ソビエト ZU-23-2 対空機関砲
「ソビエト ZU-23-2 対空機関砲 (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.02348 )」です
●1960年に開発された現用ソ連軍の軽対空機関砲「ZU-23-2」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●軽便な対空火器として現在も世界中で広く使用されている軽対空機関砲「ZU-23-2」を再現、収束式の砲身と折り畳み式のタイヤ、そして簡単な構造の砲架を備えた「ZU-23-2」の特徴的な姿を表現した内容となっています【 「ZU-23-2 対空機関砲」について 】
●1950年代から1960年代にかけて、各国におけるミサイル技術が向上、従来の防空火砲である高射砲、対空機関砲の役割は対空ミサイルに取って代わられるようになります
●この時代は、まさに東西冷戦の真っ只中にあり、西側諸国は在欧アメリカ空軍を中心に据えた航空戦力で有利に立ち、対峙するソ連を始めとする東側諸国は各種対空ミサイルを用いた密度の濃い防空網をひいて航空戦力の不利を補おうとしていました
●しかし、このような対空ミサイルで全ての空域をカバーできる訳ではなく、前線部隊が携行する軽便な対空火器として1960年に開発されたのが「ZU-23-2」です
●この「ZU-23-2」は、「23mm機関砲」を連装式とした対空機関砲で、機動戦に追従できるように折りたたみ式のタイヤを装備、これにより素早い陣地変換が可能となりました
●また、「ZU-23-2」は各部隊に広く配備する必要性からレーダーなどとはリンクさせずに目視、手動で操作する兵器となっており、これは生産コストの低下と、操作員の削減、操作の容易さというような長所を生むこととなりました
●このため、「ZU-23-2」はローテク兵器として世界中で広く運用されるようになり、維持管理の容易さと専門知識がなくても操作できる対空兵器として高い評価を獲得します
●特に、低空で攻撃を行う攻撃ヘリコプターの登場により、このような対空機関砲の存在は重要視されるようになり、「ZU-23-2」自身もベトナム戦争やアフガン内戦などで多大な戦果を上げ、今後も各国で運用が続けられるものと見られています【 「ソビエト ZU-23-2 対空機関砲」のキット内容について 】
●この現用ソ連軍の軽対空機関砲「ZU-23-2」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●細分化したパーツ構成で軽対空機関砲「ZU-23-2」のディテールと、メカニカルな構造を再現した内容となっています
●「ZU-23-2」は、タイヤを上げた「射撃状態」と、タイヤを降ろした「牽引状態」とを選択することができます
●「ZU-23-2 対空機関砲」は、「砲身部」「砲架」「台座」、左右の「弾薬箱」の5ブロックで構成されています
【 砲身部 】
●連装式の各機関砲の砲身は、真鍮製パイプの砲口部、砲身、6パーツで構成される機関部とで構成されています
・ 砲口部の真鍮製パイプはカット加工済みです
・ 砲身下部の揺架は11パーツで構成
・ 揺架は上下可動式とすることが可能で、その動きに合わせて照準器も可動する構造となっています
【 砲 架 】
●砲架は、砲身部を挟み込むようにして組立てます
・ 照準器は支柱部分も含めて18パーツで構成
・ 照準席は、フレーム構造を再現したパーツに、クッション部を取り付ける構成となっています
・ 砲架は嵌め込み式で台座部分に装着します
【 弾薬箱 】
●弾薬箱は固定具部分と一体で再現され、蓋の部分は別パーツです
・ 弾薬箱全体では各7パーツで構成
・ 弾薬箱の前後面部と蓋の部分には、特徴的なプレス式の星マークがモールドされています
【 台 座 】
●台座部分は上下分割式で、接地パッドは別パーツです
・ 牽引装置は4パーツで構成され、上下可動式とすることができます
・ タイヤの支柱部分は射撃状態と牽引状態との選択式です
●タイヤは、ホイール部分とゴムの部分との分割式で、ゴムの部分は軟質素材製となります
【 アクセサリーパーツ 】
●アクセサリーパーツが付属しています
・ 機関砲弾2種 ×各10
・ 車載用の木製の台 ×3
●機関砲各部のディテールを再現するエッチングパーツが付属しています
【 塗装 】
●説明書には「ZU-23-2」のソ連軍仕様となる1種類の塗装例(ダークグリーン)が記載されています
●「ソビエト ZU-23-2 対空機関砲」の完成時のサイズ
・ 全長 : 134mm
・ 全幅 : 54mm
●全150パーツ
●2013年 完全新金型