ティーガー 2 黒森峰女学園ver. (ガールズ&パンツァー)
「ティーガー 2 黒森峰女学園ver. (ガールズ&パンツァー) (プラモデル) (プラッツ ガールズ&パンツァー No.GP-012 )」です
●アニメ「ガールズ und パンツァー」に登場、黒森峰女学園の戦車道チームの重戦車「ティーガー2」(「ケーニヒスティーガー」)を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●決勝戦において、重装甲と強力な火力により陣形の先頭に位置してその能力を発揮した「ティーガー2」を再現、長砲身の主砲を装備し、重厚な足周りと平面を基調とした迫力あるフォルムを表現した内容となっています
【 「ガールズ&パンツァー」について 】
●アニメ作品「ガールズ&パンツァー」の世界では、戦車を使用して実戦形式に試合を行うことを「戦車道」と呼び、古式ゆかしき乙女の武芸として広く国民に浸透されているものとなっています
●この「戦車道」に使用する戦車は、第2次世界大戦において登場、もしくは設計された戦車で、その戦車自体の性能が反映されるシステムです
●学校対抗の公式戦では「フラッグ戦」ルールが適用され、基本的に5両~20両(回戦によって車輌数の上限が定められる)から編成される学校チームの中で1車輌を「フラッグ車」として設定、相手の「フラッグ車」を撃破したチームが勝利となります
●黒森峰女学園は、この「戦車道」の名門校であり、その戦車道チームはドイツ軍戦車及び戦闘車両で構成、近年においては隊長として「西住まほ」を迎えています
●「西住まほ」は、戦車道「西住流」の師範「西住しほ」の娘であり、その「西住流」後継者として認知され、国際強化選手としてメディアにも取り上げられる戦車道界のスターとなっています
●この「西住まほ」は、「西住流」として全体の統制を重視した訓練と鋼鉄の意志を持ち、その優れた戦術により同校のチームを先導、公式戦9連覇という偉業を達成しました
●大洗女子学園と対峙した決勝戦において、黒森峰女学園は20両の戦車を投入、偵察任務の「3号戦車J型」と拠点防御用の「マウス」を除く18両で野戦を行っています
●黒森峰女学園はこの野戦において、「パンツァーカイル」という戦闘陣形を取り、大洗女子学園に対して戦いを挑みました
●この「パンツァーカイル」という陣形は、楔状に戦車を配置して各車の死角を補完、戦車での攻撃時に威力を発揮するドイツ軍流の隊形となります
●黒森峰女学園の戦車道チームは、「ティーガー 1」「ティーガー 2」「ヤークトティーガー」「エレファント」「4号駆逐戦車 ラング」「ヤークトパンター」の6車種で「パンツァーカイル」の陣形を構成、「ティーガー2」は2両存在しています
●この2両の「ティーガー2」は、強力な装甲と火力を持つことからその陣形の先頭に位置し、大洗女子学園への攻撃の際に如何なく威力を発揮しました
・ 装甲、火力の点では「ティーガー 2」よりも「ヤークトティーガー」が強力となりますが、旋回砲塔を持つ「ティーガー 2」の方が目標への指向性が高く、攻撃戦闘に適した車両となります
●「ティーガー 2」の1両には、黒森峰女学園の戦車道チームの副隊長「逸見エリカ」が搭乗、彼女の旺盛な攻撃精神と「ティーガー2」の性能によって決勝戦当初において大洗女子学園側は苦しめられます
●しかし、「ティーガー 1」よりも遥かに重い戦車である「ティーガー 2」は機動性能に難があり、逃走する大洗女子学園側の戦車を追う際に足周りが故障してしまうという事態に陥ってしまいました
●ただ、「ティーガー 2」は、戦車道における最強クラスの戦車として、旧式な戦車を装備する大洗女子学園にとって極めて脅威となる存在であり、結局「ティーガー 2」を避けてフラッグ車である「ティーガー 1」を狙う作戦を採ったのでした
●このアニメ作品「ガールズ&パンツァー」は、ただ単に戦車と女子高生との組み合わせというだけの作品ではなく、それぞれの戦車の特徴を活かしながら、各戦車の「動き」を魅力的に描写、それでいて戦車のみに拘るのではなく、ストーリー、キャラクターなども活き活きと描かれ、アニメファンのみならず、戦車に詳しい知識を持つ人にも納得できる内容となっています
●また、制作者サイドは戦車に対しての深い造詣を持ちながら、画像としての戦車を描きたいという強い意志を持って作品を作成、戦車ファンならば頷くようなシーンや、記憶に触れるシーンなどが散りばめられており、アニメ作品に馴染みのない戦車ファンの方もきっと作品に魅入られることでしょう
【 「ティーガー 2」について 】
●ドイツ軍はそれまでの「1号戦車」~「4号戦車」とは異なる重戦車「ティーガー 1」の開発を1941年5月に開始しましたが、その後更に強力な戦車となる「ティーガー2」を計画しました
●この「ティーガー2」は、第2次世界大戦の開戦前から研究されていた重戦車をベースとした「ティーガー 1」に対して、避弾経始を重視したフォルムへと変更、その形状は「ティーガー 1」の発展型というよりも中戦車「パンター」の重戦車版というスタイルとなっています
