八九式 12.7cm 高角砲
「八九式 12.7cm 高角砲 (プラモデル) (ファインモールド 1/700 ナノ・ドレッド シリーズ No.WA013 )」です
●「八九式 12.7cm 高角砲」です
●太平洋戦争時における帝国海軍の「89式 12.7cm 連装高角砲」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット、全体を覆うシールドの無い一般的なタイプである「A1型」を再現した内容となっています
●既存のウォーターラインシリーズ等、1/700スケール艦船モデルキットへと取り付け、より実感溢れるモデルの作成を可能にするパーツセット
・ エッチングパーツと異なり、適度な厚みを持ったパーツで、折り曲げ加工をすることなく、ランナーから切り離してそのまま使用する事ができる手軽さもの魅力の一つです【 「89式 12.7cm連装高角砲」について 】
●帝国海軍は昭和の初期までは単装式の「3年式 8cm高角砲」を使用していましたが、航空機の性能の向上は顕著であり、それに合わせた高性能の高角砲の開発が行なわれました
●これにより1932年に制式化されたのが「89式 12.7cm高角砲」で、航空機に対処するために発射速度を向上させ、目標への追従性から全体に軽量化が図られてい ます
●そして、高角砲としての最大の評価ポイントである信管の調整は、砲弾の装填時に自動的にセットされるようになっているのが特徴で、この機能により高い発射速度と、航空機に対する弾幕効果により高い対空能力を持っています
・ 当時の高角砲は、砲弾を敵航空機に直撃(これは極めて難しい)させるのではなく、航空機周囲に弾幕を張ることが目的で、その弾片により航空機に被害を与え、最終的に撃墜、もしくは爆撃、雷撃の阻止を行いました
・ このために、信管の調整は重要な要素であり、射撃指揮所からの敵航空機の高度や距離の情報によって信管の調整を行い、砲弾がその航空機の周囲で起爆するようになっていました
●この「89式 12.7cm高角砲」は、その対空能力が高く評価され、各種艦艇に装備、太平洋戦争時における帝国海軍の主力高角砲となりました
●また、同砲は海上戦闘にも高い威力を発揮、両用砲としても活用されており、戦争後期に就役した「松型駆逐艦」などには、主砲兼高角砲として装備されています
【 「八九式 12.7cm 高角砲」のキット内容について 】
●この「89式 12.7cm連装高角砲」の「A1型」を4基再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ファインモールド社「ナノ・ドレッドシリーズ」としてプラパーツの成型技術力の限界に挑戦、レーザー加工によるハイディテールな彫刻を施した高い精度を持つパーツセットとなっています
●1/700のスケールの帝国海軍の艦船モデルのディテールアップに使用することで、より細かなディテールを持つモデルの制作への大いなる助けとなることでしょう
・ ただし、高角砲のみが細かなディテールとなっているのは少々違和感を感じますので、同社「96式 25mm 3連装/連装 機銃」などと併せて使用すると、より効果的になると思います
●「89式 12.7cm連装高角砲」は、砲身部と砲架シールド部の2ブロックで構成されています
●砲身部は連装式に一体成型されています
・ 砲身上部の駐退複座装置は別パーツとなっています
●砲架シールド部は、左右分割式です
・ 砲架シールド表面には梯子などのディテールがシャープに彫刻されています
・ 後面の開口部も表現
・ 砲架シールドの照準口は開口処理済みです
・ 下部の台座部分は別パーツとなっています
【 「八九式 12.7cm 高角砲」のパッケージ内容 】
・ 89式 12.7cm連装高角砲 ×4セット
【 「八九式 12.7cm 高角砲」の対応艦艇 】
・ 戦中の戦艦全て、空母(赤城、大鳳など一部除く)、一部の巡洋艦など、他にも潜水母艦、水上機母艦、工作艦など
●製品素材 : ABS
●2011年 完全新金型
●取り付け・塗装方法
・ パーツの切り離しにはデザインナイフなどをご利用下さい
・ パーツの取り付けには、少量のプラスチックモデル用接着剤を設置面に塗布した上、ピンセットを用いて取り付けます
・ 塗装は、精密なディテールを活かすためエアブラシを用いた吹き付け塗装をお薦めします
・ 砲身が曲がった場合には、ピンセットなどを用いて修正する事が可能です
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●「1/700スケール プラスチックパーツ ナノ・ドレッド シリーズ」について
・ 1/700スケール艦船モデルの世界に新たなディテール表現の領域が出現
・ ファインモールドが所有する3次元レーザー彫刻機による金型への微細加工と、ナノテク領域を扱う工業用プラスチック部品開発・製造会社の協力とによって実現した新シリーズが「ナノ・ドレッド シリーズ」です