ソビエト軍 152mm カノン榴弾砲 M1937 標準型
「ソビエト軍 152mm カノン榴弾砲 M1937 標準型 (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.02323 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の重砲「152mm カノン榴弾砲 M1937」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キットで、プレス式のホイールを装備した「後期型」を再現した内容となっています
●侵攻するドイツ軍に痛打を与えた重砲「152mm カノン榴弾砲 M1937」を再現、大口径かつ長大な砲身を持つ迫力のある姿を再現した内容となっています
●トランペッター社製「ソビエト軍 152mm 加農榴弾砲 M1937 (ML-20)」をベースとして、「後期型」を再現するためにホイール、タイヤを新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります【 「152mm カノン榴弾砲 M1937」について 】
●ソ連軍は伝統的に砲兵火力を戦闘の重点とし、陸軍戦力の中核と位置付けしていました
●第2次大戦において、ソ連陸軍の対地上用火砲は主に、対戦車戦闘を行なう「45mm対戦車砲」、間接射撃や対戦車戦闘も行なう万能砲である「76.2mm野砲」、間接射撃を行なう「122mm・152mm・207mm重砲」及び「迫撃砲」「ロケット砲」で構成されていました
●「152mm カノン榴弾砲 M1937」は、重砲部隊の主力カノン砲であり、最大射程17kmという長射程と、強力な152mmの大口径火力により砲兵支援に活躍しました
●この「152mm カノン榴弾砲 M1937」は徹甲榴弾を使用することで、1000mの射距離において124mmの装甲板を貫く貫徹能力を持ち、対戦車戦闘にも用いられています
・ 特に、48kgにもなる弾体重量は絶大な破壊力を示し、装甲を貫通しなくても敵戦車に対し戦闘力を失わせることができました
●この威力に着目したソ連軍は、この「152mm カノン砲」の自走砲化を進め、1943年3月より「KV-1S」の車体を利用した「SU-152」の量産を開始、その絶大な主砲威力で「タイガー 1」を含むドイツ軍の重戦車を多数撃破し、「猛獣殺し」と呼ばれてソ連軍将兵の信頼を集めました
●この「152mm カノン榴弾砲 M1937」は、初期においてそのタイヤはスポーク式のホイールにゴムを巻いたものでしたが、後期型ではホイールをプレス式へと変更したゴムタイヤとなっています
【 「ソビエト軍 152mm 加農榴弾砲 M1937 標準型」のキット内容について 】
●この「152mm カノン榴弾砲 M1937」の「後期型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●トランペッター社のスタンダードな表現力によって「152mm カノン榴弾砲 M1937 標準型」を再現、巨大なマズルブレーキを装備したそのメカニカルな造りが細分化されたパーツ構成により表現されています
●キットは、砲脚を開いた「射撃状態」と、リンバーを装着した「牽引状態」とを選択できます
●「152mm カノン榴弾砲 M1937 標準型」は、「砲身部」「砲架」「防盾」「砲脚部」「牽引リンバー」の5ブロックで構成されています
●砲身先端部は、左右分割式のプラパーツと、アルミ製の金属砲身との選択式となっています
・ 特徴的なマズルブレーキは左右分割式で、左右の多数の穴は貫通した状態で成型されています
・ 砲身後部はプラパーツの左右分割式です
・ 砲尾は2パーツで構成され、閉鎖器は開閉状態が選択できます
・ 砲身部は揺架に合わせて上下可動式です
●揺架部の主要部は3分割式となっており、表面及び内側の細かなリベット類が表現されています
●駐退複座装置のシリンダー部は4分割式で、砲の動きに合わせて可動するようになっています
・ 駐退複座装置のカバー部は、エッチングパーツとなっています
●砲架は細分化されたパーツ構成で複雑なハンドル部分などが再現
・ 照準器は8個パーツにより細かく表現されています
●防盾部は、薄く成型され、側面の折り曲げ、上部の延長部が再現され、表面及び裏面の細かなリベット類が表現されています
・ 裏面には模型上に良く見られる成型上の突き出しピン跡は存在しません
・ 照準口はエッチングパーツで再現され、開閉状態が選択できます
●砲脚は上部、下部、一体化された側面の3分割式で、火砲の特徴でもある大量のリベットが付けられた状態が再現されています
・ 砲脚は開閉可動式です
・ 地面との固定用の杭は収納状態と、使用状態とが選択できます
●車輪は、ホイール部とゴムの部分が別パーツとなっており、ゴムの部分はラバー製となっています
・ ホイール部は、プレス式の「後期型」の形状が再現されています
●牽引用の「リンバー」は、実車の複雑な躯体構造を再現、板バネ式のサスペンションや、バネがモールドされた牽引装置などが表現されています
●駐退複座装置のカバーや細部を表現するエッチングパーツが付属しています
●「152mm カノン榴弾砲 M1937 後期型」のソ連軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されています
●総パーツ数 : 280ピース
●完成後の全長 : 251.8mm
●完成後の全幅 : 75.4mm
●2012年 一部新金型