MB 1500A 4×4 カーゴトラック
「MB 1500A 4×4 カーゴトラック (プラモデル) (ミニアート 1/35 WW2 ミリタリーミニチュア No.35150 )」です
●「MB 1500A 4×4 カーゴトラック」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の軽統制型トラック「メルセデス・ベンツ L1500A」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●軽統制型トラックとしてドイツ軍の機械化に貢献した「メルセデス・ベンツ L1500A」を再現、トラックとしては小型のシャーシと荷台を持つ、特異なフォルムを再現した内容となっています【 「メルセデス・ベンツ L1500A」について 】
●ドイツ軍は、再軍備化を宣言した1935年から急速に軍備を整え始めましたが、軍用車両の生産が間に合わなかったために民間から転用、もしくは徴用した車両を大量に使用します
●ただし、このような雑多な車両の装備は、部品の調達などの整備上の問題を抱え、車種の多さから生産コスト的にも高価となり、専用の軍用車両の装備が望まれるようになりました
●このような事情の下、軍用車両を統制的に開発、生産を行う「アインハイツ計画」が立案され、以後はそれに基づいて車両が製造されることになります
●この「アインハイツ計画」では、野戦用のソフトスキン車両を「乗用車」「兵員車」「トラック」の3つのカテゴリーに分け、それぞれのカテゴリーは「軽」「中」「重」の3タイプに区分、その規格に合わせて各自動車メーカーが開発と生産を行いました
●同計画に基づき、積載量1.5tクラスの「軽」統制型トラックとして「ダイムラーベンツ」社が1937年に開発したのが「メルセデス・ベンツ L1500」トラックです
●同車は、47馬力のガソリンエンジン、もしくは45馬力のディーゼルエンジンを搭載、後輪駆動型の「L1500S」と、4輪駆動型の「L1500A」の2タイプが作られました
●このような積載量1.5tのトラックは各国の軍隊でも運用が行われていましたが、軍用トラックとしては積載量が中途半端と見られ、主力となる3tクラストラックの補助車両として使用されています
●「メルセデス・ベンツ L1500」トラックも、このような世界的な趨勢に同調するように上位のクラスとなる「中」「重」統制型トラックが軍用トラックの主力を務め、同車の生産は比較的少数にとどまりました
●しかし、この「メルセデス・ベンツ L1500」トラックは、その後の戦時での車両開発計画「シェル・プログラム」により「重」兵員車のシャーシとして活用することになり、重統制型兵員車「メルセデス・ベンツ L1500」は将兵の足となって大戦を通じて生産、使用されています
【 「MB 1500A 4×4 カーゴトラック」のキット内容について 】
●このドイツ軍の軽統制型トラック「メルセデス・ベンツ L1500A」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ミニアート社のミリタリーシリーズのフォーマットを踏襲しながら細部表現を重視して「メルセデス・ベンツ L1500A トラック」を再現、細分化されたパーツ構成とエッチングパーツによりそのディテールが表現されています
●ミニアート社製「ドイツ L1500A Kfz.70 兵員輸送車」をベースとして、「メルセデス・ベンツ L1500A」トラックを再現するためにキャビン、荷台部を新規パーツへと変更、同社「ドイツ兵 w/ドラム缶 セット」をパッケージしたバリエーションキットとなります
●「メルセデス・ベンツ L1500A トラック」の4輪駆動型である「L1500A」を再現しています
●「メルセデス・ベンツ L1500A」トラックは、「シャーシ」「エンジン」「キャビン」「荷台」の4ブロックで構成されています
【 シャーシ 】
●シャーシは細分化されたパーツ構成によりその構造が表現されています
●シャーシのメインフレームは、縦のフレームと横のフレームを組合す方式によりその細部が表現、フレームの肉抜き穴も再現されています
・ リーフ式サスペンションは1パーツで再現され、サスペンションの基部部分は別パーツです