●「ティーガー2」は、「ティーガー1」の主砲よりも装甲貫通能力に優れた「71口径 88mm戦車砲 KwK43」を搭載、装甲は車体前面が150mm、砲塔前面は180mmという強靭な防御力を持つ、当時としては超重戦車とも言うべき存在でした
●「ティーガー2」は、1944年6月のノルマンディ戦から本格的に戦線に投入、以後はドイツ軍の重戦車の主力となって各戦線で活躍、その強力な火力と防御力は連合軍将兵の恐怖の的となっています
【 「ティーガー 2 黒森峰女学園ver. (ガールズ&パンツァー) 」のキット内容について 】
●この黒森峰女学園の戦車道チームの重戦車「ティーガー2」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ドラゴン/サイバーホビー社のミリタリーモデルの従前のフォーマットに則り重駆逐戦車「ティーガー2」を再現、最近の細分化されたパーツ構成ではなく、ディテール表現を重視しながらも、パーツ分割を控えた内容となっています
●サイバーホビー社製「ドイツ キングタイガー (ヘンシェル砲塔) + ポトー迎撃線 アルデンヌ 1944」をベースとして、フィギュアを省き、「ガールズ&パンツァー」に登場した車両を再現するために、新規デカールへと変更したものとなります
●「ティーガー2」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」「後部パネル」の4ブロックで構成されています
【 砲 塔 】
●「71口径 88mm戦車砲 KwK43」の砲身は、先端部のマズルブレーキも含めて左右分割式となっています
●防盾は、前後分割式のタイプが再現されています
・ 防盾は前後方向に3分割式となっています
・ 防盾先端のボルトを固定するワイヤーがモールドで再現されています
・ 防盾(砲身)は完成後も上下可動とすることができます
●砲塔は、上部、下部、前面部の3分割式となっています
・ 砲塔上部パーツには、各部の溶接跡が表現されています
・ 上部に存在する「Sマイン発射器」は別パーツで、発射口の開閉状態が選択できます
・ 装填手ハッチは別パーツで、開閉状態を選択できます
・ 後部のエスケープハッチは裏側のディテールもパーツ化され、開閉状態が選択可能です
●車長キューポラは砲塔とは別パーツとなっています
・ 車長キューポラは上下2分割式で、下部パーツにはペリスコープが再現されています
・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態を選択できます
【 車体上部 】
●車体上部は、前部フェンダーも含めて一体成型となっています
・ 車体上部には、装甲板の溶接跡などが表現されています
・ 前方機銃のターレットマウント部は別パーツにて再現、車体部分の溝が表現されています
・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツで開閉状態が選択できます
・ エンジングリルの点検ハッチは別パーツです
・ エンジンデッキ前方の手榴弾防止用のメッシュは、枠の部分がプラパーツ、メッシュ自体は軟質素材製(接着は瞬間接着剤を使用します)となります
●サイドフェンダーは最前部以外は一体成型となっています
・ フェンダー上には、フェンダーの取り付け穴、フックが表現されています
【 後部パネル 】
●後部パネルは一体成型となっています
・ 車間表示灯はモールドにて再現
・ 排気管は、下部の部分が前後分割式です
【 車体下部 】
●車体下部はバスタブ式に一体成型されています
・ サスペンションアームは別パーツです
・ 転輪は、車体側の列は列全体で左右分割式、外側の列は個別の左右分割式で、ハブキャップ部分は別パーツとなっています
・ 起動輪は通常型となる9枚歯タイプが付属しています
【 履 帯 】
●履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています
・ 履帯は、「ティーガー2」用の通常型履帯「Gg26/800/300」が再現されており、モデルカステン製「ティーガー 2型 戦車用履帯 (可動式)」がこれに対応しています
・ 予備履帯は、1枚ずつが分割されたパーツとなります
【 塗装とマーキング 】
●「ティーガー2」のマーキングとして、「ガールズ&パンツァー」仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されており、校章マークなどを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
●「ガールズ&パンツァー」のステッカーが1枚付属しています
●パッケージ側面には、1/35スケールの「黒森峰女学園」のメンバー(「西住まほ」「逸見エリカ」)のイラストがプリントされています
●2013年 内容一部変更 「ガールズ&パンツァー版」新製品