「C-601 呉海軍工廠標準色 (3/4つや消し) 塗料 (GSIクレオス Mr.カラー
No.C601
)」です
●呉海軍工廠で建造された日本海軍艦艇に塗られていた船体標準色を、「塗料調合標準及使用区分表」に基づいて再現したカラーが「呉海軍工廠標準色 (3/4つや消し)」です。
●各海軍工廠ごとに艦体の基本色を塗り分けしたい時には、「横須賀海軍工廠色」は「
軍艦色 2」を、「佐世保海軍工廠色」は「
佐世保海軍工廠標準色」を、「舞鶴海軍工廠色」は「
舞鶴海軍工廠標準色」をご利用下さい。
■ 呉海軍工廠標準色 の概要 ・ 色名 : 呉海軍工廠標準色
・ ツヤ加減 : 3/4ツヤ消し
・ 品番 : C601
・ 内容量 : 10ml
・ 種類 : ラッカー塗料
■ 呉海軍工廠標準色 の主な使用艦艇●戦艦 : 大和、長門、扶桑、榛名
●航空母艦 : 赤城、加賀、蒼龍、瑞鶴、大鳳
●重巡洋艦 : 愛宕、摩耶、足柄、那智、最上、熊野、加古、衣笠
など、神戸川崎重工製を含む艦艇各種
●GSIクレオス製「
日本海軍工廠標準色カラーセット」にセットしていた「SC01 呉海軍工廠標準色」を単品化し、Mr.カラーへと編入した塗料です。
【 呉海軍工廠標準色 (3/4つや消し) (GSIクレオス Mr.カラー C601) について 】
●日本海軍艦艇の艦体に塗られていた「ねずみ色(灰色)」は「横須賀」「呉」「佐世保」「舞鶴」の各地に配置された海軍工廠で微妙な違いがあり、同じ海軍艦艇なのに、建造・修理・改装された工廠によって色相が異なる艦が存在していました。
●これは各海軍工廠により「ねずみ色」を構成する顔料が微妙に異なっていたことと、日本の塗料業界における塗装標準が確立していなかったことによります。
●この「呉海軍工廠標準色」は日本海軍各海軍工廠の「塗料調合標準及使用区分表」に基づき、実際に使用されていたであろう色調を再現した塗料です。
●広島の「呉」には連合艦隊主力が投錨する柱島泊地があり、ここを拠点とする多くの艦艇に使用されていた塗料が「呉海軍工廠標準色」です。
●呉海軍工廠で使用されていた塗料は刷毛さばきを良くする胡粉(貝殻から作られる炭酸カルシウムを主成分とする顔料)が入った高級品で、横須賀海軍工廠で使用された色よりも、わずかに明るい色調だったと言われています。
●「呉海軍工廠標準色」は軍艦だけでなく、輸送艦、補給艦、掃海艇や港内で活躍する曳船、運貨船などの支援船各種などにも広く利用できますし、ウォーターラインなどの1/700スケールに縮小した場合、艦体の塗装色の差異はほとんど無いと考えることもできますので、「横須賀」「佐世保」「舞鶴」所属の艦艇に使用しても誤りではありません。
●この「呉海軍工廠標準色」は、資料を反映して実艦に使用されていた色調で再現していますので、スケールの小さなプラモデルに塗ると暗く仕上がってしまいます、スケールに応じて「
ホワイト(C-1)」または「
つや消しホワイト(C-62)」などを少量加えて明るめに調整して下さい。
●他の色調とバランスをとるためにマットでリアルなツヤ消しで仕上げたい場合には、デカール貼付後に「
Mr.プレミアムトップコート つや消し」などを吹きつけて、車体全体のツヤを整えて下さい。
【 呉海軍工廠標準色 (3/4つや消し) (GSIクレオス Mr.カラー C601) 使用方法 】
●「呉海軍工廠標準色」はMr.カラーシリーズに属するバリエーション塗料、色の・ツヤのバランスを両立してプラモデルにリアルな質感を与える事ができる塗料です。
●いわゆる「ラッカー系塗料」ですから、溶剤(うすめ液)に「
Mr.カラー うすめ液」などのラッカーシンナーを使用する塗料と互換性があり、混色したり、足りない色調を補完することができます。
(水性ホビーカラーとは混ぜ合わせて調色を行うことができません)
■ 呉海軍工廠標準色 と互換性のある塗料の例 ・
Mr.カラー ・
Mr.カラー GX ・
Mr.カラー 色の素 ・
Mr.クリアカラー GX ・
Mr.カラー 40th Anniversary ・
Mr.カラー ラスキウス ・
ガンダムカラー (単色) ・
ガイアカラー ・
ガイアカラー Ex ・
ガイアカラー ミリタリー ・
ガイアカラー 鉄道模型用カラー ・
ボトムズカラー ・
ダグラムカラー ・
エヴァンゲリオンカラー ・
サイバーフォーミュラーカラー ・
電脳戦機バーチャロンカラー ・
メカトロウィーゴカラー ・
フレームアームズガールカラー (一部)
・
フレームミュージックガールカラー ・
N.A.Z.C.A (ナスカ) シリーズ (一部)
など。
●筆塗りはもちろん、エアブラシにも使用する事ができます。
