WW2 アメリカ軍 BAR 銃手
「WW2 アメリカ軍 BAR 銃手 (レジン) (アルパイン 1/35 フィギュア No.AM35169 )」です
●第2次世界大戦時におけるアメリカ軍の歩兵を1/35スケールで再現したレジン製組立てキット
●自動小銃BARの銃身を持ち、肩にかつぎいでリラックスしたポーズとなっています【 「自動小銃 BAR(ブローニングオートマチックライフル)」について 】
●第2次世界大戦におけるアメリカ軍の歩兵部隊が装備する機関銃は、12.7mmという大口径の「M2 重機関銃」と、7.62mm径の「M1919A4 機関銃」という2種が使用されていました
●この「M2 重機関銃」と「M1919A4 機関銃」は、3脚架に装備されている重機関銃方式であり、機動力を求められる攻撃用の支援火器として運用するのは困難でした
●アメリカ軍は、この機関銃体系を補完する火器として自動小銃である「BAR(ブローニングオートマチックライフル)」を採用(最初のタイプは1918年に採用)、軽機関銃代わりに運用しました
●この「BAR」は、20発入りの弾倉を使用するシステムの自動小銃で、他の国の軽機関銃と比べると発射速度や持続発射能力、そして給弾弾数などで見劣りがするのも事実でしたが、アメリカ製兵器らしい機械的信頼性の高さとその造りの軽便さ、そして重量的に取り扱いが容易という特徴を持っていました
●「BAR」は9名で構成される通常の小銃分隊に1丁程度を装備、分隊の主要兵器である「M1 ガーランドライフル」と共となって他の国の分隊と比べて強力な火網を形成、アメリカ軍の物量を象徴する火器にもなりました
・ 太平洋戦争においてアメリカ軍と対峙した日本軍は、「BAR」や「M1 ガーランドライフル」などの自動火器で構成される強力な火力に苦戦、その能力の高さは広く認められていたようです
●この「BAR」がアメリカ軍にもたらした影響は大きく、現在のアメリカ軍でも分隊支援火器として「BAR」の流れを汲む「M240機関銃」を採用、歩兵分隊の火力向上に大きく貢献しています【 「WW2 アメリカ軍 BAR 銃手」のキット内容について 】
●この第2次世界大戦時におけるアメリカ軍歩兵を再現したキットで、若干リラックスした状態で佇んでいるシーンが表現されています
・ 肩に「BAR」を担いだ立ち姿、若干リラックスした状態で佇んでるポーズとなっています
●服装は、「M43野戦服 (M43フィールドジャケット)」を着用、ズボンの裾は外に出した状態で、ヘルメットを被った姿となっています
・ サスペンダーを着用し、「BAR」用のマガジンポーチを6個装着しています
・ この服装は1944年秋以降のアメリカ軍兵士の姿となります
●服の皺の表現はスケールに沿っており、服の質感も演出、ポケットや服の縫い目などのディテールもレジンという特性を活かして繊細かつシャープな彫刻でモールドされています
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕に分割されたオーソドックスなパーツ構成
・ 「BAR」とそれを持つ手とは一体で成型されています
●頭部は、通常の「M1 スチールヘルメット」を被った状態と、「M1 スチールヘルメット」に偽装網を付けた状態の2タイプが付属し、選択して使用することができます
・ 2タイプのフェイスの造りはほぼ同じもので、タバコを咥えている姿となります
・ 両タイプ共にヘルメットの顎紐はヘルメット後部に固定されている状態となっています
・ ヘルメットの内側にはウール製の帽子を被っています
-----------------------------------------------【 「WW2 アメリカ軍 BAR 銃手」のワンポイント 】
●キットは、ミリタリーフィギュアの造形の世界のトップメーカーとして名高い「アルパインミニチュア」のものであり、プロポーション、服の皺と質感表現、そして兵士の顔の造形と表情など高い品質を持ったフィギュアとなっています
●レジンという素材の特性と、型への制約の少なさを利用してフィギュアを作製、原型の良さが極力活かされています