アメリカ陸軍 対空自走砲 M42 ダスター
「アメリカ陸軍 対空自走砲 M42 ダスター (プラモデル) (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.161 )」です
●「アメリカ陸軍 対空自走砲 M42 ダスター」を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組み立てキット
●「M42 ダスター」は、「M24」軽戦車をベースとした「M19対空自走砲」の後継車輌にあたる「対空自走砲」です
●「M19対空自走砲」は、「ボフォース40mm対空機関砲」を改良した「40mm機関砲」を2連装として、ドイツの自走砲のように後部に配置、旋回可能なオープントップ式の砲塔を搭載していました
●「M19対空自走砲」は、アメリカ陸軍初の本格的な「対空戦車」として成功作では有りましたが、後部配置による発砲時の重心の問題から、「M24」よりも大型で幅広い車体を持つ「M41」をベースとし、中央部分に準同型の砲塔を配置した「M42ダスター」が作られました
●「M42ダスター」は、1953年に制式採用され、搭載する「40mm機関砲」は、非常に威力が高く、初速は880m/秒で発射速度は毎分120発を誇りました
●「M42ダスター」は、強力な空軍力を持つアメリカ軍においては、対空戦闘に従事することは少なく、対地上戦闘において猛威を発揮、ベトナム戦争では火力支援や拠点防御、輸送部隊の護衛などに活躍しました
●この「M42 ダスター」を再現したプラスチックモデル組み立てキットです
●「M42 ダスター」の現在唯一のスケールモデルキットです
●全長が短く、幅が広い「M41」軽戦車に、オープントップ式に連装式の砲を持つ「M42 ダスター」のメカニカル且つ魅力的なシルエットを再現した内容となっています
●キット自体は、古い設計ながらシャープなモールドを持つ一方、一体成型を多用することにより全体のパーツ数は少なめに構成されています
●砲塔部は一体成型のパーツで構成、内部に設置された「40mm 機関砲」全体を始め、シートなども再現されています
・ 「40mm機関砲」の砲尾は、メカニカルな給弾構造が再現され、砲塔前面の特徴的な形状の防盾部分も別パーツにより表現されています
●車体下部は一体成型のパーツで再現、機動輪・誘導輪・転輪部はそれぞれ別々に再現されています
●キャタピラは、ポリ製のベルト式が付属
●アメリカ陸軍所属のベトナム戦争仕様とする為の、「M1919A1 機関銃」と「M60 機関銃」とが選択パーツとして付属しています
●アクセサリーパーツとして、40mm機関砲弾が8発付属しています
●マーキングは、3種の塗装例が説明書で指示されており、1種の塗装例がパッケージにカラーで示されています
・ アメリカ陸軍所属車輌(ベトナム)
・ 陸上自衛隊所属車輌(高射特科学校所属)
・ 旧西ドイツ陸軍車輌
・ アメリカ陸軍所属(冬季迷彩)
●説明書の塗装指示に基づいた国籍マーク、所属部隊名、車輌番号などを再現したデカールが付属
----------------------------------
●その昔、戦車といえば「アメリカ戦車」という時代が有り、模型や玩具でも「アメリカ戦車」が主流で、2連砲を持つ「M42 ダスター」の迫力の姿は、当時の模型少年の心を熱く揺さぶったものです
●「M42ダスター」は、陸上自衛隊の第7師団の高射特科大隊や高射特科学校にも配備されたことが有り、「M24」「M4A3E8」「M41」などと並ぶ陸上自衛隊の初期装備車輌の一つでした
●キットは、同社のモーターライズシリーズからMMシリーズへと変更された経歴を持つ古いもので、パーツ数が少ないものの タミヤらしく基本形状はしっかりと捉えられており、比較的簡単に形を作ることができます
・ キットをストレートに組んで「M42 ダスター」の雰囲気を気軽に楽しんだり、ディテールアップに挑戦するのも良いでしょう