●エアブラシによる吹き付け塗装の際には、溶剤が空気中で蒸発してくれるため、塗料粒子のみが対象にのり、調合されたカラーどおりの鮮やかな発色をさせることが可能です。
●塗料の希釈(薄め)・洗浄には、溶剤として「
Mr.カラー うすめ液」などの「ラッカーシンナー」を使用しますので、「水性アクリル塗料」や「エナメル塗料」よりも乾燥時間が早いのが特徴です。
●塗料の希釈(薄め)の目安
・ エアブラシによる吹き付け塗装の際は、塗料「1」に対して「Mr.カラーうすめ液」などの溶剤を「2~3」の割合で希釈するのが目安になります。
・ 筆塗り塗装の際には塗料「1」に対して「Mr.カラーうすめ液」などの溶剤を「1」の割合で希釈するのが目安になります。
・ 乾燥スピードが早いので、筆塗りの際には「
Mr.リターダーマイルド」をご利用されることをおすすめします。
・ 希釈濃度はひとつの目安です、いずれの場合も、気温、湿度、ビンに残った残量、各人の好みなどに応じて変化しますので、上記をスタートにして各自で調整し、お好みの希釈濃度でご利用下さい。
■ ツヤ目の調整 - 光沢・半光沢・ツヤ消し・オーバーコート ●「光沢色」を「つや消し」にしたい場合には、「
つや消し剤 (フラットベース) (C-30)」「
フラットベース あらめ・ラフ (C-188)」「
フラットベース なめらか・スムース (C-189)」を「10~20パーセント」を目安に、「半光沢」を「つや消し」にしたい場合には「
つや消し剤 (フラットベース) (C-30)」「
つや消し剤 (フラットベース) (C-30)」「
フラットベース あらめ・ラフ (C-188)」「
フラットベース なめらか・スムース (C-189)」を「5~10パーセント」を目安にして混ぜて下さい。
●クリアー、フラットクリアーなどでオーバーコートも可能です。
・ 塗装を行い乾燥した後、ラッカー系の「
スーパークリアー 3 光沢 (GX-100)」「
スーパークリアー 3 UVカット 光沢 (GX-112)」「
スーパークリアー 3 UVカット つや消し (GX-113)」、水性系の「
プレミアムクリアー 光沢」「
プレミアムクリアー つや消し」などのクリアー系塗料を塗り重ねてでツヤ加減を調整することができます。
・ ラッカー系塗料ならではの強い塗膜で研ぎ出しも可能、クリアー加工の前後で研ぎ出し作業を行うことが可能です。
■ 塗料の希釈・使用後の洗浄 ●溶剤・洗浄には必ず模型用に調整された専用の「薄め液 (溶剤)」をご利用下さい。
●塗料を希釈する(薄める)際には
・
Mr.カラー うすめ液 ・ Mr.レベリング うすめ液 ・
G-color 溶剤シリーズ (T-01 ラッカー系溶剤) ・
G-color 溶剤シリーズ (T-06 ブラシマスター) ・
G-color 溶剤シリーズ (T-07 モデレイト溶剤) ・
G-color 溶剤シリーズ (T-09 メタリックマスター) ・
N.A.Z.C.A (ナスカ) シリーズ (一部)
・
タミヤ ラッカー溶剤 ・ 「
ピュアシンナー(110cc)」「
ピュアシンナー (250cc)」などのフィニッシャーズ系溶剤
など、溶剤はGSIクレオスを始め各社のものを使用することが可能です。
●塗装後に筆やエアブラシなどを洗浄する専用の溶剤として
・ 「
Mr.ツールクリーナー 改 (T-116)」「
Mr.ツールクリーナー 改 (T-113)」
・ 「
ツールウオッシュ(特大) (T-04h)」「
ツールウオッシュ(大) (T-04m)」「
ツールウオッシュ(中) (T-04s)」「
マイルドツールウオッシュ(大) (T-13m)」
・ 「
エアーブラシクリーナー (87089)」
などを使用することが可能です。
●ただし、GSIクレオス製以外の溶剤を使用するのはメーカーさん非推奨です、使用する場合には必ず事前にテストをして頂き、自己責任の上でご利用下さい。
【 呉海軍工廠標準色 (3/4つや消し) (GSIクレオス Mr.カラー C601) の製品仕様 】
●商品名 : 呉海軍工廠標準色
●内容量 : 10ml
●塗り面積の目安 : 0.11平方メートル (3回塗り)
●品名 : 合成樹脂塗料(いわゆる「ラッカー系塗料」に分類されます)
●成分 : 合成樹脂(アクリル)、顔料、有機溶剤
●第4類第1石油類 (火気厳禁)
●用途
・ プラスチックモデルなどの各種模型工作
・ アート・工作
など
●適応素材
・ スチロール
・ アクリル
・ 塩化ビニール樹脂
・ 木
・ 石膏
など
●日本製
●ABS製パーツに使用すると、塗料の浸透によりパーツが割れる事がございます、ご注意下さい。
●ご利用の前には容器に記載されている取り扱い説明をよくお読み頂いた上、ご使用になって下さい。