ドイツ軍 パンター G 後期型 黒騎士中隊 (黒騎士物語)
「ドイツ軍 パンター G 後期型 黒騎士中隊 (黒騎士物語) (プラモデル) (サイバーホビー 1/35 AFV シリーズ ('39~'45 シリーズ) No.6659 )」です
●「ドイツ軍 パンター G 後期型 黒騎士中隊 (黒騎士物語)」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●戦争劇画の第一人者である小林源文氏の代表作「黒騎士物語」に登場するカリスマ的指揮官「バウアー大尉」、その「バウアー大尉」が後半で搭乗する「黒騎士中隊」の本部車両である「01号車」、「02号車」の「パンター G 後期型」を再現、「「ドイツ軍 3号突撃砲 G型 中期型 黒騎士中隊」」に続く「黒騎士物語シリーズ」第3弾となっています
●ドラゴン社「Sd.Kfz.171 パンター G 後期型」のキットをベースに、「黒騎士中隊」のエンブレムと車体番号のデカールと、ボーナスパーツのフィギュア2体がセットされた内容となっています
● 「黒騎士物語」は1980年代にホビージャパン誌上で連載され、戦車モデラーに影響を与えた伝説的な戦争劇画で、1943年の秋、戦局が悪化してゆく東部戦線を部隊に「ドイツ国防軍 第8戦車中隊」通称「黒騎士中隊」を率いる「エルンスト・フォン・バウアー大尉」の奮闘を描いています
・ 「黒騎士中隊」は当初「4号戦車」で編成、中隊長の「バウアー」は最初の回において負傷し、それ以降片目の眼帯がトレードマークとなります
・ 物語が進むにつれ、「バウアー」の率いる「黒騎士中隊」はソビエト軍の猛攻に曝されて徐々に損耗して行きます
・ 物語の中盤、「黒騎士中隊」は破壊された味方の列車から「パンター A型」を回収、飛躍的に戦力が向上しますが、激戦により更に消耗することとなります
・ 半ば全滅状態となった「黒騎士中隊」は、1944年秋、軍司令部直属戦車部隊への復帰を命じられ、懲罰部隊などから兵員を補充、装備車両も「パンター G型」12両と「3号突撃砲 G型」5両を受領して3個小隊を編成し、新生「黒騎士中隊」へと生まれ変わります
・ その後「黒騎士中隊」は、ソ連軍と対峙すべく最前線へと向かい、再び死闘を繰り広げて行きます
・ おなじみの「黒騎士中隊」のエンブレムはデカールで再現され、さらにボーナスパーツとして1/35スケールの「バウアー大尉」の半身像と「ハンス上等兵」の立像フィギュア1体が付属しています
●「パンター」戦車は、ソ連軍の「T-34」戦車に対抗するために作られた戦車です
●独ソ戦が開始され、ソ連領に侵攻したドイツ軍は、ソ連軍の新鋭戦車「T-34」に遭遇、その被弾経始に優れた傾斜装甲と、幅の広いキャタピラを装着した優れた機動性、そして当時の戦車としては破格の威力を持つ大口径76.2mm砲を装備、その性能は、ドイツ軍の主力戦車である3号戦車を凌駕し、ドイツの従来の1号~4号戦車という戦車系統とは全く違う次元の戦車でした
●ドイツ軍は、この「T-34」に対抗する為の新型戦車の開発を決定、「5号戦車」として計画が進められます
●当初は、「T-34」をそのままコピーすることまでが考えられましたが、最終的に「T-34」を意識した傾斜装甲を持つ全く新しいデザインの車体が作られました
●主砲は、新開発の「75mm戦車砲 KwK42」を装備、 この「75mm戦車砲 KwK42」は、絶大な貫徹能力を誇り、3000mの遠距離でも「T-34」の正面装甲を貫通することができ、この砲の威力は連合軍戦車にとってひじょうに脅威となりました
●「5号戦車 パンター」はドイツ軍の攻勢「クルスク戦」で初期生産型の「D型」が初陣を飾りますが、初期故障によりトラブルが多発、期待されていた通りの活躍はできませんでした
●その初期型にみられた故障も、「D型」、「A型」、「G型」へ生産形式が進むにつれ順次改良されながら生産が続けられていきました
●「5号戦車 パンター G型」は、その前の形式である「A型」よりも防御力の強化が図られたタイプであり、車体側面の装甲板は後部まで覆われた1枚板に変更、装甲厚の増やされています
●また、車体上部の装甲も従来の16mmから40mmへと増やされ、戦闘爆撃機(ヤーボ)に対する防御力も向上しています
●そして、防盾を跳弾した砲弾が車体上部を貫通する「ショット・トラップ」を防ぐ為、下部に張り出しを付けた「アゴ付き」防盾を装備した車両も存在していました