・ 前部のデファレンシャルは9パーツ、後部デファレンシャルは13パーツで細かく表現されています
・ 前輪のステアリングは固定式となります
・ 前部のバンパーは、そのアングル形状を再現
・ 前後のナンバープレートはエッチングパーツとなっています
●タイヤは、本体部分と内側内部の2パーツで構成されています
・ タイヤ表面のトレッドパターンが再現
・ タイヤ内側のリムの部分はエッチングパーツとなっています
【 エンジン 】
●エンジンは、直列縦置き式のエンジンを再現
・ エンジンは、25パーツにより構成、冷却ファン、ファンベルト、クラッチ、トランスミッションなどが表現されています
・ エンジン前部のラジエターは1パーツにて再現
・ エンジンルーム内は、隔壁部分に存在するオイル缶などの装備品がパーツ化
【 キャビン 】
●キャビンは基本構造を一体成型で再現しながら、細分化されたパーツ構成により各部のディテールが表現されています
●キャビンは一体成型となっており、これにボンネット、フェンダー、内装などを取り付ける構成となっています
・ 側面のドアは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 各ウィンドーはクリアーパーツとなっており、ワイパーはエッチングパーツとプラパーツとで再現
・ 前照灯のガラス部もクリアーパーツです(管制スリットタイプは付属していません)
・ ボンネットは実車通りに分割式され、中央部のヒンジに沿って開状態とすることが可能です
・ キャビン上部の3角板は、3角板本体と基部とで分割されており、起倒状態が選択できます
●キャビン内部は、各種レバー、ペダル類がパーツ化、メーターパネルも細かく表現されています
・ メーターはモールドにて再現
・ 運転席に置かれたジャッキが細かく再現され、固定具を含めて9パーツで構成されています
●フロントグリルは、グリルのメッシュ、「メルセデス・ベンツ」マークが一体成型されたプラパーツと、同部分がエッチングパーツとなったパーツとを選択して使用します
・ 一体成型されたプラパーツは、上部の「メルセデス・ベンツ」のエンブレムが別パーツ(エッチングパーツ)です
・ エッチングを使用するパーツは、枠の部分がプラパーツ、グリルのメッシュ、「メルセデス・ベンツ」のマークはエッチングパーツとなっています
・ フロントグリル上の「メルセデス・ベンツ」のエンブレムはエッチングパーツとなります
【 荷台 】
●荷台は、木パネルと木目が表現されており、木パネルを繋ぐリベット構造も再現
●荷台は、各パネルを貼り合せる箱組み方式となっています
・ 後部パネルは開閉状態が選択できます
・ 各パネルを固定するピンはプラパーツとエッチングパーツとで再現
・ 幌及び幌枠のパーツは付属していません
●フロントグリル、「メルセデス・ベンツ」のマーク、ワイパー、車体のディテールなどを再現するエッチングパーツが付属しています
●各ウィンドー、前照灯のガラス部を再現するクリアパーツが付属
【 フィギュア 】
●ドイツ軍兵士を再現した5体のフィギュアが付属しています
●フィギュアは、ミニアート社製「ドイツ兵 w/ドラム缶 セット」と同一となっています
・ フィギュア及び付属のアクセサリー類の詳細については、個別ページを参照して下さい
●フィギュアランナーの内容
・ ドイツ軍将校 ×1体
・ ドラム缶の積み込み作業を行うドイツ軍兵士 ×4体
・ ドラム缶 ×2
●積み込み用の板のパーツは含まれていません
【 塗装とマーキング 】
●「メルセデス・ベンツ L1500A」トラックのマーキングとして、ドイツ軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第6歩兵師団 工兵大隊 (ベラルーシ / 1944年)
・ ドイツ・アフリカ軍団 第334歩兵師団 機械化工兵大隊 (1943年2月~3月)
・ 第34歩兵師団 予備大隊 (北イタリア /1944年8月)
●説明書の塗装例に基づく、部隊マーク、戦術マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●2013年 一部新金型