ソビエト トラック ZIS-5V
「ソビエト トラック ZIS-5V (プラモデル) (ズベズダ 1/35 ミリタリー No.3529 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の野戦トラック「ZIS-5V」(「ZIS-5B」)を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ソ連軍式の質素な造りの「ZIS-5V」を再現、木製の箱型キャビンを持つクラシカルなフォルムを再現した内容となっています【 「ZIS-5V」について 】
●ソ連では1920年代に革命の混乱が収束し、1930年代において戦車の国産化が開始され、以後は戦車大国の途を進むようになりました
●しかし、アメリカや西ヨーロッパのようなモータリゼーションには立ち遅れ、共産主義国家として民間の自動車メーカーが存在しないことから、自動車やトラックの開発や生産は遅々として進みませんでした
●そこで、国営の自動車工場では、アメリカ製のトラックをコピーもしくはライセンス生産する方式を採用、これにより各種トラックが作られることとなります
●ただし、このようなトラックは第2次世界大戦時においても1920年代に設計された車輌が元となっており、またソ連の自動車技術はオリジナルのアメリカ製よりも劣るために性能は芳しくありませんでした
●「ZIS-5」は、このようなソ連のトラックの一つであり、アメリカの自動車メーカー「オートカー」社の「モデルCA」をコピーし、73馬力のガソリンエンジンを装備する後輪駆動式の積載量3tの中型トラックです(1944年からは76馬力のエンジンへと変更)
●同車は、1933年から生産が開始され、独ソ戦によるドイツ軍の進攻による生産中止までに104200台がソ連軍へと納入、同軍の機械化に大きく寄与しました
●1942年からはウラル山脈を越えて疎開した工場により再生産が開始されますが、戦争による物資の欠乏により徹底した簡略化が図られ、これによって登場したタイプが「ZIS-5V」です
●「ZIS-5V」の車体は、フェンダーなどの装備は必要最小限の範囲内に抑えられ、キャビン、荷台部分には木材を使用、前輪のブレーキ機能は廃止されています
●荷台側面パネルの展開機能も固定式へと変更、荷物の積み下ろしは荷台後部に限定されました
●「ZIS-5V」を合わせた「ZIS-5」シリーズは、第2次世界大戦中のみならずその生産は1955年まで続けられ、「GAZ-AA」と並んで第2次世界大戦前から戦後に至るまでのソ連軍のトラックの代表的な存在となっています【 「ZIS-5 ソビエト軽トラック」のキット内容について 】
●このソ連軍の野戦トラック「ZIS-5V」(「ZIS-5B」)を再現したプラスチックモデル組立キットです
●全156パーツ
●完成全長 : 19cm
●2013年 完全新金型