●「5号戦車 パンター」は、大戦後期のドイツ戦車部隊の中核となった存在で、重戦車の性能に匹敵する強力な戦車として敗戦時まで連合軍に恐れられました
●この「パンター G 後期型 黒騎士中隊 (黒騎士物語)」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●キットは、ドラゴン社の「Sd.Kfz.171 パンター G 後期型」がベースとなっており、同社の持つディテール表現力により、ドイツ戦車部隊の最後の主要装備車両「パンター G 後期型」が細部に渡って再現されています
●また、「パンター G 後期型」の生産時期による細かな仕様変化が再現できるように、多くの選択パーツが用意された内容となっています
●砲身部は一体成型となっています
・ マズルブレーキは前後分割式で、内側の構造も再現されています
・ 砲身部は上下方向に可動式です
●防盾は、通常のタイプと「アゴ付き」防盾とが付属、選択して使用します
●砲塔は、上部と側面が一体成型され、これに前面、後面パネルを取り付ける構成となっています
・ 側面の擬装用フックがパーツ化
・ ベンチレーターは2種類の選択式
・ 砲塔後部のハッチは可動式とすることが可能です
●車長キューポラは、砲塔と別パーツとなっています
・ 対空機銃用のレールが付けられた状態と、レールの無い状態(最後期型)を選択できます
・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択可能です
・ ペリスコープはクリアーパーツで再現されています
●車体上部は、前部のフェンダーも含めて一体成型となっています
・ 前部ハッチは別パーツで開閉状態が選択可能、内部に存在する特徴的な緩衝バーもパーツ化されています
・ 前部機銃のボールマウントは別パーツとなっており、開口部の下側が削り取られた状態を再現
・ 前方機銃は、7パーツで構成され、内側の構造が表現されています
・ 前部フェンダーの牽引フック用の切り掛け部は別パーツ化
・ 操縦手用のペリスコープ部は、通常のペリスコープガードと、遮光フード付きとを選択できます
・ トラベリングロックは可動式で、砲固定バンドはロック状態と開放状態とが選択可能です
・ エンジン点検ハッチは別パーツ
・ 左側の冷却ファンは、温風ヒーター用のユニットが再現されており、温風調節用のカバーを2タイプから選択できます
・ エンジングリル部のメッシュを再現するエッチングパーツが付属しています
・ 後部の牽引ワイヤー用の固定具がパーツ化
・ 工具には工具固定用のクランプがモールドされています
・ 予備履帯ラックは一体成型となっており、固定ピン用の穴が再現、ピンもパーツ化されています
●後部パネルはエンジン始動用カバー、冷却水口などが一体成型されています
・ 排気管は後期型の消炎タイプが再現されており、上部のフードの有無が選択できます
・ 排気管下部の装甲カバーは溶接タイプと鋳造タイプとが選択可能です
・ ゲベックカステン(雑具箱)は、別パーツとなっており、後部パネル上の構造物によって取り付け角度が異なることも再現されています
●車体下部は、バスタブ式に一体成型となっています
・ サスペンションアームは別パーツ、トーションバー本体も一体成型されています
・ 履帯は、接着及び塗装が可能なDS素材によるベルト式で、裏面のガイド部分もディテールが表現されています
・ 鋼製転輪が2組付属、一部の車両で見られた最後尾の転輪が鋼製転輪となっている状態も再現可能です
●エンジングリルのメッシュ、キューポラの対空機銃用レールのベース跡などを再現するエッチングパーツが付属
●牽引ワイヤーのワイヤー部分を再現する為の金属製のワイヤーが付属しています
●ハンス上等兵の立像とバウアー大尉の半身像のフィギュアが付属
・ ハンス上等兵は、戦車服に略帽姿で、直立不動のポーズとなっています
・ バウアー大尉は、ハッチから身を乗り出し、両手で双眼鏡を持って視察中のポーズ
・ 「黒騎士物語」としてだけではなく、通常の戦車兵フィギュアとして転用も可能です
●マーキングは、1種類の塗装例が説明書に記載されており、それに基づく中隊マークと車体番号のデカールが付属しています
●デカールの内容
・ 黒騎士中隊「01号車」
・ 黒騎士中隊「02号車」
●デカールのプリントはカルトグラフ社製
●黒騎士物語キットシリーズ 第3弾
●2011年 一部新金型