農民兵 (戦国武者)
「農民兵 (戦国武者) (プラモデル) (ズベズダ (Zvezda) ART OF TACTIC No.6415 )」です
●日本の戦国時代において兵站を担当する「小荷駄 (農民兵)」4体を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット 【 「小荷駄」について 】
●戦国時代、その合戦の歴史において影に隠れた存在が輜重部隊である「小荷駄」です
●合戦ではその参加兵力は~万人と記載されますが、そのような大人数が領地から一歩外に出ると、食料の調達と宿営地の確保が問題となります
●兵士は個人で、野戦用の緊急時の兵糧を持って出陣しましたが、個人で携行できる兵糧は少ないために、兵站を専門とする「小荷駄」と言われる徴用兵が存在していました
●この「小荷駄」は大名が治める領民から抽出された人員で、戦闘は行わないことから武装、具足は装備しておらず、各人は15kg程度の兵糧もしくは資材などを持ち、出陣部隊に追従します
●当然ながら、「小荷駄」自体も兵糧が必要であり、15kg程度の兵糧では戦闘部隊兵士と「小荷駄」分の1週間分程度の食料に過ぎず、より多くの兵糧を運搬するために馬が使われました
・ 「小荷駄」に徴用された人員は基本的に義務扱いで、戦いに参加しないことから戦功も考慮されませんでした
●ただし、日本国内での合戦ということから、この「小荷駄」の果たす役割は軽んじられる傾向にあり、戦闘部隊兵士に対して「小荷駄」の人員は1/3~1/4程度に過ぎず、篭城戦などの長期に渡る合戦の際には合戦地域周辺から食料を調達もしくは徴用を行いました
●それでも、調達できる食料には限界があり、合戦が当初の予想を上回って食料が尽きる場合には、軍勢は引き揚げざるを得ず、篭城を行うなど長期戦を望む側(大抵の場合は兵力が劣る側)は、この兵糧切れを狙ったものでした
●「小荷駄」の働きは、華々しい合戦から見ると極めて地味な存在でしたが、その能力は戦いの基礎であり、兵站の重要さを認識した者だけが勝者と成り得たのです
【 「農民兵 (戦国武者)」のキット内容について 】
●この戦国時代の「小荷駄」を再現したプラスチックモデル組立キットです
・ キットには「農民兵」と表記されていますが、戦国時代のほとんどの兵士が農民兼業であり、キット内容は兵站を行う「小荷駄」を再現しています
●ミニスケールのフィギュア造形に高い技術力を持つズベズダ社により「小荷駄」を再現、プロポーション、服装、ポージングなどが豊かに表現された内容となっています
●ズベズダ社が展開する戦国時代のボードゲーム(ウォーゲーム)「ART OF TACTIC」の駒(ユニット)としても使用することが考慮されており、専用の展示台などが付属しています
●フィギュアは、4体がセットされており、輸送用の馬1頭も付属しています
●各フィギュアのモールドは非常にシャープで、着物や菅笠、行李などは立体感在る造形となっています
●各フィギュアの服装は、着物を着用、草履を履き菅笠を被った姿となっています
●各フィギュアは、2もしくは3パーツで構成され、馬は左右分割式となっています
・ 行李と手に持った矢の束は別パーツです
・ 馬を曳く綱は腕のパーツと一体成型されています
・ 馬には馬具一式がモールドされており、行李は別パーツです
●フィギュア固定用の小型のベースが付属
●「ART OF TACTIC」のゲーム利用として5体をまとめて配置するベースが付属しています
●ウォーゲーム時に使用する「農民兵」のスペックを表示したカードと、ベースに装着させるゲーム用の表示の旗のパーツが付属しています
【 「農民兵 (戦国武者)」のフィギュアのポージングについて 】
●フィギュアの内容
・ フィギュアの1体は、行李を背負って歩いているポーズ
・ フィギュアの1体は、馬を曳きながら歩いているポーズです
・ フィギュアの2体は、矢の束を胸の部分に抱えながら歩いているポーズとなっています(2体同じフィギュアです)
【 「農民兵 (戦国武者)」のパッケージ内容 】
・ 「小荷駄」 ×4体
・ 旗 (ART OF TACTIC コマ用) ×1
・ ベース(小) ×4
・ ベース(大) ×1
●2013年 完全新金型
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【 「農民兵 (戦国武者)」のワンポイント 】
●パーツ素材は、ミニスケールのフィギュアに多用されているビニール製ではなく、通常のプラスチック製となっています