ソビエト D-30 122mm榴弾砲 初期型
「ソビエト D-30 122mm榴弾砲 初期型 (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.02328 )」です
●「ソビエト D-30 122mm榴弾砲 初期型」です
●現用のソ連軍(ロシア軍)の軽榴弾砲「122mm榴弾砲 D-30」の「初期型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●1960年代に開発され、現在も世界各国で使用されている「122mm榴弾砲 D-30」を再現、特徴的な3脚架を装備したメカニカルな姿を再現した内容となtっています【 「122mm榴弾砲 D-30」について 】
●ソ連軍は帝政ロシア時代から火砲火力を重視しており、第2次世界大戦では多くの火砲が使用され、大口径の榴弾砲としては主に「122mm」「152mm」「203mm」という3種のタイプが使われました
●「122mm榴弾砲クラス」では、旧型の「122mm榴弾砲 M1909/37」や「122mm榴弾砲 M1910/30」なども使用されましたが、1938年に開発された「122mm榴弾砲 M-30」がその主力を占めていました
●この「122mm榴弾砲 M-30」は性能的に優れた火砲であり、戦後もソ連軍を始め、東欧の友好国で使用されていましたが、1960年代になるとさすがに旧態化は否めず、その後継として開発されたのが「122mm榴弾砲 D-30」です
●「122mm榴弾砲 D-30」は、ドイツ軍が大戦後期に試作した「105mm榴弾砲 leFH43」をベースとして口径を拡大、長砲身化が行われています
●同砲の最大の特徴が3脚架を採用したことで、これにより陣地に展開した後は全周射撃が可能となり、支援射撃を行う榴弾砲としては理想的なものとなりました
・ 通常の2脚式の榴弾砲は、その射界を超えて射撃する場合は砲自体を動かす必要があり、試射などをして照準を調整しなければなりません
・ ただ、この3脚架式は重量の増大という欠点も持っており、機動力の低下を招き、また、射撃陣地の広さも必要となり、整地作業も2脚式より多大な労力を必要とします
●また、「122mm榴弾砲 D-30」はその長砲身により最大射程15kmという能力を持ち、同種の火砲よりも長い射程距離を持っています
●同砲は、ソ連軍、ワルシャワ条約軍のみならずソ連との友好国や、更には中国においてコピーが生産され、世界各国で運用が続けられています【 「「ソビエト D-30 122mm榴弾砲 初期型」のキット内容について 】
●このソ連軍(ロシア軍)の軽榴弾砲「122mm榴弾砲 D-30」の「初期型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キットです
●トランペッター社のミリタリーシリーズの現行フォーマットにより「122mm榴弾砲 D-30」を再現、ディテール表現のために火砲各所のパーツを細分化、そのメカニカルな造りが表現されています
●キットは、射撃状態と牽引状態とを選択して作成する事ができます
●「122mm榴弾砲 D-30」は「砲本体」「砲架」「防盾」「3脚架」の4ブロックで構成されています
●砲身は、砲身本体とマズルブレーキとの分割式で、それぞれ左右分割式となっています
・ マズルブレーキは、独特のエラが張った側面のスリット形状が表現されています
・ マズルブレーキは、牽引装置の装備位置が異なる2種類のタイプが付属しており、選択して使用します
・ 砲身上部の揺架は一体成型で、下部パネルなどが別パーツとなっています
・ 砲尾は3パーツで構成、閉鎖器は開閉状態が選択できます
・ 砲身は上下方向の角度を任意に選択できます
●砲架は左右分割式で、これに操作ハンドル、照準器などを取り付ける構成となっています
●防盾は1パーツで構成され、これに内側の各種の箱のパーツを取り付けます
・ 防盾は薄く成型されています
●タイヤはホイール部とゴムの部分とで構成され、ゴムの部分はラバー製となっています
●3脚架は、脚及び架台で構成されています
・ 各脚は一体成型で、下面パネルは別パーツです
・ 接地パッド部は1パーツで構成
・ 接地固定用の杭は2分割式で、脚側部に付けた状態と、脚先端部に突き刺した状態が選択できます
・ トラベリングロックは5パーツで構成、上部の固定装置は可動式となっています
●各部のディテールを再現するエッチングパーツが付属しています
●「122mm榴弾砲 D-30」の塗装例として、ソ連軍仕様となる2種類の塗装図が説明書に記載されており、防危板に描かれた表示を再現したデカールが付属しています
●「122mm榴弾砲 D-30」の完成時のサイズ
・ 全長 : 155mm
・ 全幅 : 63mm
●パーツ数 : 約150
●2012年 完全新金型