9K35 ストレラ 10SW 対空ミサイルシステム
「9K35 ストレラ 10SW 対空ミサイルシステム (プラモデル) (SKIF 1/35 AFVモデル No.216 )」です
●「9K35 ストレラ 10SW 対空ミサイルシステム」です
●現用ソ連軍の自走対空ミサイル「9K35 ストレラ-10」(NATO名「SA-13 ゴファー」)を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●装甲兵員輸送車「MT-LB」をベースとして対空ミサイルを装備した「9K35 ストレラ-10」を再現、車体上部から延びるアームに4本のランチャーを装備した独特のフォルムを表現した内容となっています
●スキフ社製「MT-LB 6M1B3 自動グレネードランチャー戦闘車
」をベースに、「9K35 ストレラ-10」を再現するために、砲塔部分を新規パーツとなるミサイルランチャー部へと変更したバリエーションキットとなります【 「9K35 ストレラ-10」について 】
●東西冷戦初期、東側は地上部隊の兵員数では西側を凌駕していましたが、空軍力では圧倒的に不利であり、ソ連軍では空軍力の増強と対空兵器の開発を熱心に行いました
●1950年代後半、ソ連軍では本格的な対空ミサイルの開発に成功、1960年代から遠距離、中距離、近距離のそれぞれのタイプの地対空ミサイルが配備され、濃密な対空網を形成して行きました
●「9K31 ストレラ-1」(NATO名「SA-9 ガスキン」)は地上部隊用の近距離の対空ミサイルとして1960年代後半に登場、ソ連軍だけではなくワルシャワ条約機構軍やアラブ諸国などに広く配備されました
●ただし、この「9K31 ストレラ-1」は装輪式装甲車「BRDM-2」に搭載されたことから、不整地における走破性が低いという欠点を持っていました
●このため、「9K31 ストレラ-1」の後継として、装軌式の装甲兵員輸送車「MT-LB」に同型の対空ミサイルランチャーを搭載、「9K35 ストレラ-10」として制式化されます
●「9K35 ストレラ-10」では、ミサイルランチャーに装備される対空ミサイルとして新型の「9M37」が用意、「9M37」では従来の赤外線ホーミングの他にTVモニター装置などが追加され、その誘導能力が向上、有効射程距離も延長されています
●「9K35 ストレラ-10」は「9K31 ストレラ-1」と同様にソ連軍のみならず親ソ連国に配備、ソ連崩壊後も継続使用が行われ、旧東側諸国の近距離用の対空兵器として広く運用されています【 「9K35 ストレラ 10SW 対空ミサイルシステム」のキット内容について 】
●この自走対空ミサイル「9K35 ストレラ-10」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●東欧系メーカーとして独特の厚みを持つパーツによる構成ながら、車体のエッジはシャープ、独特のプレスライン、ランチャー部分のフレーム構造などが雰囲気良く彫刻され、面構成となる「9K35 ストレラ-10」のフォルムとディテールとを再現した内容となっています
●「9K35 ストレラ-10」は、「ミサイルランチャー部」「車体上部」「後部パネル」「車体下部」の4ブロックで構成されています
【 ミサイルランチャー部 】
●ミサイルランチャー部は、「ベース」「アーム」「フレーム」、4本の「ミサイルランチャー」で構成されています
・ 「ベース」は上下分割式で、これにレーダーパネル、アームの基部などを取り付けます
・ 「ベース」部は左右に旋回させることが可能
・ 「アーム」は、各パネルごとにパーツ化され、箱組みして組み立てます
・ 「フレーム」は上下分割のパーツで構成、レーダーなどは別パーツ化されています
●各「ミサイルランチャー」は、左右及び前後の4つに分割されており、パネル表面には特徴的なフレーム構造が彫刻で再現されています
・ ランチャー内部に内蔵される「ミサイル」も付属しています
・ 車体内部に搭載される予備のミサイルランチャー(×4)もセットされています
【 車体上部 】
●車体上部は、天板後部パネルを除き一体成型のパーツで構成
・ フェンダー前部は別パーツ化されており、マッドフラップはエッチングパーツで再現されています
・ 車体前部ハッチは別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 車体前方の視察口及び装甲板はエッチングパーツで再現され、装甲板は開閉状態が選択できます
・ ライトガードは、上部パネルを含めてエッチングパーツで再現
・ 前部のターレットは1パーツで構成され、ターレットに装備される機関銃が付属
・ 車体中央部左右のグレーチングはエッチングパーツにて再現
【 後部パネル 】
●後部パネルは一体成型のパーツで構成
・ 後部ハッチは別パーツ化されており、開閉状態を選択できます
【 車体下部 】
●車体下部は、各装甲板を貼り合せる箱組み型となっています
・ サスペンションアームは別パーツです
・ 起動輪、誘導輪、転輪は、左右及びハブキャップの3分割のパーツで構成、ハブキャップのみをサスペンションアームに接着することで、可動式とすることが可能です
【 履 帯 】
●履帯は、軟質素材によるベルト式履帯が付属しています
・ 履帯は、片側が2分割式となります
【 車体内部 】
●車体内部も一部再現されています
・ 車体前部の乗員席及び隔壁、操縦手用の操行レバーなどが再現
・ 後部兵員室は、兵員用ベンチシート、燃料タンク類が表現されています
●ライトガード、グレーチング、マッドフラップなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 塗装とマーキング 】
●「9K35 ストレラ-10」のマーキングとして、1種類の塗装例と10種類のマーキング例が説明書に記載されています
・ スロバキア陸軍所属
・ ハンガリー陸軍所属
・ ロシア陸軍所属
・ チェコ陸軍所属
・ ソ連陸軍所属
・ セルビア軍所属
・ 東ドイツ陸軍所属
・ マケドニア陸軍所属
・ ポーランド陸軍所属
●説明書のマーキング例に基づく、国籍マーク、車体番号、部隊マークなどを再現したデカールが付属しています