ソ連 コムソモーレッツ 砲牽引トラクター 後期型 1938年後期型/1940年型
「ソ連 コムソモーレッツ 砲牽引トラクター 後期型 1938年後期型/1940年型 (プラモデル) (ミラーモデルズ 1/35 AFVモデル No.35201 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の軽装甲トラクター「T-20 コムソモーレッツ」の「後期型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●軽火砲を牽引するための装甲トラクター「T-20 コムソモーレッツ」の「後期型」を再現、車体前部に装甲で覆われた操縦席を持ちながらも、後部の兵員用スペースは完全露出式を採用した特徴的な姿を再現しています
●操作性を高めるため機銃マウントを大型化した「後期型」を再現、さらに変更点が機銃マウントの大型化のみとなる「1938年後期型」と、車体の一部に溶接接合が導入されて車体上部のハッチのエッジが丸くなった「1940年型」とを選択して作製することができます
●ミラーモデル社製「ソ連 コムソモーレッツ T-20 砲牽引トラクター 初期型」をベースに、給油トレーラーを省き、「後期型」を再現するために、操縦席の各パネル、ハッチ、機銃マウントなどを新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります
【 「軽装甲トラクター T-20 コムソモーレッツ」について 】
●1925年、イギリスの「ガーデン・ロイド」社は2人乗りの装軌式戦闘車「ガーデンロイド機銃車」を開発、同車は各国の戦車開発に大きな影響を与えま
す
●日本やイタリアなどでは事実上の戦車として発展することになりますが、イギリスやフランスでは牽引車もしくは輸送車両としてこの形態が引き継がれました
●ソ連では、この流れを追従、45mm対戦車砲などの軽火砲を牽引する全装軌式のトラクターとして1936年に開発されたのが「T-20 コムソモーレッツ」です
●この「T-20 コムソモーレッツ」は、車体前部に装甲化された密閉型の操縦室を持ち、固定武装として前方機銃を装備、車体後部は兵員スペースとして中央部に向かって背中合わせ式に6人用のベンチシートが設けられています
●同車は、1937年から1941年の間に約8000両が生産、「45mm対戦車砲」の他に「120mm迫撃砲」などの牽引として広く使用されました
●一方、フィンランド戦のフィンランド軍や独ソ戦でのドイツ軍などはその緒戦において多くの「T-20 コムソモーレッツ」を捕獲、戦車などとは異なり弾薬の供給の心配がなく、小型で汎用性の高い同車は積極的に捕獲使用が行われ、牽引任務などを中心に広く利用されています
●特にドイツ軍では、現地改造によって上部に「37mm砲」を搭載した自走砲タイプも登場、緒戦において捕獲した多数の「T-20 コムソモーレッツ」は同軍の機械化に貢献しています
【 「ソ連 コムソモーレッツ 砲牽引トラクター 後期型 1938年後期型/1940年型」のキット内容について 】
●このソ連軍の軽装甲トラクター「T-20 コムソモーレッツ」の「後期型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●細分化したパーツ構成で「軽装甲トラクター T-20 コムソモーレッツ」のディテール表現に重点をおいて再現した内容となっています
●機銃マウントが大型化された「1938年後期型」と、機銃マウントの大型化と一部溶接接合が用いられ、上部ハッチが丸みを帯びた形状となった「1940年型」とを選択して作製することができます
●「T-20 コムソモーレッツ 後期型」は、「車体下部」「駆動装置」「操縦室部分」「兵員スペース」の4ブロックで構成されています
【 車体下部 】
●車体下部は、箱組み状に各パネルを貼り合せて作製します
・ 左右のフェンダーは、各1パーツで再現されています
・ サスペンションユニットは転輪も含めて11パーツで構成(全4ユニット)
・ 起動輪、転輪、誘導輪は各1パーツで構成、ハブキャップは別パーツとなります
【 駆動装置 】
●エンジン部分は21パーツによって、エンジン本体、ラジエター、ファンベルト、冷却ファン、発電機、クラッチなどが再現
●車内を通る、ドライブシャフト、動力伝達装置、最終減速器などがパーツ化
【 操縦室部分 】
●操縦室部分は、箱組み状に各パネルを貼り合せて作製します
・ 前方機銃のマウントは5パーツで構成
・ 機銃マウントに装備される「DT機関銃」は、機関部も一体成型されており、ドラム式弾倉は別パーツとなっています
・ 上部のハッチは、角形となる「1938年後期型」と、丸みを帯びた形状となる「1940年型」とがセットされており、選択して使用します
・ ハッチは開閉状態を選択することができます
・ 視察ハッチは別パーツで、内部機能も再現されており、開閉状態が選択可能です
●操縦席内部は各座席、変速レバー、メーターパネルなどが再現されています
・ 操行レバー、ペダルなどはエッチングパーツにて再現
【 兵員スペース 】
●兵員スペースは、各パネルを貼り合わせて作製します
・ 左右のベンチシートは4パーツのパネルで構成
・ シートに装着するクッションを再現したパーツが付属、装着の有無を選択できます
●車体後部は、エンジングリル部と後部パネルとで構成され、これに3枚で構成されたエンジングリルカバーを取り付けます
【 履 帯 】
●履帯は、1枚ずつが分割された接着連結式履帯が付属しています
・ 履帯は、肉抜き穴が開いた裏側のガイドが2枚となるシングルピン式履帯が再現されています
●操行レバー、各種ペダル、エンジングリル部分のディテールなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 「T-20 コムソモーレッツ 後期型」の塗装とマーキング 】
●「T-20 コムソモーレッツ 後期型」のマーキングとして、2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ ドイツ軍捕獲車両
・ フィンランド軍捕獲車両
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車台番号などを再現したデカールが付属しています
【 「ソ連 コムソモーレッツ 砲牽引トラクター 後期型 1938年後期型/1940年型」のパッケージ内容 】
・ ソ連軍 軽装甲トラクター T-20 コムソモーレッツ 後期型 ×1
・ デカールシート ×1
●2014年 一部新金型