イギリス Mk.5 菱形戦車
「イギリス Mk.5 菱形戦車 (プラモデル) (エマー 1/35 AFV No.EM4005 )」です
●「イギリス Mk.5 菱形戦車」です
●第1次世界大戦時におけるイギリス軍の戦車「Mk.5 菱形戦車」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●菱形戦車の最終進化形となる「Mk.5 菱形戦車」を再現、菱形の外観を持ち、スポンソン部に主砲を備えた特徴的な姿が表現されています【 「Mk.5 菱形戦車」について 】
●第1次世界大戦時の戦場は、機関銃の登場によって防御力が攻撃力を大きく上回ることとなり、双方の軍が延々と伸びる塹壕を掘り、戦線が膠着しました
●攻撃側はその塹壕線に対して徹底的な砲撃を加えた後に突撃を敢行しましたが、機関銃陣地を全て砲撃によって無力化することはできず、多大な損害を受ける結果となります
●イギリス海軍(陸軍ではない)では、この戦況を打破するために装甲板で覆われた車体を履帯で動かす陸上軍艦として「Mk.1 菱形戦車」を1916年に開発、世界初の近代戦車が登場しました
●この「Mk.1 菱形戦車」は、実戦に投入され対峙するドイツ軍にパニックを引き起こしましたが、イギリス軍側も戦車運用のノウハウを掌握しておらず、局地的な勝利を挙げたに過ぎませんでした
●また、「Mk.1 菱形戦車」自体も戦時における急造品であり、隔壁のないエンジン剥き出しの車内配置の上に換気装置がなく、自身の砲銃撃の煙が車内に充満してしまう有様でした
●この「Mk.1 菱形戦車」の改良が進められ、1917年に登場した「Mk.4 菱形戦車」ではイギリス軍の菱形戦車の完成形となり、換気装置やエンジンの冷却システムを導入、装甲の強化が図られています
●1918年に登場した「Mk.5 菱形戦車」は、この「Mk.4 菱形戦車」を更に改良、エンジンと駆動系とが一新され、従来の4人掛かりの操縦から操縦手1人で操縦することが可能となり、操縦性が大幅に向上、装甲や武装も増強されています
●この「Mk.5 菱形戦車」は、実質的に菱形戦車シリーズの最終型であり、「ドイツ軍暗黒の日」と呼ばれた1918年8月8日の連合軍の大攻勢に主力戦車として参加しました
●第1次世界大戦後、同車は各国に売却が行われ、1920年代のロシア内戦、ロシア・ポーランド国境紛争などにも投入されています【 「イギリス Mk.5 菱形戦車」のキット内容について 】
●このイギリス軍の戦車「Mk.5 菱形戦車」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●大型の車体ながらパーツ数を絞り、全体のフォルムを捉えながら素朴さを感じるモールドと、大胆なパーツ構成により「Mk.5 菱形戦車」を再現した内容となっています
●エマー社製「イギリス Mk.4 菱形戦車 雄型 6ポンド砲搭載」をベースとして、「Mk.5 菱形戦車」を再現するために、操縦席部分、車体側面、機銃などを新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります
・ この「Mk.5 菱形戦車」用の新規パーツは、ベースとなった「イギリス Mk.4 菱形戦車 雄型 6ポンド砲搭載」よりも格段に表現力が向上しています
●キットは、「6ポンド砲」を装備した「雄型」と、機銃のみを装備した「雌型」とを選択することができるコンバーチブルキットです
●「Mk.5 菱形戦車」は、ベースとなる「車体中央部」に左右の「履帯部」「スポンソン部」を取り付ける構成となっています
【 車体中央部 】
●車体中央部の主要躯体は、天板、床面、後部パネル、操縦席部分で構成されています
・ 操縦席部分は各パネルを貼り合せる箱組み方式で、中央部の機銃は別パーツです
【 履 帯 】
●履帯は、軟質のプラパーツ4枚で構成されるベルト式履帯が付属しています
【 スポンソン部 】
●「雄型」となる「6ポンド砲」は一体成型で、砲口部分が開口処理されています
・ 砲尾部分も再現
・ 砲架部分は4パーツで構成
・ 内装式防盾は1パーツ、外装部は3パーツで構成されています
・ 砲身は完成後も上下可動式とすることができます
●スポンソンは各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ 機銃は別パーツとなっています
【 履帯部 】
●履帯部は左右分割式となっています
・ 転輪は最前部と最後部のみが再現されています
【 塗装とマーキング 】
●「Mk.5 菱形戦車」のマーキングとして、8種類の塗装例(イギリス軍仕様4種、ドイツ軍捕獲車両1種、ソ連軍(赤軍)仕様1種、ロシア軍(白軍)仕様2種)が説明書に記載されており、国籍マーク、車体番号、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています