3号戦車J型 黒森峰女学園ver. (ガールズ&パンツァー)
「3号戦車J型 黒森峰女学園ver. (ガールズ&パンツァー) (プラモデル) (プラッツ ガールズ&パンツァー No.GP-013 )」です
●アニメ「ガールズ und パンツァー」に登場、黒森峰女学園の戦車道チームの戦車「3号戦車J型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●黒森峰女学園のスタンダード戦車としてプロモーションビデオに登場し、決勝戦においては偵察及び囮として活躍した「3号戦車J型」を再現、ドイツ的な直線を基調としたデザインを持つバランスが取れたフォルムを表現した内容となっています
【 「ガールズ&パンツァー」について 】
●アニメ作品「ガールズ&パンツァー」の世界では、戦車を使用して実戦形式に試合を行うことを「戦車道」と呼び、古式ゆかしき乙女の武芸として広く国民に浸透されているものとなっています
●この「戦車道」に使用する戦車は、第2次世界大戦において登場、もしくは設計された戦車で、その戦車自体の性能が反映されるシステムです
●学校対抗の公式戦では「フラッグ戦」ルールが適用され、基本的に5両~20両(回戦によって車輌数の上限が定められる)から編成される学校チームの中で1車輌を「フラッグ車」として設定、相手の「フラッグ車」を撃破したチームが勝利となります
●黒森峰女学園は、この「戦車道」の名門校であり、その戦車道チームはドイツ軍戦車及び戦闘車両で構成、近年においては隊長として「西住まほ」を迎えています
●「西住まほ」は、戦車道「西住流」の師範「西住しほ」の娘であり、その「西住流」後継者として認知され、国際強化選手としてメディアにも取り上げられる戦車道界のスターとなりました
●この「西住まほ」の指揮により、黒森峰女学園は公式戦9連覇という偉業を達成、戦車道としての代表校として、戦車道をアピールするプロモーションビデオにも出演しています
●「3号戦車J型」は、中戦車として黒森峰女学園の中心的存在となっており、そのプロモーションビデオにも登場、「ガールズ&パンツァー」が描く物語の前年の公式戦においても中核車両として運用されました
●ただし、「3号戦車J型」が装備する主砲は「60口径 50mm戦車砲 KwK39」であり、装甲防御力も充分とは言えず、最大のライバル校となるプラウダ高校が装備する「T-34」などと比較して劣勢なのは明らかでした
●このため、黒森峰女学園はプラウダ高校対策として重戦車を主体とする運用方法へと変更、同じ中戦車でも重戦車に匹敵する能力の「パンター」、「パンター」と同じ能力の主砲を持つ「4号駆逐戦車 ラング」、最強の火力と装甲を擁する重戦車「ティーガー2」を公式戦での主軸車両としました
●このような強力な戦力を保持する黒森峰女学園は公式戦を順当に勝ち抜き、決勝戦まで進出、物語の主人公「西住みほ」が隊長を務める大洗女子学園と対決します
●この決勝戦において、黒森峰女学園の参加車両20両の中、「3号戦車J型」は1両が参加、この「3号戦車J型」は軽戦車的な存在として運用され、主力とは離れて大洗女子学園の様子を偵察、戦いの舞台が市街地へと移った際には大洗女子学園の各車両を超重戦車「マウス」の前に惹き込むための囮として活躍しました
●ただし、「3号戦車J型」の乗員は超重戦車「マウス」の能力を過信するというミスを犯してしまい、あっけない最期を遂げてしまうのでした
【 「3号戦車J型」について 】
●ドイツ軍は1935年に再軍備化を開始、それまで戦車の保有を禁じられていたドイツ軍は新設計により「1号戦車」~「4号戦車」という4車種の開発を開始します
●この4車種はそれぞれ役割が与えられ、「1号戦車」は訓練用、「2号戦車」は偵察用、「3号戦車」は主力戦車、「4号戦車」は支援戦車となっていました
●「3号戦車」は戦車部隊の主力として開発と生産が進められたものの、当初は主砲として「37mm戦車砲」が装備され、主力戦車としては火力不足が否めませんでした
●これを受けて1940年7月からは「42口径 50mm戦車砲」が装備されるようになりましたが、この砲でも強力な装甲を持つ連合軍の戦車には対抗することが難しく、装甲貫通能力の高い「60口径 50mm戦車砲 KwK39」を装備した最初のタイプとして1941年12月から生産が開始されたのが「3号戦車J型」です
●「3号戦車J型」は、北アフリカ戦線においてはその主砲の威力により連合軍将兵から「マーク3 スペシャル」として恐れられ、東部戦線ではソ連軍の「T-34」に苦戦していたドイツ軍にとって欠かせない存在となります
●しかし、この「3号戦車J型」が装備する「60口径 50mm戦車砲 KwK39」を持ってしても、徐々に強力となって行く連合軍戦車に対抗することが難しくなり、大戦中頃には主力戦車の座を大型の主砲を搭載できる「4号戦車」へと譲っています
【 「3号戦車 J型 黒森峰女学園ver. (ガールズ&パンツァー)」のキット内容について 】
●この黒森峰女学園の戦車道チームの「3号戦車J型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ドラゴン/サイバーホビー社のスマートキットとして「3号戦車J型」を再現、細分化されたパーツ構成によりそのディテールの表現に重きを置きながらも、同社のキットとしてはパーツ数が抑えられた内容となっています
●ドラゴン社製「ドイツ 3号戦車 J型 (Pz.Kpfw.3 Ausf.J) (スマートキット/2in1)」をベースとして、履帯をベルト式へと変更、「ガールズ&パンツァー」に登場した車両を再現するために、デカールも新規デカールへと変更したものとなります
●「3号戦車J型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」、左右の「フェンダー」の5ブロックで構成されています
【 砲 塔 】
●「60口径 50mm戦車砲 KwK39」の砲身は、一体成型となっており、スライド式金型により砲口が開口処理されています
・ 同軸機銃は、銃口部分が開口されています
・ 砲尾等も再現され、閉鎖器は開閉状態が選択可能です
・ 防盾は1パーツで構成、左右の視察クラッペは別パーツとなっています
・ 砲身は完成後も上下可動式とすることができます
●砲塔は、上下部と前面板の3分割式で、上部パーツには側面部などが一体成型されています
・ 上部パーツには天板部のネジ穴が表現
・ 砲塔側面のハッチは別パーツとなっており、開閉状態が選択できます
・ 視察クラッペは別パーツで開閉状態が選択可能です
●車長キューポラは砲塔とは別パーツで、上下分割式です
・ 各視察口は個別にパーツ化
・ 車長ハッチは別パーツにより開閉状態が選択可能
【 車体上部 】
●車体上部は、前部、戦闘室、エンジンデッキの3ブロックで構成されています
●前部は1パーツで構成され、トランスミッション点検ハッチは別パーツとなっています
・ 前照灯は、管制スリットが付いた状態となります
●戦闘室の主要部は、4個のパーツの箱組み方式となっています
・ 構成するパーツの内側にはガイド用のパーツが用意され、確実に形状が完成するように工夫されています
・ 側面のクラッペは別パーツとなっています
・ 操縦席の装甲バイザーは2分割式で、開閉状態が選択できます
・ 操縦手の視察ガラスを再現するクリアーパーツが付属
・ 前方機銃は7個のパーツで構成、内部の機関部などが詳細に表現されています
●エンジンデッキ部は、各ハッチ、側面のエンジングリル部は別パーツとなっています
・ オプションパーツとして、エンジングリル部のメッシュを再現するエッチングパーツが付属しています
【 フェンダー 】
●フェンダー部は、フェンダー支持架、後部のマッドフラップが別パーツです
・ フェンダー上の工具類のパーツは、固定具のクランプなどが一体成型されています
【 車体下部 】
●車体下部は、後面を除きバスタブ式の一体成型となっています
・ サスペンションアームは別パーツ、トーションバーもパーツ化しています
・ 車体側面のハッチは別パーツで、開閉状態を選択できます
・ 各転輪及び起動輪は、左右2分割式です
・ 誘導輪は5分割式で、中央部にエッチングパーツを挟み込む構成となっています
【 履 帯 】
●履帯は、接着及び塗装が可能な軟質素材によるベルト式履帯が付属しています
・ センターガイド部の肉抜き穴が開口処理されています
・ 履帯は、表面部に滑り止めパターンのない40cm幅の「3/4号戦車車台」の「中期型」履帯が表現されており、モデルカステン製「3/4号戦車 中期型用履帯 タイプA (可動式)」がこれに対応しています
●操縦手の視察ガラスなどを再現するためのクリアーパーツが付属
●誘導輪の内側、エンジングリルのメッシュなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 塗装とマーキング 】
●「3号戦車J型」のマーキングとして、「ガールズ&パンツァー」仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されており、校章マークなどを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
●「ガールズ&パンツァー」のステッカーが1枚付属しています
●パッケージ側面には、1/35スケールの「黒森峰女学園」のメンバー(「西住まほ」「逸見エリカ」)のイラストがプリントされています
●2013年 内容一部変更 「ガールズ&パンツァー版」新製品