AFV CLUB タイガー 1 重戦車 後期型 1/48 AFVシリーズ AF48001 プラモデル

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タイガー 1 重戦車 後期型

販売価格

2,640円 2,376円(税込)

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「タイガー 1 重戦車 後期型 (プラモデル) (AFV CLUB 1/48 AFVシリーズ  No.AF48001 )」です


●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の重戦車「タイガー 1」の「後期型」を1/48スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●ノルマンディ戦などにおいてその能力を発揮、連合軍にその存在を知らしめた「タイガー 1 後期型」を再現、ツィンメリットコーティングを身に纏った迫力溢れる姿を再現しています

【 「Sd.Kfz.181 タイガー1 後期型」について 】


●ドイツ軍の重戦車「Sd.Kfz.181 タイガー 1」は、1941年5月に開発が開始され、1942年末頃から生産が行われました

●この「タイガー 1」は、最大装甲厚100mmという重装甲、そして装甲貫通能力に優れた「88mm戦車砲 KwK36」を搭載した強力な火力により、当時の戦車を凌駕する能力を持ち、連合軍に対して圧倒的な強さを発揮しました

●また、「タイガー 1」はドイツ戦車技術の集大成として、優れた操作性と、高精度な光学機器による優れた照準機能、そして重戦車としては機動性能も優秀であり、その能力により伝説的な活躍を果たします

●「タイガー 1」は、1944年8月の生産終了(後は「キングタイガー」に生産移行)までに1354両が作られましたが、生産工程の短縮化や戦訓などにより数度の仕様変更が行われ、生産時期により「極初期型」「前期型」「中期型」「後期型」「最後期型」の5種類に大別されています
●「後期型」は、1944年の初め頃から生産が開始されたタイプで、ゴム資源の節約のために、それまでのゴム付き転輪からゴム内蔵式の鋼製転輪へと変更されたのが大きな特徴となっています

●第2次大戦中期に見られるドイツ軍装甲車輌共通の特徴として、車体の装甲上に細かな凹凸をつけた「ツィメリットコーティング」の存在が挙げられます
●この「ツィメリットコーティング」は、ドイツ軍が使用していた吸着式の磁気地雷を連合軍側も使用することを予測、1943年8月からこの対策用のとして磁気を低減させる「ツィメリットコーティング」が装甲車両に施されるようになりました
●この「ツィメリットコーティング」は、連合軍側が磁気地雷を使用しなかったために1944年9月に廃止、「タイガー 1 後期型」はその生産時期が1944年初めから1944年8月までだったために、原則的に全ての車両にこのコーティングが施されています

●「タイガー 1 後期型」は、東部戦線、西部戦線、イタリア戦線と主要戦線全てに投入、その重装甲と強力な火力により連合軍相手に奮戦します
●特に、1944年6月に開始されたノルマンディ戦では、国防軍1個大隊、武装親衛隊2個大隊の合計3個大隊分の「タイガー 1 後期型」が参加、物量で押し寄せる連合軍に対して強力な盾としての活躍を見せます
●特に同戦線における「SS第101重戦車大隊」の「ミヒャエル・ビットマン」による活躍は有名であり、「ヴィレル・ボカージュ」村での戦闘において、進撃してきたイギリス戦車隊を「タイガー 1 後期生産型」1両で奇襲攻撃を敢行、数多くの戦闘車両を撃破するという輝かしい戦果を挙げています

●しかし、各戦線における「タイガー 1」の活躍も、兵力的に優勢となった連合軍に対しては戦局を覆すものとはならず、徐々に消耗してしまいます

●「タイガー 1 後期型」はその後継車輌である「キングタイガー」の登場の後も、重戦車部隊の主力として戦い続け、その存在は連合軍将兵に強烈な印象を与え、「タイガー 1」は強力なドイツ戦車を表す代名詞的な存在となったのです

タイガー 1 重戦車 後期型の商品画像

【 「タイガー 1 重戦車 後期型」のキット内容について 】


●このドイツ軍の重戦車「タイガー1 後期型」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●1/48スケールとしてコレクション性に重きを置きながらも、ディテール再現も重視、装甲板の荒れやその装甲の厚さを実感できる砲塔や車体の溶接跡など、重戦車たる「タイガー 1 後期型」の姿が表現されています

●また、「タイガー 1 後期型」では生産時期から、原則的に全ての車両に対磁気地雷用の「ツィメリットコーティング」が施されており、このコーティングもスケールに沿った繊細なモールドでパーツ上に再現、「ツィメリットコーティング」を施した同車の迫力ある姿が再現された内容となっています

●キットは、オクノ製「タイガー1戦車 後期型」をベースとして、AFVクラブ社製版としてエッチングパーツを追加、デカールを変更したものであり、同社製の最近のニューキットと比べるとパーツ数が抑えられています


●「タイガー 1 後期型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」「後部パネル」の4ブロックで構成されています

【 砲 塔 】
●砲塔は防盾部分も含めて「ツィンメリットコーティング」が再現、「タイガー 1 後期型」の特徴としての砲塔天板中央部などの溶接跡も彫刻されています

●「88mm戦車砲 KwK36」の砲身は一体成型で、スライド式金型により砲口が開口処理されています
 ・ 防盾は、防盾本体と基部との2分割式です
 ・ 防盾の照準口は単眼式が再現されています
 ・ 防盾は、完成後も上下可動式とすることができます

●砲塔は上下分割式となっています
 ・ 装填手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
 ・ 後部のエスケープハッチは別パーツにて再現
 ・ 砲塔天板部にはSマイン発射機がモールドされています
 ・ 予備履帯固定具は上部と下部共に砲塔パーツに一体成型されています
 ・ 後部のゲベックカステンはベース部分が砲塔と一体成型で、本体は1パーツで構成

●車長キューポラは砲塔天板部に一体成型されています
 ・ペリスコープ部は開口処理済みです
 ・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
 ・ 対空機銃の機銃架はリング部分に一体成型されています
 ・ 対空機銃がパーツ化、機銃の対空照門を再現するエッチングパーツが付属しています

【 車体上部 】
●車体上部は、車体前面上部の「ツィンメリットコーティング」も再現、車体の天板には溶接跡を初め、ライトコード、防水布用のフックなどの細かなディテールが彫刻されています

●車体上部は、側面パネルと前部フェンダーなどを含めて一体成型されています
 ・ 戦闘室前部パネルは別パーツで、操縦手用視察装置と前方機銃のマウントが一体成型されています
 ・ エンジングリル部のスリットは開口処理され、メッシュを再現するエッチングパーツが付属しています
 ・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツです
 ・ 車載工具類は別パーツにて再現
 ・ ジャッキ台とアンテナケースは車体に一体成型で再現、ジャッキ台には木目がモールドされています
 ・ 牽引ワイヤー及びクリーニングロッドは1パーツで構成
 ・ 側面の履帯交換用ワイヤーは1パーツで構成
 ・ 側面のフェンダーは左右各1パーツで再現されています

【 車体下部 】
●車体下部はバスタブ式に一体成型されています
 ・ サスペンションアームは車体パーツに一体成型
 ・ 起動輪、誘導輪、転輪は、車体側のパーツを付属の金属製ビスで固定、その外側のパーツを接着することにより回転可動します
 ・ 前部の予備履帯ラックは履帯を含めて一体成型されています

【 後部パネル 】
●後部パネルには、排気管の装甲カバー部分以外に「ツィンメリットコーティング」が再現されています

●後部パネルは、後部のフェンダーを含めて一体成型されています
 ・ 排気管は1パーツで構成され、上部の消炎用の蓋と装甲カバーは別パーツです
 ・ 排気管カバーは左右各1パーツで再現

【 履 帯 】
●履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています


●エンジングリルのメッシュ、機銃の対空照門などを再現するエッチングパーツが付属しています


【 塗装とマーキング 】
●「タイガー1 後期型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる5種類の塗装例が説明書に記載されています
 ・ SS102重戦車大隊211号車 (ノルマンディ / 1944年)
 ・ 第504重戦車大隊 (イタリア / 1944年6月)
 ・ 第510重戦車大隊 (東部戦線 / 1944年12月)
 ・ SS第102重戦車大隊311号車 (ノルマンディ / 1944年)
 ・ 「グロスドイッチュラント」装甲擲弾兵師団 (東部戦線 / 1944年9月)

●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています


●2013年 オクノ製キットの復刻版 (パーツ一部追加)


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【 「タイガー 1 重戦車 後期型」のワンポイント 】


●1/48スケールの「タイガー 1 後期型」のキットは、このキットと2013年に発売されたタミヤ社製のキット「ドイツ重戦車 タイガー 1 後期生産型」とが存在しており、キットの内容の違いが気になるところです

●主にランナー状態での判断となりますが、そのポイントを説明します

●AFVモデル社製のこのキットは上記にもあるように「オクノ」製のものをベースとしており、このキットの開発は「タイガー 1 前期型」を再現したタミヤ社製の「ドイツ重戦車 タイガー 1型 (初期生産型)」とほぼ同じ時期となります
●「タミヤ製」「AFVクラブ(オクノ)製」それぞれの構成パーツ数は余り相違がなく、パーツ分割に関しても似たものとなっています

●タミヤのキットは、戦車模型の新時代の幕開けとなった傑作キットである1/35スケールの同社製「ドイツ重戦車 タイガー 1型 後期生産型」をベースとして、タミヤらしいメリハリのある造形とシャープなモールド、そしてスケールに沿った表現により、模型としての高い完成度と作り易さを誇っています
 ・ タミヤのキットでは一部連結式の履帯が付属しているのに対して、AFVクラブの当キットではベルト式履帯が付属しています

●タミヤ製キットと比べると、このキットはディテール表現を重視したものとなっており、各部に施された溶接跡は、如何にも重装甲を感じさせます
●また、AFVクラブ版としてエンジングリルのメッシュを再現するエッチングパーツも付属しており、そのディテール表現を更に高めています
●さらに、「タイガー1 後期型」では避けて通れない「ツィメリットコーティング」がスケールに沿った繊細な彫刻でパーツ上に再現されており、「ツィメリットコーティング」が施された「タイガー 1 後期型」の姿を気軽に楽しむのに非常に有用なキットとなっています
 ・ 「ツィメリットコーティング」の再現としては、ポリエステルパテやエポキシパテなどを使用した様々な方法がありますが、どれもそれなりの手間と時間が必要であり、とても「気軽に」は行うことができないのが現状です

●結論として、両キット共にメーカーとしてのスタンスの違いを反映した極めて良質なキットであり、1/48スケールとしてパーツ数も抑えられ、ディテール感高い戦車モデルを気軽(「ツィメリットコーティング」を除いて)に楽しむことができます
●同じ「タイガー 1」でも、メーカーによる表現方法の違いが分かる好例であり、その作り比べも模型の楽しみ方として一興の価値があると評価できる好キットと評価できる内容となっています



詳しくは、コチラより、ご利用ガイド

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