騎馬弓兵 (戦国武者)
「騎馬弓兵 (戦国武者) (プラモデル) (ズベズダ ART OF TACTIC No.6416 )」です
●日本の戦国時代における弓を射る騎馬武者2体を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット 【 「騎馬弓兵」について 】
●戦国時代の騎馬兵は、上級武士で構成され、機動力を活かし突撃戦闘により敵を混乱、駆逐する合戦の花形というべき存在です
●戦国時代は、後の江戸時代とは異なり、身分制度が明確ではなく、また、商人、職人などの人口は少なく、農民を主体とした人口構成となっていました
●当時の兵士は大まかに分類すると、「上級武士」「下級武士(足軽)」「雑兵」という3ランクに分かれ、その頂点として戦国大名が存在していました
●「武士」は、自費で具足や武器の調達をする必要が有り、身分が高く、経済的に余力が有る「上級武士」は、豪華な鎧を揃えて戦闘用の騎馬を持ち、合戦の花形となる騎馬部隊となりました
●「下級武士」は、経済的な問題から装備は軽装で、合戦時は徒歩兵となります
●雑兵は、農民から徴用される兵士であり、装備や武器は豪族や大名から支給されましたが、人員が多いために具足に関しては必要最小限のものとなっていました
・ 当時の農民は武器も保有しており、武術に優れた者も存在し、一定の戦闘能力を擁していました
●このような構成は、合戦の戦功により禄や新たな身分が与えられるシステムで支えられ、「武士」「雑兵」たちは合戦での活躍により上級のクラスへと昇進することも可能でした
・ 「上級武士」は、武士内での身分が上昇し、大名の家臣団として採り入れられることとなります
●戦国時代初期では、上級武士はそのステイタスとして騎馬に乗って戦闘を行いました
●一つの部隊はピラミッド構造の部隊編成を採っており、その上位に位置する上級武士がその部隊の指揮を執るシステムとなっていました
●また、当時の暗黙のルールとして騎馬自体は攻撃されることがなく、騎馬に乗る武士は極めて強力な存在となります(この暗黙のルールは、戦国時代後期では崩れて行きました)
●この騎馬兵は通常の場合、リーチの長い「槍」(馬上から地上に立つ敵兵までは距離があったため)を装備するのが一般的でしたが、一定の射程を持つ「弓」を装備する場合もありました
●ただ、実際上の問題として、この馬上で弓を射ることは難度が高く、更に次の矢をセットする際に注意が散漫となるため、あまり騎馬兵に適した武装とは言えませんでした
●しかし、この馬上での弓は、武士の嗜みとして当時では広く訓練が行われ、その流れは「流鏑馬(やぶさめ)」という弓術として現在でも伝承されています
●戦国時代中期からは、武装がまちまちな兵士が一つの戦闘単位として構成されるシステムでは武器の特徴を活かせないことが判明し、武器の種類に分けて部隊編成が行われ、騎馬も集中して用いられることが多くなりました
●このような流れの中で編成された「騎馬部隊」は、合戦においてその突撃戦闘により敵を圧倒、特にその能力を活かした「武田信玄」の騎馬部隊は最強を誇っていたと言われています
●この流れに対して、「騎馬部隊」の突撃を阻む防御方法が発達、馬防柵や移動式の防御壁が開発され、更には鉄砲の登場により馬上の武士を狙うことが容易となり、「騎馬部隊」の優勢には陰りが出てしまいます
●もっとも、合戦の決め手となる「騎馬部隊」の存在は揺るぎがなく、同部隊は「大坂夏の陣」による戦国時代の終結までその威力を誇示しました
【 「騎馬弓兵 (戦国武者)」のキット内容について 】
●この弓で武装した騎馬武者を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ミニスケールのフィギュア造形に高い技術力を持つズベズダ社により戦国武者を再現、プロポーション、具足等のディテール、顔の造形などが豊かに表現された内容となっています
・ ディテールに関しては、インジェクションキットとしては現在において最良のものであり、当時の武者の細かな具足類がシャープかつ繊細に再現されており、ミニスケールフィギュアが持つ楽しさと、可能性とを感じ取ることができるでしょう
●ズベズダ社が展開する戦国時代のボードゲーム(ウォーゲーム)「ART OF TACTIC」の駒(ユニット)としても使用することが考慮されており、専用の展示台などが付属しています
●フィギュアは、2体の騎馬武者と、それに合わせた2頭の馬がセットされています
●各フィギュアの服装は、「胴」「草摺」「籠手」「臑当」「大袖」などの具足を付け、1体は「兜」を被り、1体は無帽の状態です
●各フィギュアは、4パーツで構成され、馬は左右分割式となっています
・ フィギュアは、本体と右腕とで構成、これに脇差し、弓入れを取り付けます
・ 弓は腕のパーツと一体成型されています
・ 馬には馬具一式がモールドされています
・ 馬を固定するための小型のベースが付属しています
●各フィギュアに取り付ける所属武将を示す旗が10本付属しています
・ 旗は黄色の成型ランナーによる5本と、赤色の成型ランナーによる5本となっています
・ 旗に表記される戦国武将の家紋(織田家、武田家)を再現したデカールが付属しています
●「ART OF TACTIC」のゲーム利用として2体をまとめて配置するベースが付属しています
●ウォーゲーム時に使用する「騎馬弓兵」のスペックを表示したカードと、ベースに装着させるゲーム用の表示の旗のパーツが付属しています
【 「騎馬弓兵 (戦国武者)」のポージングについて 】
●フィギュアの内容
・ フィギュアの2体は、騎馬上で弓を射ようとしているポーズ
【 「騎馬弓兵 (戦国武者)」のパッケージ内容 】
・ 馬上武者 ×2
・ 馬 ×2
・ 旗指物 ×10 (黄×5 黄×5)
・ デカール ×1
・ 旗 (ART OF TACTIC コマ用) ×2
・ 矢 (ART OF TACTIC コマ用) ×6
・ ベース(小) ×2
・ ベース(大) ×1
●2013年 完全新金型
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【 「騎馬弓兵 (戦国武者)」のワンポイント 】
●パーツ素材は、ミニスケールのフィギュアに多用されているビニール製ではなく、通常のプラスチック製となっています