Sd.Kfz.263 (8-Rad) 8輪重装甲 長距離無線車
「Sd.Kfz.263 (8-Rad) 8輪重装甲 長距離無線車 (プラモデル) (ドラゴン 1/72 ARMOR PRO (アーマープロ) No.7444 )」です
●「Sd.Kfz.263 (8-Rad) 8輪重装甲 長距離無線車」です
●第2次世界大戦におけるドイツ軍の装甲無線通信車「Sd.kfz.263」(8輪型)を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●砲塔を撤去して戦闘室を拡張した「Sd.kfz.263」(8輪型)を再現、部隊間通信を任務として機甲部隊の中枢的存在となった特徴的なフォルムが表現されています【 「Sd.kfz.263(8輪型)」について 】
●ドイツ軍は再軍備化の際、第1次世界大戦の戦訓から機動力による短期決戦により戦争を終結させる「電撃戦」を主眼に置いて装備の開発、配備を行いました
●この「電撃戦」は、各部隊の機動力の向上の他に、諸兵連合によって敵を撃破するという目的を持っており、部隊間の通信手段の確保がその鍵を握っていました
●一方、ドイツ軍は、優れた工業技術力により高性能な無線機を生産、戦車などの装甲車輌には必ず無線機が搭載されました
●また、機甲部隊には大型のフレームアンテナを装備した装甲無線車が配備され、その長距離通信能力により各部隊との連絡が取られました
・ このような無線設備の充実した軍隊は、大戦初期においてはドイツ軍とイギリス軍のみでした
・ フレーム式アンテナは、大戦後期になると星型アンテナ(スターアンテナ)へと変更されて行きます
●「Sd.kfz.263(8輪型)」は、「Sd.Kfz.231 8輪重装甲車」の車体を利用した装甲無線通信車で、砲塔を撤去して大型の戦闘室(無線室)へと変更、装備される大型無線機により、「Sd.kfz.232」のような通常の無線車型よりも長距離の無線通信が可能となっています
●同車は、戦車師団もしくは装甲擲弾兵師団の通信大隊、もしくは軍及び軍団司令部へと配備され、師団レベルの通信任務を担いました
●「Sd.kfz.263」は、6輪装甲車ベース及び8輪重装甲車ベースの2タイプが存在しており、形状は全く異なるものの、同じ制式名称が付けられています
【 「Sd.Kfz.263 (8Rad) 8輪 重装甲長距離無線車」のキット内容について 】
●この装甲無線通信車「Sd.kfz.263」(8輪型)を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●「Sd.kfz.263(8輪型)」をシャープに再現、その特異な車体形状と、フレームアンテナを装備した姿がディテール感豊かに表現されています
●また、スケールに沿った省略及び一体成型化によりパーツ数が抑えられ、同車の魅力を比較的容易に楽しむことができる内容となっています
●「Sd.kfz.263」(8輪型)は、車体上部、車体下部、左右フェンダー、追加装甲部、フレームアンテナの6ブロックで構成されています
●車体上部は一体成型となっており、戦闘室前面及び後面パネルは別パーツです
・ 上部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 側面のクラッペ、ピストルポートなどは上部パーツにモールドにて再現
・ 方向指示器、サーチライト、ライトガードがパーツ化
・ 車体前部に装備される「MG34機関銃」は、放熱口などの細かなディテールも表現されています
・ 車体後部は、予備タイヤを装着した状態と、ルーバーカバーを付けた状態とを選択できます
●車体下部は、下部のシャーシ部分も含めて一体成型されています
・ 側面のライト収納ハッチは別パーツです
・ リーフ式サスペンションは各1パーツで構成
・ デファレンシャルは、上下のサスペンション部も含めて一体成型で、ドライブシャフトは別パーツです
・ タイヤは、各1パーツで構成されています
●フェンダーは、前後部分が合わせて一体成型されています
・ 排気管は、カバー部のパンチング模様がモールドにて再現
・ 車幅ポール、燃料携行缶、前照灯などがパーツ化
・ フェンダー上の消火器、シャベルなどがフェンダーパーツにモールドされています
●前部の追加装甲部は、4パーツで構成されています
・ 牽引ワイヤーはモールドにて再現
・ ノテックライトは別パーツです
・ 追加装甲部に載せられるジェリカンが2個付属しています
●フレームアンテナは、アンテナ本体と支持架のパーツ構成で、全5パーツとなっています
・ アンテナは細く成型されています
●マーキングは、ドイツ軍仕様となる5種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第4戦車師団 第79装甲通信大隊 (ベラルーシ / 1943年)
・ 第1戦車師団 第37自動車化通信大隊 (フランス / 1940年)
・ 第1戦車師団 第37自動車化通信大隊 (ポーランド / 1939年)
・ SS第2自動車化歩兵師団「ダス・ライヒ」 (東部戦線 / 1941年)
・ SSカミンスキー旅団 (ワルシャワ / 1944年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊記号、戦術マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
●2012年 完全新金型