フランス ラフリー W-15T-CC 6輪対戦車自走砲
「フランス ラフリー W-15T-CC 6輪対戦車自走砲 (プラモデル) (エース 1/72 ミリタリー No.72537 )」です
●第2次世界大戦時におけるフランス軍の装輪式対戦車自走砲「ラフリー W15TCC」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●軍用トラック「ラフリー W15T」をベースとして荷台部分に「47mm対戦車砲 SA M37」を搭載した装輪式対戦車自走砲「ラフリー W15TCC」を再現、車体前部に不整地走行用の補助輪を装備し、装甲化したキャビンを備えた、特異なスタイルを再現した内容となっています
●ACE社製「フランス ラフリー V-15T 砲兵牽引車」をベースに、「ラフリー W15TCC」を再現するため、同社製「フランス 47mm SA mle.1937 対戦車砲」の一部を追加、シャーシ、キャビンなどを新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります
【 「ラフリー W15TCC 対戦車自走砲」について 】
●第2次世界大戦時のフランスは世界有数の陸軍大国で、兵力、装備共に世界トップレベルの規模を持っていました
●このためフランス陸軍は大小様々な火砲を装備しており、機械化が進んでいたことによりこれらの火砲を牽引する車両も多く存在しています
●「ラフリー S15T」は、105mm榴弾砲クラスの火砲を牽引するために開発、生産が行われた中型トラックで、6輪式の足周りに55馬力のガソリンエンジンを搭載していました
・ この「ラフリー」社が生産した車両の多くが車体の前部に不整地走行用の補助輪を装備しており、この流れはフランス軍の影響が大きかったアメリカ軍が開発した「M2/M3ハーフトラック」に見ることができます
・ また、「ラフリー S15T」では車体中央部にも補助輪を装備しています
●「ラフリー W15T」は、この「ラフリー S15T」をベースに車高を低くしたタイプで、この「ラフリー W15T」をベースとした対戦車自走砲が「ラフリー W15TCC」です
●「ラフリー W15TCC」は、荷台部分に「47mm対戦車砲 SA M37」を搭載、砲の防盾を延長する形で装甲板を取り付け、キャビン部分にも簡易な装甲を施していました
●この「ラフリー W15TCC」は約70両を生産、1940年の独仏戦に投入が行われました
●「ラフリー W15TCC」が搭載する「47mm対戦車砲 SA M37」は、当時としては強力な対戦車砲で、その火力を活かして対戦車戦闘に活躍、多くのドイツ戦車を撃破する戦果を挙げています
●フランス軍は機動戦を展開したドイツ軍の前に敗れてしまいましたが、その中にあって「ラフリー W15TCC」はその強力な火力を誇示し、ドイツ戦車隊を震撼させる存在となったのです
【 「フランス ラフリー W-15T-CC 6輪対戦車自走砲」のキット内容について 】
●このフランス軍の装輪式対戦車自走砲「ラフリー W15TCC」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●エース社特有のハンドメイドによる金型加工技術を用いて装輪式対戦車自走砲「ラフリー W15TCC」を再現、レジンキットの感覚に近い独特の風合いと細分化したパーツ構成で、車体の全体像とディテールとを再現した内容となっています
●「ラフリー W15TCC」は、「ボンネット」「荷台及びキャビン」「砲」「シャーシ」の4ブロックで構成しています
【 ボンネット 】
●ボンネットは、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ フロントグリル、側面の排気グリルなどをモールドで再現
・ 前照灯は別パーツ化して再現
・ 側面のフェンダーはそれぞれ一体成型のパーツで再現しています
・ 補助輪は、ホイール部とゴムの部分とに分割したパーツ構成で、ゴムの部分は軟質素材製となります
【 荷台及びキャビン 】
●荷台及びキャビンは、シャーシのフロアパネル上に各パネル箱組み状に貼り付けて作製します
・ フロントウィンド部は枠の部分をパーツ化、この前部に装甲板のパーツを取り付けて作製します
・ 操縦席部分の各座席、レバー類、メーターパネル、ハンドル等を別パーツ化
・ 荷台後部の牽引装置を別パーツ化しています
【 砲 】
●砲は、砲身、砲架、防盾の各ブロックごとに分割して再現しています
●砲身は、砲尾部分も含んで一体成型のパーツで再現しています
・ 砲身上部の駐退複座装置は別パーツとなっています
●砲架は左右に分割したパーツで構成、砲身を挟み込み、円形のベースへと取り付けて作製します
・ 防危板、照準器、操作ハンドルなどを別パーツ化
・ 砲架を車体へと取り付ける台座は一体成型のパーツで再現
●防盾は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 防盾上部に装備する機関銃を別パーツ化しています
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは一体成型のパーツで再現
・ 補助タイヤの車軸はメインフレームパーツに一体成型化して再現しています
・ 前後のデファレンシャルは、それぞれ左右に分割したパーツで再現しています
・ ステアリングは前方に固定した状態となっています
●タイヤ、補助タイヤはホイール部とゴムの部分とに分割したパーツ構成で、ゴムの部分は軟質素材製となります
【 「フランス ラフリー W-15T-CC 6輪対戦車自走砲」の塗装とマーキング 】
●「フランス ラフリー W-15T-CC 六輪対戦車自走砲」のマーキングとして、フランス軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 機動対戦車大隊 第1中隊所属車輌 (1940年)
・ 第55機動対戦車大隊所属車輌 (1940年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています
【 「フランス ラフリー W-15T-CC 6輪対戦車自走砲」のパッケージ内容 】
・ ラフリー W15TCC 装輪式対戦車自走砲 ×1
・ デカールシート×1
・ 組立て説明書×1
●2015年 一部新金型