ソビエト ML-20 152mm 加農榴弾砲 w/M-46キャリッジ
「ソビエト ML-20 152mm 加農榴弾砲 w/M-46キャリッジ (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.02324 )」です
●「ソビエト ML-20 152mm 加農榴弾砲 w/M-46キャリッジ」です
●ソ連軍の火砲「152mm榴弾砲 ML-20」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2次世界大戦時において重砲や対戦車砲として猛威を奮った「152mm榴弾砲 ML-20」の戦後型を再現、特徴的なマズルブレーキを装備したメカニカルな構造を表現した内容となっています
・ 1950年代以降、「M-46砲架」に搭載されたタイプを再現した内容となっています
●ソ連は、帝政ロシア時代から陸軍大国であり、特に火砲を重視して砲火力によって敵を圧倒する方針を採っていました
●第2次世界大戦においてソ連軍は各種火砲を大量に運用しており、「45mm対戦車砲」から「207mm榴弾砲」に至る通常の火砲と共に、迫撃砲やロケット砲なども使用、それらの火砲類はソ連軍を支える重要な役割を果たしています
●1937年に制式化された「152mm榴弾砲 ML-20」は、重砲部隊の主力カノン榴弾砲であり、最大射程17kmという長射程と、強力な152mmの大口径火力により砲兵支援に活躍、大戦を通じて使用されました
●また、この「152mm榴弾砲 ML-20」は徹甲榴弾を使用することで、1000mの射距離において124mmの装甲板を貫く貫徹能力を持っており、「SU-152」や「JSU-152」の主砲としても用いられています
●特に、同砲は大口径の火砲としてその48kgにもなる炸薬量は絶大な破壊力を示し、装甲貫通能力以上に大きな威力を持っていました
●このように大戦時に活躍した「152mm榴弾砲 ML-20」は戦後も続いて使用されましたが、砲架自体は制式化の際に開発されたスポーク式のタイヤを装備した旧式なものであり、戦後の火砲として砲本体の能力は遜色ありませんでしたが、砲架に関しては改良が望まれました
●そこで、戦後の開発された「130mmカノン砲 M-46」の砲架を流用することが決定、「152mm榴弾砲 ML-20」の戦後改良型として作られたのが、「M-46砲架」を装備したタイプです
●この「M-46砲架」は、大型のタイヤを装備した洗練されたもので、砲架としての能力も向上、取り扱いも容易となり、このタイプは1950年代以降の主力榴弾砲として運用されています
●このソ連軍の火砲「152mm榴弾砲ML-20」の「M-46砲架」タイプを再現したプラスチックモデル組立キットです
●砲脚や防盾などは一体成型を多用しながら、細部ディテールを細分化したパーツ構成で「152mm榴弾砲 ML-20 M-46砲架型」を再現、火砲としてのメカニカルな構造とディテールが表現されています
●トランペッター社製「ソビエト軍 152mm 加農榴弾砲 M1937 (ML-20)」をベースに、「M-46砲架」タイプを再現するために「砲架」及び「リンバー」を新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります
●「ML-20 152mm 加農榴弾砲」の砲脚を開いた射撃状態と、リンバーを装着した牽引状態とを選択できます
●「152mm榴弾砲 ML-20 M-46砲架型」は、「砲身部」「砲架」「防盾」「砲脚」「リンバー」の5ブロックで構成されています
【 砲身部 】
●砲身は、マズルブレーキ、砲身前部、砲身後部、砲尾の各ブロックで構成されています
・ 砲身前部は、左右分割式のプラパーツと、アルミ製の金属砲身との選択式となっています
・ マズルブレーキは左右分割式で、左右の多数の穴は貫通した状態で成型されています
・ 砲身後部はプラパーツの左右分割式です
・ 砲尾は2パーツで構成され、閉鎖器は開閉状態が選択できます
●揺架の主要部は3分割式となっており、表面及び内側の細かなリベット類が表現されています
●駐退複座装置のシリンダー部は4分割式で、砲の動きに合わせて可動するようになっています
・ 駐退複座装置のカバー部は、エッチングパーツとなっています
【 砲 架 】
●砲架は左右分割式で、これに操作ハンドルや照準器などを取り付ける構成となっています
・ 照準器は8個パーツにより細かく表現されています
【 防 盾 】
●防盾は薄く成型され、左右の折り曲げ部分、表面及び裏面の細かなリベット類が表現されています
・ 裏面には模型上に良く見られる成型上の突き出しピン跡は存在しません
・ 照準口はエッチングパーツで再現され、開閉状態が選択できます
【 砲 脚 】
●砲脚は上部、下部、一体化された側面の3分割式で、火砲の特徴でもある大量のリベットが付けられた状態が再現されています
・ 砲脚は開閉可動式です
・ 地面との固定用の駐鋤は収納状態と、使用状態とが選択できます
●タイヤは、ホイール部とゴムの部分が別パーツとなっており、ゴムの部分はラバー製となっています
【 リンバー 】
●リンバーは、上下2ブロックで構成され、細分化されたパーツ構成によりそのディテールが表現されています
・ リンバーのタイヤは、ホイール部とゴムの部分が別パーツとなっており、ゴムの部分はラバー製となっています
●駐退複座装置のカバー、防盾の照準口や各部のディテールを再現するエッチングパーツが付属しています
●2013年 一部新金型