ロシア 装甲兵員輸送車 BTR-70 MA-7銃塔搭載型
「ロシア 装甲兵員輸送車 BTR-70 MA-7銃塔搭載型 （プラモデル） (ズベズダ （Zvezda） 1/35 ミリタリー No.3587 )」です
●現用ロシア軍の装輪式装甲兵員輸送車「BTR-70」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ソ連軍の装輪式装甲兵員輸送車の代表的な存在となる「BTR-70」を再現、その傾斜した車体形状と8輪式の迫力、そして小型の「MA-7型銃塔」を装備した特徴的なフォルムの車体を再現した内容となっています【 「BTR-70 MA-7型銃塔搭載型」について 】
●1959年、ソ連軍は装輪式の装甲兵員輸送車として「BTR-60」を開発、この車輌はオープントップ式を採用しましたが、1966年に登場した改良型となる「BTR-60PB」では密閉型へと変更され、この車輌のスタイルは後々まで続くソ連軍装輪式装甲車輌の基本デザインとなります
●しかし、この「BTR-60PB」は、車体前部に操縦席、中央部に兵員室、後部にエンジンというレイアウトにより、兵員の乗降は上部ハッチしか使用できず、乗降時に兵員の身体が露呈することが大きな欠点となってしまいます
●そこで、1972年に登場した「BTR-70」では、第2、第3タイヤの間に側面ハッチを増設、これにより側面から乗降が可能となり、「BTR-60PB」の欠点が改善されました
●ところが、このハッチは開口部が小さく、多くの装備を付けた兵士にとっては乗降に支障が生じ、また「BTR-60PB」と同じガソリンエンジンを搭載したことで、引火しやすいという弱点も持っていました
●このようなウィークポイントを抱えた「BTR-70」「BTR-60PB」はアフガニスタン侵攻の際に多くの車輌が撃破されてしまうという憂き目にあってしまいますが、同車は装甲車輌として貴重な存在であり、その後改良を施されながらロシア軍を始め、東側を中心とする各国の軍隊で運用が続けられています
●従来の「BTR-70」は、「14.5mm 機関銃」と「7.62mm 機関銃」を装備する小型の砲塔を搭載していましたが、近年新型となる「MA-7型銃塔」を搭載した車輌が登場しています
●この「MA-7型銃塔」は、「12.7mm 機関銃」と「7.62mm 機関銃」を装備、そして「30mm 自動擲弾発射機」も備えており、以前の銃塔よりも高い歩兵支援能力を持っているのが特徴となっています【 「ロシア 装甲兵員輸送車 BTR-70 MA-7銃塔搭載型」のキット内容について 】
●この現用ロシア軍の装輪式装甲兵員輸送車「BTR-70」の「MA-7型銃塔搭載型」を再現
●ズベズダ社の1/35スケールキットのフォーマットに沿って「BTR-70 MA-7型銃塔搭載型」を再現、パーツ数を抑えながら、同車のフォルムとディテールとを表現した内容となっています
●ズベズダ社製「ロシア BTR-70 装甲兵員輸送車」をベースとして、「MA-7型銃塔搭載型」を再現するために、銃塔部分などを新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります
●「BTR-70 MA-7型銃塔搭載型」は「銃塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
【 銃塔 】
●銃塔は上下分割式となっています
・ 銃塔は左右旋回が可能です
【 車体 】
●前・側面の兵員乗降用ハッチは別パーツ化され、開閉状態を選択して組立てることが可能、トレッドパターンの入ったラバー製のタイヤでリアルさを演出しています
●車体上部は、一体成型となっています
・ 前部の乗員用ハッチ、後部の兵員用ハッチは別パーツで開閉状態が選択できます
・ 車体前部の視察ハッチは別パーツです
・ 車体前部の前照灯、ライトガードなどがパーツ化されています
●車体下部はバスタブ式に一体成型されています
・ 車体側面のハッチは別パーツで開閉状態が選択できます
・ 足周りは、複雑な構造となるダブルウィッシュボーンサスペンションが再現されています
●タイヤは、ホイール部とゴムの部分とに分割されており、ゴムの部分はラバー製パーツとなっています
・ 複雑な形状となるトレッドパターンが再現
【 塗装とマーキング 】
●「BTR-70 MA-7型銃塔搭載型」のマーキングとして、ソ連軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
●全230パーツ
●完成全長 ： 21.3cm
●2012年 一部新金型
