ロシア 装甲列車 アレクサンドル・ネフスキー号 76mm砲搭載
「ロシア 装甲列車 アレクサンドル・ネフスキー号 76mm砲搭載 (プラモデル) (ユニモデル 1/72 AFVキット No.645 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の装甲列車「アレクサンドル・ネフスキー号」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット【 「アレクサンドル・ネフスキー号」について 】
●第2次世界大戦時におけるソ連軍は国内の劣悪な道路事情から鉄道輸送を重視しており、その警戒と維持、敵の掃討任務から数多くの装甲列車を保有していました
●大戦の開始時、ソ連軍は37編成の装甲列車を保有(他に内務省人民委員部所属の装甲列車も存在していた)していましたが、独ソ戦の開始によってそのほとんどがドイツ軍によって破壊もしくは捕獲されています
●このことから、ソ連軍は簡易型の装甲列車「OB-3」の生産を開始、この「OB-3」は「OV装甲機関車」を中心に、戦車などの砲塔を流用した2軸式の装甲貨車を連結する方法が採用されています
●装甲列車「司令官 スヴォーロフ」と「アレクサンドル・ネフスキー」は、この「OB-3」型装甲列車として1942年にウファ市で製造が行われました
●この装甲列車「司令官 スヴォーロフ」と「アレクサンドル・ネフスキー」は、「OV装甲機関車」を中心としてその前後に2両ずつの砲塔付きの装甲貨車が連結されています
●この砲塔付きの装甲貨車は、他の「OB-3」とは異なり、戦車などの砲塔を流用するのではなくポーランド製の「75mm野砲 M1902/22」を装備した独自の砲塔を搭載、それぞれの装甲貨車には副武装として機銃5基も装備、その装甲は15mm~30mmという厚さを持っていました
●1942年夏、装甲列車「アレクサンドル・ネフスキー」は第62軍に編入されてスターリングラード攻防戦に投入、ドイツ第6軍との間で激しい戦いを展開します
●しかし、装甲列車「アレクサンドル・ネフスキー」はドイツ軍の猛攻によって放棄、ドイツ軍に捕獲されてしまいます
●ソ連軍の攻勢、及び包囲によってスターリングラードのドイツ第6軍は1943年2月に降伏、装甲列車「アレクサンドル・ネフスキー」は再びソ連軍の元に戻りました
●その後、装甲列車「アレクサンドル・ネフスキー」は整備の後に第51軍に編入され、再び戦線へと復帰、大戦終結まで第一線で活躍し、終戦後の1946年、装甲列車「アレクサンドル・ネフスキー」は解体、その軍歴に幕を降ろしています【 「ロシア 装甲列車 アレクサンドル・ネフスキー号 76mm砲搭載」のキット内容について 】
●このソ連軍の装甲列車「アレクサンドル・ネフスキー号」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ユニモデル社の装甲列車シリーズのフォーマットに則り装甲列車「アレクサンドル・ネフスキー号」を再現、前後にオリジナルとなる「75mm砲」の砲塔付きの貨車を連結した特異な存在の装甲列車の姿が表現されています
●ユニモデル製「ロシア OB-3 装甲列車牽引 蒸気機関車」をベースに、前後の装甲貨車と線路を追加した内容となっています
●「アレクサンドル・ネフスキー号」は、4両の「75mm砲搭載装甲貨車」、「機関車」「給水車」の6両編成で構成されています
【 75mm砲搭載装甲貨車 】
●「75mm砲搭載装甲貨車」は、砲塔、車体の2ブロックで構成されています
●砲塔は上下分割式です
・ 上面及び前面部には細かなリベットが彫刻されています
・ 装備されている「75mm野砲 M1902/22」の砲身は一体成型となっています
・ 砲身横の装甲ガード、砲塔後部のハッチはエッチングパーツにて再現
●車体は上下分割式となっています
・ 車体には、細かなリベットが表現されています
・ 側面のハッチ、梯子はエッチングパーツにて再現
・ 機銃ポートは凹んだ状態となっており、これに機銃マウントと機銃を取り付けます
・ 上部のハッチは個別にパーツ化
・ 車輪、車軸は別パーツで、回転可動式です
・ 連結装置などがパーツ化、連結部の装甲ガードはエッチングパーツとなります
【 機関車及び給水車 】
●機関車及び給水車はユニモデル社製「ロシア OB-3 装甲列車牽引 蒸気機関車」を参照して下さい
●ハッチ、連結部の装甲ガード、給水車の機銃マウントなどを再現するエッチングパーツが付属
●装甲列車の車体の長さに合わせた線路が付属しています
【 塗装とマーキング 】
●説明書には、「アレクサンドル・ネフスキー号」の1種類の塗装例が記載されており、マーキング指示に基づく車両番号などを再現したデカールが付属しています
●2014年 一部新金型