ドイツ Sd.Kfz 250/1 Ausf.B ノイ 装甲兵員輸送車
「ドイツ Sd.Kfz 250/1 Ausf.B ノイ 装甲兵員輸送車 (プラモデル) (マコ 1/72 AFVキット No.07205 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の軽装甲兵車「Sd.Kfz 250/1」の「後期型車体 (ノイ)」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●主に装甲偵察部隊で使用された「Sd.Kfz 250/1」を再現、その「後期型車体 (ノイ)」として若干アンバランス的な平面で構成されたコンパクトな車体を再現した内容となっています
●「Sd.kfz.250/1」と「Sd.kfz.250/10」とを選択して組み立てることが可能なコンバーチブルキットとなっています【 「Sd.Kfz 250/1」について 】
●ドイツ軍は1935年の再軍備化にあたり、戦車を中心とした戦車師団を攻撃作戦時にその中軸とすることを決定、同師団内の歩兵(装甲擲弾兵)や砲兵などの各兵科の部隊にも戦車部隊に追従する能力を求めました
●特に、戦車部隊に随伴行動を採る歩兵部隊と、その先陣となる偵察部隊には機動性の他に装甲戦闘能力の付加が求められ、歩兵部隊用の装甲兵車「Sd.kfz.251」、偵察部隊用の「Sd.kfz.250」が開発されます
●「3tハーフトラック」の車体をベースとした「Sd.kfz.251」に対して、「Sd.kfz.250」では「1tハーフトラック」の車体をベースとしており、スペースの関係から搭乗できる兵員数は少ないものの、「Sd.kfz.251」と同じエンジンを搭載していたことから機動性能では優れていました
●「Sd.kfz.250」は戦車師団内の装甲偵察大隊を中心にして配備され、その機動性能と装甲化された防御力で活躍、威力偵察や後衛などの任務を行う戦車師団の偵察部隊の活動に大きく貢献しています
●この「Sd.kfz.250」は、1943年10月から生産効率を向上させるためにボディ形状が変更された後期型車体が登場、この後期型車体は「新しい」を表す「ノイ」と呼ばれ、それに対して前期型車体は「古い」を意味する「アルテ」と呼ばれています
●また、「Sd.kfz.250」は指揮車型や迫撃砲搭載車などの各種派生車両が作られており、「Sd.kfz.250/1」は機銃を装備した基本型、「Sd.kfz.250/10」は「37mm対戦車砲 Pak36」を装備した小隊長用の車両となります【 「ドイツ Sd.Kfz 250/1 Ausf.B ノイ 装甲兵員輸送車」のキット内容について 】
●このドイツ軍の軽装甲兵車「Sd.Kfz 250/1」の「後期型車体(ノイ)」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ミニスケールらしい省略が行なわれながらも繊細かつクッキリとしたモールドと細分化されたパーツ構成により、「Sd.Kfz 250/1 後期型車体」をシャープに再現した内容となっています
●キットは、MPM社製「Sd.kfz.250 後期型車体」をベースとして、転輪、履帯、装備品類を再現したMACO社製の新規パーツをパッケージしたものとなります
●機銃を装備した「Sd.kfz.250/1」と、「37mm対戦車砲 Pak36」を装備した「Sd.kfz.250/10」とを選択して組み立てることが可能なコンバーチブルキットです
●「Sd.Kfz 250/1 後期型車体」は、「車体下部」をベースとして、「内部構造」「車体上部」「武装」を積み上げる方式となっています
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式です
・ サスペンションアームは側面パネルに一体成型されています
・ 転輪は、列ごとに一体成型され、外側の転輪は個別にパーツ化
・ 起動輪は左右分割式で、スポークの間が開口処理されています
・ 前輪のステアリングは固定式
●履帯は、プラパーツによるベルト式履帯が付属しています
【 内部構造 】
●内部構造は、「Sd.kfz.250/1」としての操縦席、戦闘室が再現されています
・ 車体内部フロアは、操縦席部分と戦闘室部分との2分割式です
・ 操縦席部分は、メーターパネル、座席、ハンドルなどがパーツ化
・ 戦闘室部分は、ベンチシート、ライフルラック、後部ロッカーなどがパーツ化され、ライフルラックは1丁ずつが分割されたライフルパーツを貼り合わせて再現します
【 車体上部 】
●車体上部は、エンジンルーム天板部より上の部分が一体成型で、これに、側面パネル、前後部パネルを接着する方式となります
・ 前面のクラッペは別パーツです
・ 操縦席上部パネルは別パーツで、「Sd.kfz.250/1」用と「Sd.kfz.250/10」用のパーツが用意されています
・ 後部ドアは別パーツで、開閉状態を選択できます
・ 前照灯は、管制スリットが付いたタイプと通常のタイプ(ガラス部がない状態で凹んでいます)が付属、選択して使用します
●左右のフェンダーは各1パーツで構成されています
・ 車載工具類の一部はフェンダー上にモールドにて再現、シャベル、ツルハシ、ハンマー、ワイターカッターは別パーツです
【 武 装 】
●武装は、「Sd.kfz.250/1」用の機銃(×2)と、「Sd.kfz.250/10」用の「37mm対戦車砲 Pak36」(×1)、機銃(×1)が付属、選択して使用します
・ 前方の機銃は、機銃本体と防盾、後部の機銃は、機銃本体と機銃架で構成されています
・ 「37mm対戦車砲 Pak36」は砲尾を含めた砲身部と、前後分割式の防盾とで構成
【 塗装とマーキング 】
●「Sd.Kfz 250/1 後期型車体」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる6種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マーク、部隊マーク、戦術マーク、車体番号、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●2013年 一部新金型