ドイツ キングタイガー (ヘンシェル砲塔) + ポトー迎撃線 アルデンヌ 1944
「ドイツ キングタイガー (ヘンシェル砲塔) + ポトー迎撃線 アルデンヌ 1944 (プラモデル) (サイバーホビー 1/35 AFVシリーズ (Super Value Pack) No.9144 )」です
●「ドイツ キングタイガー (ヘンシェル砲塔) + ポトー迎撃線 アルデンヌ 1944」です
●第2次世界大戦後期におけるドイツ軍の重戦車「キングタイガー ヘンシェル砲塔型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●大戦時の世界最強の重戦車である「キングタイガー ヘンシェル砲塔型」を再現、傾斜した装甲、敵弾を受け付けない重厚な砲塔、そして破格の威力を誇った長砲身の88mm砲など、ドイツの戦車技術の結晶となった迫力あるフォルムが表現されています【 「キングタイガー ヘンシェル砲塔型」について 】
●ドイツ軍では、1935年の再軍備化に伴い本格的な戦車開発が開始、この際に計画、開発された「1号戦車」~「4号戦車」の4種の戦車は総合性能には優れていましたが、装甲、火力に非力さが拭えず、1941年に始まった独ソ戦ではその傾向が顕著となります
●そこで、戦前から研究が進められていた重戦車をベースとして「タイガー 1」の開発が開始されます
●「タイガー 1」は、当時の戦車を凌駕する火力と装甲を持っていましたが、「タイガー 1」の開発段階でドイツ軍では将来を見越してより強力な戦車「タイガー 2」の開発を「ポルシェ」社と「ヘンシェル」社に指示します
●この「タイガー 2」(「キングタイガー」)は、「タイガー 1」を強力にしたものではなく、将来の主力戦車と位置付けられていた「5号戦車 パンター」(厳密には試作のみに終わった「パンター 2」)との部品の共有化と、避弾形始を重視した傾斜装甲の採用により、実質的には「パンター戦車」の重戦車型という形態となっています
●「タイガー 2」は、搭載エンジンやレイアウト方式などでの紆余曲折を経ながら1944年1月から量産型の生産が開始、ただし、当初の50両は曲面で構成された「ポルシェ型砲塔」が搭載されていました
●この「ポルシェ型砲塔」はデザイン的には優れていましたが、砲塔下部の跳弾により車体天板部が破損する恐れがあるのと、量産性に劣るため、以後の生産車はこれを改善する角型の形状となった「ヘンシェル型砲塔」へと変更されています
●「タイガー 2」は、当時最強の威力を誇り、連合軍の戦車の前面装甲を遠距離からでも貫く能力を持つ「71口径 88mm戦車砲 KwK43」を搭載、装甲は車体前面が150mm、砲塔前面は180mmという強靭な防御力を持ち、量産化された重戦車としては世界最強の存在となりました
●同車は、1944年6月のノルマンディ戦から本格的に戦線に投入、以後はドイツ軍の重戦車の主力となって各戦線で活躍、その強力な火力と防御力は連合軍将兵の恐怖の的となっています【 「ドイツ キングタイガー (ヘンシェル砲塔) + ポトー迎撃線 アルデンヌ 1944」のキット内容について 】
●このドイツ軍の重戦車「キングタイガー ヘンシェル砲塔型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ドラゴン/サイバーホビー社の「キングタイガー」シリーズのフォーマットに則りながら、オレンジボックス版として「キングタイガー ヘンシェル砲塔型」を再現、パーツの一体成型化やベルト式履帯への変更、エッチングパーツを省くなどにより省力化が図られており、通常版のキットよりも作り易さを考慮した内容となっています
●キットは、ドラゴン社製「Sd.Kfz.182 キングタイガー ヘンシェル砲塔 」をベースとして、履帯を新金型のベルト式履帯、車体側の転輪を繋がった状態のパーツに変更、エッチングパーツを省き、ドラゴン社製「ポトー迎撃戦 (アルデンヌ 1944)」のフィギュアをパッケージした「バリューパック」となります
●「キングタイガー ヘンシェル砲塔型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」「後部パネル」の4ブロックで構成されています
【 砲 塔 】
●「71口径 88mm戦車砲 KwK43」の砲身は、先端部のマズルブレーキも含めて左右分割式となっています
●防盾は、前後分割式のタイプが再現されています
・ 防盾は前後方向に3分割式となっています
・ 防盾先端のボルトを固定するワイヤーがモールドで再現されています
・ 防盾(砲身)は完成後も上下可動とすることができます
●砲塔は、上部、下部、前面部の3分割式となっています
・ 砲塔上部パーツには、各部の溶接跡が表現されています
・ 上部に存在する「Sマイン発射器」は別パーツで、発射口の開閉状態が選択できます
・ 装填手ハッチは別パーツで、開閉状態を選択できます
・ 後部のエスケープハッチは裏側のディテールもパーツ化され、開閉状態が選択可能です
●車長キューポラは砲塔とは別パーツとなっています
・ 車長キューポラは上下2分割式で、下部パーツにはペリスコープが再現されています
・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態を選択できます
・ 対空機銃架がパーツ化されています
【 車体上部 】
●車体上部は、前部フェンダーも含めて一体成型となっています
・ 車体上部には、装甲板の溶接跡などが表現されています
・ 前方機銃のターレットマウント部は別パーツにて再現、車体部分の溝が表現されています
・ 前部のベンチレーターと操縦手用のペリスコープガードは2種類が付属しており、選択して使用します
・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツで開閉状態が選択できます
・ エンジングリルの点検ハッチは別パーツです
●サイドフェンダーは最前部以外は一体成型となっています
・ フェンダー上には、フェンダーの取り付け穴、フックが表現されています
【 車体下部 】
●車体下部はバスタブ式に一体成型されています
・ サスペンションアームは別パーツです
・ 転輪は、車体側の列は列全体で左右分割式、外側の列は個別の左右分割式で、ハブキャップ部分は別パーツとなっています
・ 起動輪は通常型の9枚歯タイプが付属しています
【 履 帯 】
●履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています
・ 履帯は、「キングタイガー用」の通常型履帯「Gg26/800/300」が再現されており、モデルカステン製「ティーガー 2型 戦車用 履帯 (可動式)」がこれに対応しています
・ 予備履帯は、1枚ずつが分割されたパーツとなります
【 後部パネル 】
●後部パネルは一体成型となっています
・ 車間表示灯はモールドにて再現
・ 排気管は、下部の部分が前後分割式
・ 排気管の装甲カバーは角張ったタイプと丸みを帯びたタイプとが用意されており、選択して使用します
【 フィギュア 】
●武装親衛隊の擲弾兵のフィギュアが4体付属しています
・ フィギュアは、ドラゴン社製「ポトー迎撃戦 (アルデンヌ 1944)」と同一となっていますので、その詳細は個別ページを参照して下さい
【 塗装とマーキング 】
●「キングタイガー ヘンシェル砲塔型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる5種類の塗装例が説明書に記載されています
・ SS第501重戦車大隊 (アルデンヌ / 1944年)
・ 第505重戦車大隊 (ロシア / 1944年)
・ SS第501重戦車大隊 (アルデンヌ / 1944年)
・ 第506重戦車大隊 (アルデンヌ / 1944年)
・ 第503重戦車大隊 (ハンガリー / 1944年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号、部隊マークなどを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
●2013年 ドラゴン社製「キングタイガー ヘンシェル砲塔」パーツ内容一部変更