艦群をほぼ壊滅することに成功します。 ・ 奇襲攻撃を行なう航空隊は、自分達の立場から最大の目標の空母であることを認識していましたが、訓練や輸送のために奇襲攻撃時には「真珠湾」に空母は1隻も存在していませんでした。 ●「真珠湾」への攻撃によって太平洋戦争が開戦し、日本軍は各地で進撃や攻略を開始しましたが、中部太平洋のウェーク島に攻撃を行なった艦隊がアメリカ軍の反撃によって撃退されてしまい、奇襲攻撃から帰投中の「第1航空艦隊」は支援の要請を受け、「第2航空戦隊」が分離して同島への攻撃を行ないました。 ●この攻撃により、ウェーク島のアメリカ軍の航空兵力は壊滅し、同島の占領作戦も成功します。 ●その後、「第1航空艦隊」はアンボン空襲、ポートダーウィン空襲に参加、続いて西部太平洋にて連合軍艦艇の掃討作戦に従事します。 ●1942年4月には、インド洋のセイロン沖に進出、セイロンのイギリス軍基地とイギリス艦隊を攻撃、小空母1隻、重巡洋艦2隻、その他多くの艦艇、商船を撃沈し、これによりイギリス艦隊の活動は極端に低下することとなりました。 ●1942年6月、日本海軍はミッドウェー島の占領とアメリカ艦隊の撃滅を狙って、その戦力の大半を投入した大作戦を立案、「第1航空艦隊」は制空権を確保するために、その先鋒となってミッドウェー島沖へと侵攻します。 ・ この時、「第1航空艦隊」は、「珊瑚海海戦」の損害により「第5航空戦隊」を欠いており、空母4隻の陣容となっていました ●日本側の作戦では、「第1航空艦隊」がミッドウェー島のアメリカ軍の航空兵力を壊滅させ、「攻略艦隊」により同島を占領、反撃に出てきた、アメリカの機動部隊と艦隊を、空母艦載機と後方から進出させた戦艦部隊で叩くという方針でした。 ●「第1航空艦隊」は予定通りにミッドウェー島を攻撃、ただしアメリカ軍は日本軍の意図を見抜いており、空母機動部隊を近海に展開させて日本艦隊に航空攻撃を開始します。 ●当時の日本の空母艦載機の搭乗員の技量は最高レベルであり、最初に攻撃を掛けたアメリカ軍の雷撃機は、直衛の「零戦」によりほとんど壊滅してしまいました。 ●しかし、雷撃機に対処するために低空に移った「零戦」の間隙を突いて、急降下爆撃隊が日本空母を襲い、「赤城」「加賀」「蒼龍」の3隻は直撃弾を受けて火災が発生、空母としての機能が失われました。 ●無傷で残った「飛龍」は、「第2航空戦隊」の司令官「山口多聞」少将の指揮の下、アメリカ空母艦隊の撃滅を狙って攻撃隊を繰り出します。 ●この攻撃には収納不能となった他の空母の艦載機も投入され、アメリカの空母「ヨークタウン」を大破する戦果を挙げます。 ●しかし、数波に渡った航空攻撃は、対空砲火による被弾で航空機の消耗が激しく、「飛龍」は零戦以外はほとんど稼動機が無い状態となってしまいました。 ●そのような状況下、「飛龍」はアメリカ艦載機の攻撃を受け、4発の爆弾を被弾、全体が火災に覆われてしまいます。 ●乗員は鎮火に努めましたが、火の勢いは衰えずに誘爆も発生したために自沈処分を決定、「飛龍」はその栄光の生涯を閉じたのでした。
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